金沢工業大学では2015年4月より、世界中の数百万人の技術者や科学者が研究開発で使用している米国Math Works社製の数値解析・シミュレーションソフト「MATLAB/Simulink」を、全学生・教職員約8000人が自分のパソコンで活用することができるようになった。
金沢工業大学では、ユーザーがどんなものを必要としているか、チームでアイデアを出しあい、生み出した解決策はプロトタイプ(試作品)として具体化し、実験・検証する教育を行っている。
Math Works社の「MATLAB/Simulink」は自動車、航空宇宙、通信、エレクトロニクスなどのさまざまな業界で研究開発用に使用されているほか、金融サービスや情報生命科学分野でのモデリングやシミュレーションにも活用されている。
C言語などの従来のプログラミング言語よりも短時間で簡単に科学技術計算を行うことができるほか、解析したデータの視覚化や動的なシミュレーションを行うことができる。
例えばエンジン内のピストンの動きをアニメーション化したり、パソコン上で機械部品を組み合わせてロボットやサスペンション、建設機械などの3Dのメカモデルを作成し、動作をシミュレーション することができる。自分たちで考えた航空機や風力発電、モーターをパソコン上で具体化し、 シミュレーションすることもできる。
学生一人ひとりがこの「MATLAB/Simulink」を活用することで、データの分析や視覚化により問題点を発見し、解決策として出されたアイデアをシミュレーションした上でプロトタイプとして試作し、実験、検証、評価していく技術者教育の一層の充実を図ることができる。
MATLAB画面例など、詳細はこちらから
http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2015/20150415_matlab.html
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金沢工業大学 広報課
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