新刊絵本及び児童絵本賞は、異文化コラボレーションの促進及びより多くの
アジア児童が文学作品と触れ合う機会を提供/ゲンティン・シンガポールが協賛
シンガポール(2016年5月26日)=本日、アジア児童コンテンツ・フェスティバル(以下、「AFCC」という)ジャパンナイトの場で、シンガポール国立図書開発評議会(以下、「NBDCS」という)とゲンティン・シンガポールは共同で、新刊日英バイリンガル児童絵本二冊の発表とゲンティン・シンガポール・アジア児童図書賞(以下、「ACBA」という)の立ち上げを行った。日本・シンガポール外交関係樹立50周年記念行事であるジャパンナイトは、今回のテーマ国である日本の児童コンテンツにスポットを当てた活動のクライマックスイベント。
NBDCSのラス・ラマチャンドラン事務局長は、「この新刊日英バイリンガル絵本とACBAは、シンガポール及びアジア全体における文筆、読書、口承文学、出版を促進させるためのNBDCSの更なる努力の一環。この様な我々の活動の重要性に賛同し活動支援を頂いたゲンティン・シンガポールを初めとするパートナーに感謝の意を表します。 我々は、この様な新たな試みがアジアの新進そして既に名声のあるコンテンツ・クリエーターを刺激し、アジア人固有の見聞を紹介する作品をより多く創出して欲しいと思っております」と話した。
ゲンティン・シンガポールのタン・ヒーテック代表取締役社長は、「ゲンティン・シンガポールのアジアにおける教育と人材開発への取り組みの一環としてAFCC2016のスペシャルパートナーであることを光栄に思っております。子供たちの読書への興味を醸成し、アジアの文才を育む機会を提供できることを嬉しく思っております。アジア初の児童図書賞であるゲンティン・シンガポール・AFCCアジア児童図書賞の協賛会社として、アジアの作家、イラストレーター、翻訳者育成のため、先頭に立って活動し、児童書とコンテンツの創出そしてそれらの認識が深めるように後押して参ります。我々が協賛会社として参画した新刊日英バイリンガル絵本によって、これから先、更なる異文化交流の道筋がつき、アジアにおける絵本に対する認識が深まると思っております」と話した。
■新刊日英バイリンガル児童絵本:日本とシンガポール両国の作家、イラストレーター、翻訳者のコラボレーション
ゲンティン・シンガポールが協賛する2冊の日英バイリンガル絵本「ベンジーとユミのおりがみ」と「テーブルがおかのモンスターの日」は、日本とシンガポールの作家、イラストレーター、翻訳者による9~10ヶ月間に及ぶ史上初の共同作業の賜物。両国の文学分野でのコラボレーションがより強固なものになった。
この新たに公開された文学作品では、楽しい修辞表現を通して友情の意味の追求が描かれている。「ベンジーとユミのおりがみ」では、子供のベンジーが隣に引越してきたユミから、おりがみの折り方をたくさん教えてもらう。「テーブルがおかのモンスターの日」では、フォーキーの好奇心のお陰でたくさんの新しい友達が出来る。(絵本に関する詳細は、添付資料Aを参照)
■アジアの作家、イラストレーター、翻訳者を表彰するACBA
アジアをテーマとした児童文学やコンテンツを称える場であるAFCCの場で、NBDCSとゲンティン・シンガポールは共同で、ACBAの立ち上げを行いました。また、初受賞者の表彰は、AFCC2017で行われます。同賞は、アジア50ヶ国を対象に、アジア人作家による、アジアの出版社によって発刊された、翻訳を含む最優秀絵本を表彰することを目的とします。最優秀作品には、作家、イラストレーター、翻訳者のそれぞれに対し1万シンガポールドルずつ、つまり合計3万シンガポールドルの賞金が授与されます。
この新たに立ち上げられたアジア最大の児童図書賞は、発刊済み児童書を対象とした業界唯一の表彰の場。また、作家、イラストレーター、翻訳者を同等に表彰する初めての試みであり、各専門家同士のコラボレーションを更に促進する意味がある。また翻訳に重点を置くACBAによって、アジアの児童図書がもっと多くの言語に翻訳、出版されることを促し、それによってそれらの児童図書がより多くのアジアの国々そして世界に届けばという願いが込められている。(同賞に関する詳細は、添付資料Bを参照)
■他の日本の児童コンテンツを称えるテーマ国関連活動
▼“日本の絵本の歴史:「絵因果経」から「14ひきのシリーズ」まで”展示会
日本・シンガポール外交関係樹立50周年を記念して、NBDCSとちひろ美術館は共同で、“日本の絵本の歴史:「絵因果経」から「14ひきのシリーズ」まで”展示会を企画。この展示会では、素晴らしい日本の絵本の世界や過去1300年にも及ぶ物語文学の豊富な歴史に触れることが出来る。
また、赤羽末吉、茂田井武、瀬川康男、長新太、いわさきちひろ、いわむらかずお、という著名芸術家6名の芸術作品を特別展示。“日本の絵本の歴史:「絵因果経」から「14ひきのシリーズ」まで”展示会は、5月24日から7月10日まで毎日、シンガポール国立図書館7階プロムナードで開催。
▼テーマ国関連カンファレンスセッション
5月25日から29日まで、日本の作家、翻訳者、イラストレーター、コンテンツ分野専門家20名による、読書推奨、日本の児童文学の歴史、子供向け図書の出版に関する経験等の発表会を開催。ちひろ美術館の竹迫祐子や日本人作家・イラストレーターである、いわむらかずお、等の著名人から直接話しを聞くことが出来る。
また、5月27日午後6時30分から7時30分まで、児童文学関連レクチャーとして、さくまゆみこ、による「日本の児童図書:現在と将来」を開催。AFCC2016の詳細は、公式ウェブサイト(
http://afcc.com.sg/ )を御覧ください。また、フェスティバルに関する最新情報は、フェイスブック(
https://www.facebook.com/afccsingapore )や
インスタグラム(
https://www.instagram.com/afccsg/ )にてAFCCをフォローして下さい。
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■アジア児童コンテンツ・フェスティバルについて
アジア児童コンテンツ・フェスティバル(AFCC)2016は、アジアをテーマとした児童図書やコンテンツを称える場、そしてそれらの更なる創出、認識を深める場となるシンガポール国立図書開発評議会(NBDCS)の旗艦イベント。
2016年、シンガポール国立図書館で行われる5日間のフェスティバルでは、セミナー、カンファレンス、パネルディスカッション、ワークショップ、マスタークラスを含む140の有料セッションや新刊発表、言語関連プログラムそしてAFCCブックフェアーを含む多数の無料一般アクティビティーを行う。
AFCC2016では、スピーカーとして、シンガポールを含む世界14カ国からの116名の作家、イラストレーター、教育専門家、出版社、メディア専門家に注目。(14カ国:シンガポール、日本、オーストラリア、マレーシア、香港、フィリピン、ニュージーランド、ドイツ、アイルランド、イラン、インドネシア、ガーナ、イングランド、アメリカ)
AFCC2016のテーマ国は日本。カントリーパートナーは、国際子ども図書館と国立国会図書館。スペシャルパートナーは、ゲンティン・シンガポール。AFCC2016のサポーティングパートナーは、ちひろ美術館、日本書籍出版協会、女子美術大学。
詳細は、( www.afcc.com.sg )を御参照下さい。
■シンガポール国立図書開発評議会(NBDCS)について
シンガポール国立図書開発評議会(NBDCS)は、1968年に設立された非営利慈善組織。アジア児童コンテンツ・フェスティバルやAll In! Young Writers Festival等、多様なプログラムやフェスティバルを通じて、口承文学、読書、文筆、出版を推奨促進。またシンガポール国内で出版された作品を対象にSingapore Literature PrizeやHedwig Anuar Children’s Book Award、未出版の作品を対象としたScholastic Asian Book AwardやScholastic Picture Book Award 等、毎年もしくは2年ごとに多数の賞を授与。
同トレーニング部門であるAcademy of Literary Arts and Publishing (ALAP)も、通年で出版関連及び文芸専門コースやワークショップを実施。
詳細は、( www.bookcouncil.sg )を御参照下さい。
<ゲンティン・シンガポールについて>
ゲンティン・シンガポールと同グループ会社は、
30年近くの間、オーストラリア、バハマ、マレーシア、フィリピン、シンガポール、
英国におけるゲーミング及び統合型リゾートを先頭に立って開発。
ゲンティン・シンガポールの代表的施設リゾート・ワールド・セントーサは、
シンガポール初の統合型リゾートで、
東南アジア最大級の本格的統合型デスティネーションリゾートの1つ。
現在、韓国済州島にて統合型リゾート、リゾート・ワールド・チェジュを建設中。
2017年より段階的に開園。
ゲンティン・シンガポールはシンガポール取引所メインボードに上場するトップ企業の1社。
詳細は、( www.gentingsingapore.com )を御参照下さい。