金沢大学が社会人向け地域再生人材養成プログラム「能登里山里海マイスター」育成プログラムの受講生募集を開始

金沢大学は社会人向け高度人材養成プログラム「能登里山里海マイスター」の受講生募集を開始した。プログラムでは、里山里海の豊かな資源を活かして能登の地域課題に取り組む人材、自然と共生する持続可能な地域社会モデルを世界に発信する人材など、能登の再活性化を担う若手人材の育成を目指す。応募は3月31日(木)(消印有効)まで。なお、平成28年度にはこれまで実施されてきた本科に加え、インターネットで受講できる「遠隔教育科」(日本語・英語)を新設予定。


 金沢大学は、能登半島の先端に位置する石川県珠洲市で「地域づくりは人づくりから。自然と共生できる地域社会モデルを提案し、リーダーを育てる」との考えのもと、社会人を対象に「能登里山里海マイスター」育成プログラムを実施している。これは、次世代のリーダーとなる45歳以下の社会人を対象に、地域課題に取り組む人材、自然と共生する持続可能な能登の社会モデルを世界に発信する人材の育成を行うもの。平成19年度より石川県および奥能登の4市町(珠洲市、輪島市、穴水町、能登町)の協力を得て前身の「能登里山マイスター」育成プログラムを始め、これまでに県外からの移住者41名を含む196名が受講。128名が修了し、学んだ知識を植林事業や農業、特産品を使った新商品の開発などに生かしている。平成27年度には同事業の成果が評価され、地域での持続的社会構築の先進的取り組みに送られる第三回プラチナ大賞(総務大臣賞)を珠洲市が受賞した。

 「能登里山里海マイスター」では、講師に同大ほか大学教員、企業や地域づくりNPOの代表らが登壇し、地域づくりのノウハウを学ぶことができる。講義は毎回グループディスカッションを取り入れ、レポートの提出を課す。実習では、農林漁業や地域づくりのリーダーによる指導、現場主義のカリキュラムを提供。先進事例調査実習では、県外の地域づくりの先進地を取材し、報告会にて成果を共有する。卒業課題研究は担任制で指導にあたり、成果報告に基づき審査する。
 カリキュラム修了者には同大学長から「能登里山里海マイスター」の称号が認定される。

 平成28年度からは本科に加え、ICTを活用した「遠隔教育科」(日本語及び英語)を設置し、インターネットを通じて講義を提供する。これにより、広く国内外の受講者に対して、世界言語となっている「SATOYAMA SATOUMI」を学ぶ機会を提供する。

◆受講生募集要項[本科]
【募集人員】30名
【養成対象】以下の目標を持ち、能登の里山里海の活性化を目指す人。
・能登の里山里海の自然や文化を学びたい
・能登の里山里海の地域課題に取り組みたい
・能登の里山里海を活用する仕事に取り組みたい
 カリキュラムをすべて受講する意思があり、原則として45歳以下を対象とする。電子メール(PCもしくは携帯)を利用可能であることが望ましい。
【受講料】20,000円(別途、実習旅費等の自己負担あり)
【受講期間】平成28年4月~平成29年3月の一年間、隔週土曜日(9:30~16:30)
【受講場所】金沢大学能登学舎 一部の科目は、金沢大学珠洲サテライト等。
【応募期間】平成28年2月29日~3月31日
【受講生の特典】所定の単位を取得し、卒業課題研究(卒業論文)の審査に合格した方には、金沢大学から「能登里山里海マイスター」の称号を認定する。連携する農業者、自治体(珠洲市をはじめとする能登地域の自治体)等の支援ネットワークから移住・就農・起業等の支援を受け、企業や農業法人等で働きながら学ぶことも可能。
【選考方法】書類審査、面接
【提出書類】履歴書(顔写真貼付)、応募動機と今後の抱負(様式自由、800字程度)
【説明会】
3月18日(金)19:00~20:00 七尾市(七尾市役所)
3月19日(土)14:00~15:00 能登町(コンセールのと)
3月24日(木)19:00~20:00 金沢市(リファーレ4階 JICA北陸)
3月25日(金)19:00~20:00 東京(金沢大学東京事務所)
3月26日(土)14:00~15:00 珠洲市(珠洲市役所前、金沢大学珠洲サテライト)

◆遠隔教育科(日本語)の実施概要
【募集人員】20名 大学生(総合科目履修者)は別途募集
【養成対象】上記の目標を持つ社会人(年齢不問)、大学生、高校生など。
【受講料】10,000円(別途、実習旅費等の自己負担あり)
【受講期間】一年間、毎月1~2回(各回3時間)講義を配信(全10回程度)。実習は休日等を活用して2日間程度で実施。
【申込期間】後日発表(4月以降)
【申込方法】定員に達し次第締切(6月開講予定)
【大学生への単位認定】「里山体験実習」および「里海体験実習」は、総合科目(シティカレッジ開講科目)の取得単位としても認定する。
【プログラムの詳細】
 講義はオンラインにより提供し、レポートの提出を課す。また、里山/里海体験実習として、それぞれ2日間程度の現地実習を実施する。受講者には担当のチューターを配置し、eメール等によりサポートする(希望者には能登学舎での講義・実習の受講も認める)。修了時には各講義において課されるレポートおよび小論文に基づき「聴講証明書」を授与する。

◆遠隔教育科(英語)の実施概要
 金沢大学が開講する、J-MOOC講座「Living in Harmony with Nature:Satoyama and Satoumi in Japan and World (自然と共生する生き方:日本と世界の里山・里海)を活用して、能登半島での里山・里海やフィリピン・ルソン島での棚田での自然と共生する地域づくり,里山をめぐる課題とその背後に広がる未来の可能性や,草の根のグローバルな連携について学ぶ。
オンライン講義(JMOOC)等の聴講のほか、能登での里山・里海体験実習を行い、レポートの提出を課す。開講時期や申込方法等は後日発表予定。

●金沢大学「能登里山里海マイスター」育成プログラム
 http://www.crc.kanazawa-u.ac.jp/meister/

▼本件に関する問い合わせ先・書類提出先
【能登里山里海マイスター育成プログラムに関すること】
 〒927-1462 石川県珠洲市三崎町小泊33-7 金沢大学能登学舎
 「能登里山里海マイスター」育成プログラム受講生募集係
 Tel: 0768-88-2568
 Fax: 0768-88-2899
 E-mail: meister@adm.kanazawa-u.ac.jp
【広報担当】
 〒920-1192 石川県金沢市角間町
 金沢大学総務部広報室 本庄
 Tel: 0762-64-5024
 Fax: 0762-34-4014
 E-mail: koho@adm.kanazawa-u.ac.jp

【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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組織名
金沢大学
ホームページ
http://www.kanazawa-u.ac.jp/
代表者
山崎 光悦
上場
所在地
〒920-1192 石川県金沢市角間町

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