2015年9月1日、東京及びインド・ムンバイ発-タタコンサルタンシーサービシズ (本社:インド・ムンバイ、以下「TCS」)は、本日、インドのマハラシュトラ州プネ市のTCSサヒャドリパーク内に、日本企業向けの専用デリバリーセンター(ジャパン セントリック デリバリーセンター、以下「JDC」)を開設し、本格始動したことを発表しました。本センターは、TCSが日本市場における戦略的な拡大を狙い2014年に三菱商事株式会社との合弁によって設立した2,400人超を擁する同社日本拠点が提供してきたデリバリー体制をさらに磐石なものにします。
JDCの開設を通じて、仕事の進め方や言語が異なるといった障壁を取り除き、要求レベルが高いと言われる日本企業にも対応できる体制を充実していきます。そのため、業務経験豊かな日本人社員が中心となって日本基準のサービスレベルをJDC全体に普及、浸透させていきます。
JDC内には “ 光アカデミー”と称する研修施設を設置し、日本語だけでなく日本文化やビジネスマナー等についても専任者を置いて教育、研修を行います。更に、インドで日本語履修学生数が最も多いプネ周辺地域の大学と共同で、光アカデミー専用のカリキュラムも開発しています。
TCSのCEO N .チャンドラセカランはJDCの重要性について、次のように述べています。「本センターの開設は、われわれの継続的な日本市場へのコミットメントと投資の表れです。われわれの日本でのケイパビリティとTCSグローバルの強みを融合させたモデルが、日本のお客さまとのパートナーシップにより、テクノロジー主導の革新的な成果を導くようになると信じています。」
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(以下「日本TCS」)副社長 サービスデリバリーヘッド 谷村佳幸は、次のように述べています。「TCSは、複数の産業や領域にわたり、グローバルで培ってきた幅広い経験から得た最高レベルのサービスを提供しています。私たちは、JDC開設により日本・インド双方の理解を通じたジャパナイゼーションと日本市場の要望に対する一貫したサービスの提供から、お客さまが市場対応力の拡大 及び主要なビジネスにおけるイニシアティブを、よりスピード感をもって達成することになると、確信しています。」
日本TCSは、TCSと三菱商事が、それぞれの子会社を事業統合し、両社の合弁事業として発足しました。TCSの深い業界知識、グローバルで培ったテクノロジーの専門知識と実行力、また、三菱商事のIT子会社が培ってきた日本市場における長期的な顧客とのリレーションシップを強みに、幅広い業態の事業をご支援し、今後も日本のお客さま向けのサービスを強化していきます。
【タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について】
タタコンサルタンシーサービシズは、世界の企業を顧客として他の企業では匹敵することのできない確実さをもって真の結果を提供する、IT サービス、コンサルティング、及びビジネスソリューション企業です。TCSはコンサルティングを基盤とし、IT、BPS、インフラストラクチャ、エンジニアリング、及びアシュアランスサービスを総合的に提供しています。これらは卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS独自のグローバル・ネットワーク・デリバリー・モデル(Global Network Delivery Model(TM))を通じ、提供されています。TCS はインド最大の工業コングロマリット(複合企業体)であるタタグループに属し、324,000 人を超える最高のトレーニングを受けた人材を世界 46 カ国に展開しています。2015 年 3 月 31 日を末日とする会計年度の売上高は 155 億米ドルに達し、インドの国立証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。TCS の詳細については www.tcs.com をご覧ください。