私立大学では国内最大の荒木望遠鏡を有する京都産業大学神山天文台。文理多様な学部から有志の学生が集まる神山天文台サポートチームは、天文台の学びを地域に還元するため観望会や地域交流イベントなどを行っている。大学の研究施設としての顔を持つ神山天文台であるからこそ、単に「星を見ることができる場所」ではなく「宇宙を学ぶ場、学生と地域をつなぐ場」となることを目指して活動している。
京都産業大学では、本学創設者の荒木俊馬博士が宇宙物理学・天文学の研究者であったことから、開学当初より理学部における宇宙物理学、天文学の教育・研究に力を入れており、全国的にも「宇宙・天文を学べる私立大学」として知られている。
同大では、理学部の専門教育のみならず、全学部の学生を対象とした共通教育においても宇宙・天文関係の授業を開講。また、一般の方を対象とした市民講座、教養講座においてもたびたび、宇宙・天文に関連する講座を開いている。
このような背景から、創立50周年(2015年)を見据えたグランドデザインにおいて天文台の設置に向けた構想が打ち出され、同大の『建学の精神』を具現化するシンボルとして、神山(こうやま)の地に天文台を建設した(2009年12月22日竣工、2010年4月1日運用開始)。
天文台の名称は「京都産業大学神山天文台」とし、私立大学では国内最大となる「荒木望遠鏡」(口径1.3mの反射式望遠鏡)とさまざまな観測装置、ならびに各種の実験・開発機器を設置している。
京都産業大学では、神山天文台の施設・設備を学内外の研究者や学生による第一線の研究・教育の場として提供するとともに、広く地域の方にも開放し、宇宙に触れる機会を身近に提供している。
神山天文台を有効に活用することによって教育・研究の更なる推進を図り、天文学における世界第一級の科学的成果を発信するとともに、大学における社会との接点として、神山天文台が実社会と関わってゆくことを目指している。
文理多様な学部から有志の学生が集まる神山天文台サポートチームは、毎週土曜日、地域の人々を対象に天体観望会を開催。星の観測はもちろん、天体シミュレータを利用した宇宙の3D映像の上映などを通して宇宙の神秘に触れ、星の営みを学ぶ機会を提供している。
大学の研究施設としての顔を持つ神山天文台であるからこそ、単に「星を見ることができる場所」ではなく「宇宙を学ぶ場、学生と地域をつなぐ場」となることを目指して活動している。
※詳しい開催スケジュールについては
http://www.kyoto-su.ac.jp/kao/riyo/ippan/event.html
※京都産業大学HPでも紹介
http://www.kyoto-su.ac.jp/outline/koho/ad/ad2015_05.html
▼本件に関する問い合わせ先
京都産業大学 広報部
TEL: 075-705-1411
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