東京工芸大学のゑ藤隆弘准教授が「第60回日本サインデザイン賞」で金賞・銀賞・銅賞の3賞を受賞 ― 銀賞受賞作は吉泉聡賞にも選出

東京工芸大学(学長:吉野弘章)芸術学部(東京都中野区)デザイン学科のゑ藤隆弘准教授は、9月8日に発表された「第60回日本サインデザイン賞」(主催:公益社団法人日本サインデザイン協会(SDA))において、金賞、銀賞、銅賞の3賞を受賞した。同賞は日本で唯一のサインデザインを対象としたコンペティションで、サインデザイン作品の普及と啓発を目的として実施されているもの。なお、ゑ藤准教授の銀賞受賞作「Funamoto Dental Clinic」は、招待審査員賞の「吉泉聡賞」にも選出された。


 サインデザイン(Sign Design)とは、複雑化する身の回りの環境を、より分かりやすく魅力的にするために、「人に伝える情報」を整え、かたちづくる創造行為。日本サインデザイン賞は1966年から続くアワードで、優れたサインデザイン作品を広く社会にアピールすることにより、その普及と啓発を図っている。
 第60回となる同賞には、282作品(作品画像数2,911枚、映像数41点)の応募があり、9月8日に結果が発表。金賞に4作品、銀賞に15作品、銅賞に30作品が選ばれた。
 ゑ藤准教授は「TOPPAN GATEWAY」で金賞、「Funamoto Dental Clinic」で銀賞、「TOPPA!!! STUDIO」で銅賞を受賞。さらに、「Funamoto Dental Clinic」は、招待審査員によって選出される吉泉聡賞も受賞している。

■ゑ藤隆弘准教授 コメント

【受賞について】
 受賞した3作品は、いずれも多くの方々と協働しながら、長い時間をかけてつくり上げてきたプロジェクトです。このような評価をいただけたことを、とても嬉しく思います。
 空間や環境に関わるグラフィックデザインは、大学の授業ではなかなか扱いきれず、学生にとっても身近ではない領域かもしれません。グラフィックデザインやタイポグラフィの能力はもちろん、素材やサイズ、身体の動き、建築空間との関係など、検討すべき要素が多く、難しさのある領域です。一方で、画面の中だけでは完結しないデザインだからこそ、AI時代においてますます面白くなる領域だと考えています。この面白さを少しでも学生に伝えていきたいです。

【金賞「TOPPAN GATEWAY」について】
 金賞を受賞した「TOPPAN GATEWAY」は、TOPPANの企業像を伝え、社会価値を共創するショールームです。創業技術であるエルヘート凸版法の細密彫刻から着想した「細紋」を、空間全体の共通要素として展開しました。細紋は、導入部のモノクロームから5つのコアテクノロジーを示す色彩へと変化し、それらが混ざり合うパーパスエリアへと続きます。印刷の原点から未来へとつながる、一貫したビジュアルアイデンティティと空間体験を目指して制作しました。

【銀賞「Funamoto Dental Clinic」について】
 銀賞を受賞した「Funamoto Dental Clinic」は、石川県内灘町にある歯科医院です。日本海からの風や三角形の敷地条件から生まれた建築は、4つの屋根が連なり、まちの風景に穏やかなリズムをつくっています。この建築と自然に響き合うサインを目指しました。ロゴは、ファサードの透過性を保ちながら視認性を確保するため、大きく細い形状としました。診察室番号やピクトグラムも細いラインを基調に造形し、サイン全体をおおらか、かつ繊細な佇まいに整えています。

【銅賞「TOPPA!!! STUDIO」について】
 銅賞を受賞した「TOPPA!!! STUDIO」は、TOPPANの技術や知見をつなぎ、クライアントと新しい価値を考える共創拠点です。頭文字の「T」を、さまざまな要素をつなぐジョイントに見立て、サインへ展開しました。発光するロゴや映像などのデジタル表現に対し、パンチングメタルのサインや床サインには素材感や施工の跡を残しています。デジタルとリアル、情報とものづくりが交わる場の熱気や、何かが始まる期待感を表現しています。

■ゑ藤隆弘准教授 プロフィール
 多摩美術大学大学院博士後期課程修了後、佐藤晃一デザイン室、廣村デザイン事務所を経て、2016年 STUDY LLC.を設立。2018年に東京工芸大学に就任。芸術学部デザイン学科に籍を置き、ビジュアルコミュニケーションを用いた魅力的な表現探求や適切な情報伝達・視覚化を演習や講義を通して指導している。研究面では、グラフィックデザイン固有の思考や表現を空間や環境へと展開することを実践している。
 これまでに、「ラハティ国際ポスタートリエンナーレ2025」でグランプリを受賞したほか、「A´Design Award & Competition」で部門最高賞を受賞するなど、国内外のデザインコンペティションでも数多くの賞を受賞している。

○日本サインデザイン賞
 https://sda-award.org/

(関連記事)
・東京工芸大学芸術学部のゑ藤隆弘准教授が世界五大ポスターコンペティション「ラハティ国際ポスタートリエンナーレ2025」でグランプリを受賞 ― グランプリ連覇は初 ―(2025.06.13)
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・東京工芸大学 ゑ藤隆弘 准教授が「日本サインデザイン賞」で金賞を受賞 — 「SHISEIDO BEAUTY SITE サイン計画」 —(2022.10.25)
 https://www.u-presscenter.jp/article/31168

・世界最大級のデザインコンペ「A´Design Award and Competition」部門最高賞は東京工芸大学 ゑ藤隆弘 准教授 — 3種の書体で心身の「変化」を導く–(2022.06.10)
 https://www.u-presscenter.jp/article/33957

▼本件に関する問い合わせ先
学校法人東京工芸大学 総務・企画課 広報担当
TEL:03-5371-2741
メール: university.pr@office.t-kougei.ac.jp

【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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