急増するフィッシング攻撃への備えとして、SMBCサイバーフロント顧客を中心に、中堅・中小企業の人的セキュリティ対策を支援
株式会社チェンジホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役兼執行役員社長:福留 大士)の子会社で、サイバーセキュリティ事業を推進する中間持株会社であるサイリーグホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:福留 大士、以下「サイリーグHD」)は、AIを活用した実践型サイバーセキュリティ訓練プラットフォームを提供するAironWorks株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:寺田 彼日、以下「AironWorks」)が提供する標的型攻撃メール訓練サービスを活用し、中堅・中小企業向けの専用パッケージとして提供を開始します。
本パッケージは、SMBCサイバーフロント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:青木 泰憲、以下「SMBCサイバーフロント」)の顧客企業を中心に提供します。サイリーグHDは、AironWorksとの契約に基づき、同社のAIを活用した標的型攻撃メール訓練サービスをもとに、セキュリティ専任人材が限られる中堅・中小企業でも導入しやすいパッケージを設定しました。
SMBCサイバーフロントは、株式会社三井住友フィナンシャルグループ、MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社、サイリーグHD、イー・ガーディアン株式会社が設立した合弁会社で、中堅・中小企業に対する実効性のあるセキュリティ支援を行っています。サイリーグHDは本パッケージの提供を通じて、SMBCサイバーフロントと連携し、巧妙化・増加する標的型攻撃メールやフィッシング攻撃への備えとして、中堅・中小企業における人的セキュリティ対策の強化を支援してまいります。
■AIが“開いてしまう”攻撃メールを自動生成するセキュリティ訓練
AironWorksは、AIを活用した実践型セキュリティ訓練プラットフォームです。リアルタイムの脅威トレンドや企業の公開情報、従業員ごとの属性をもとに、思わず開封してしまうような攻撃メールをAIが自動生成。これにより、形式的な訓練にとどまらず、継続的に効果が得られる実践的な訓練を実現します。同時に、対象者の抽出から配信、レポート作成までを自動化することで、情報システム部門の運用負荷を大幅に軽減できます。さらに、組織の実情に応じた訓練設計や改善活動までを支援し、従業員の行動変容と組織全体のセキュリティレベル向上に貢献します。
■SMBCサイバーフロントの顧客を中心に、導入しやすいパッケージとして提供
今回の協業では、サイリーグHDがAironWorksとのパートナーシップによって、SMBCサイバーフロントの顧客を中心に、中堅・中小企業が導入しやすい標的型攻撃メール訓練パッケージを提供します。標的型攻撃メール訓練の実施に必要な基本機能に加え、訓練結果を可視化するレポート機能や改善活動につなげる教育コンテンツの配信などを組み合わせ、セキュリティ専任人材が限られる企業でも、継続的かつ実践的な訓練に取り組みやすい構成としています。
サイリーグHDは、SMBCサイバーフロントと連携し、顧客企業の課題や体制に応じて、標的型攻撃メール訓練をはじめとした人的セキュリティ対策の導入を支援します。また、必要に応じて、インシデント対応支援、セキュリティ研修、各種アセスメントなど、サイリーグHDグループおよびパートナー各社のサービスと組み合わせることで、企業のサイバーレジリエンス強化を総合的に支援してまいります。
■背景:巧妙化する標的型攻撃メールと、従業員訓練の重要性
近年、サイバー攻撃はますます巧妙化しており、従業員を狙った標的型攻撃メールやフィッシングメールは、多くの企業にとって重要なリスクの一つとなっています。2024年の国内フィッシング報告件数は過去最多の171万8,036件(前年比約1.44倍)に達しており、全世界の新種メール攻撃のうち日本を標的としたものは90.7%(2025年7月観測)に上ります※2。生成AIの普及により攻撃メールの文章や誘導手口も自然かつ精巧になった今、従来のような「不審なメールを見分ける」だけの対策では十分とは言えない状況になっています。
特に中堅・中小企業においては、専任のセキュリティ担当者や教育担当者が限られる中で、従業員一人ひとりのセキュリティ意識を継続的に高めることが求められています。全国の中小企業4,191社を対象とした調査では、直近3期でセキュリティ投資を「行っていない」と回答した企業が62.6%に上り、サイバーインシデントの被害を受けた中小企業の約7割が取引先にも影響を及ぼすなどサプライチェーン全体へのリスクが顕在化しています※3。一方で、標的型攻撃メール訓練の企画・配信・結果集計・フォローアップ教育には一定の工数がかかるため、継続的な実施が難しいという課題もありました。
人的セキュリティ対策の強化は、もはや大企業だけの課題ではありません。こうした背景から、サイリーグHDはAironWorksとの協業を通じて、中堅・中小企業向けに実践的な標的型攻撃メール訓練パッケージの提供を開始します。
※1 フィッシング対策協議会「フィッシングレポート2025」(2025年)
※2 日本プルーフポイント「日本が今、最も狙われている【続編】-プルーフポイントのデータからみる生成AI時代のメール脅威と対策」(2025年)
※3 IPA(情報処理推進機構)「2024年度 中小企業における情報セキュリティ対策に関する実態調査」(2025年)
■今後の展開
サイリーグHDは、今回のAironWorksとの協業を通じて、標的型攻撃メール訓練をより多くの企業に届けるとともに、SMBCサイバーフロントの顧客基盤に対して、実効性のあるセキュリティ対策の提供を強化してまいります。
今後もサイリーグHDは、グループ会社および外部パートナーとの連携を通じて、サイバー攻撃の予防、検知、対応、復旧までを支えるサービスラインアップを拡充し、日本の企業・組織のサイバーセキュリティ向上に貢献してまいります。
■サイリーグホールディングス株式会社について
サイリーグホールディングス株式会社は、株式会社チェンジホールディングスの子会社で、日本の企業や組織のサイバーセキュリティを高めることを使命とする持株会社です。M&A、業務提携、自社サービスの開発を通じて、ITインフラやネットワークの安全性を確保しつつ、事業の成長と発展を支えます。
「リーグ(League)」の精神のもと、グループ企業やパートナーと切磋琢磨し、日本のサイバーセキュリティ業界を牽引します。セキュリティ人材育成にも注力し、企業が抱えるサイバー脅威に迅速に対応できる体制を構築。デジタル社会の安心・安全に貢献する総合的なサイバーセキュリティ企業を目指します。
商号 サイリーグホールディングス株式会社
所在地 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-17-1 TOKYU REIT 虎ノ門ビル6階
設立 2023年12月
代表取締役 福留 大士
事業内容 サイバーセキュリティ事業及びデジタル・トランスフォーメーション関連事業並びにそれらを行う会社の株式保有、事業活動の支援及び管理
Webサイト
https://www.cyleague.jp/
■AironWorks株式会社について
AironWorks株式会社は、AIを活用した実践型サイバーセキュリティ訓練プラットフォームを提供する企業です。標的型攻撃メール訓練をはじめ、従業員のセキュリティ意識向上と組織全体の防御力強化を支援するサービスを展開しています。
商号 AironWorks株式会社
所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂5丁目2−33 IsaI AkasakA
設立 2021年8月
代表取締役 寺田 彼日
事業内容 サイバーセキュリティサービスの企画、設計、開発、運用、教育、コンサルティングなど
Webサイト
https://jp.aironworks.com/
■SMBCサイバーフロント株式会社について
SMBCサイバーフロントは、株式会社三井住友フィナンシャルグループ、三井住友海上火災保険株式会社、サイリーグホールディングス株式会社、イー・ガーディアン株式会社が 2025 年 2 月に設立した合弁会社で、主に日本国内の中堅・中小企業のお客さまを対象に、中長期目線での定期的なコンサルティングサービスを通じて、お客さまに伴走するサイバーセキュリティ対策支援を行い、その過程で顕在化したお客さまの具体的な課題に対して、適切なソリューション提案を実施している企業です。
商号 SMBCサイバーフロント株式会社
所在地 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町二丁目2番地1
設立 2025年2月
代表取締役 青木 泰憲
事業内容 サイバーセキュリティ対策コンサルティング等
Webサイト
https://www.smbc-cyberfront.co.jp/