昭和女子大学 (東京都世田谷区:学長 金尾朗) 光葉博物館では、本日(1月8日)から2月8日まで、新春展「江戸の出版文化」を開催します。
本展では、江戸の発展とともに活況を呈した出版文化について、版元 蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう/1750~97)の活動を軸に取り上げます。
重三郎は吉原出身で、その地のガイドブック『吉原細見(よしわらさいけん)』の小売から事業をスタートさせますが、後には出版権を独占するに至ります。吉原での人脈を生かした商売で事業を拡大していき、天明3年(1783)には日本橋通油町に店舗を構えるまでになります。
吉原を介して交流を深めた大田南畝(おおた なんぽ)、朋誠堂喜三二(ほうせいどう きさんじ)、山東京伝(さんとう きょうでん)などによる黄表紙、洒落本、若き喜多川歌麿(きたがわ うたまろ)を抜擢した絵入り狂歌絵本、無名の浮世絵師 東洲斎写楽(とうしゅうさい しゃらく)を起用した役者大首絵など、彼の企画は常に江戸の人々の注目を集めました。
蔦屋重三郎の起業家精神に学びつつ、出版物に込められた多彩な発想を楽しんでいただければと思います。
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■ 新春展「江戸の出版文化」
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【期 間】 2025年1月8日(水)~2月8日(土)
※休館日:日曜・祝日および1/18・22・25、2/4
【開館時間】 10時~17時
【場 所】 昭和女子大学光葉博物館(東京都世田谷区太子堂1-7-57)
【入 館 料】 無料
【主な展示物 】
● 『さいけん』( 嘉永3年(1850)、昭和女子大学図書館蔵 )
● 『百千鳥』のうち「まめまはし 木つつき」( 複製:昭和時代 / 原画:寛政2~3年(1790~91) 頃、当館蔵 )
● 東洲斎写楽「市川鰕蔵 竹村定之進」( 複製:昭和2年(1927) / 原本:享和2年(1802)、当館蔵 )
● 山東京伝『三國一本松魚智彗袋』( 寛政5年(1793)、昭和女子大学図書館蔵 )
● 『絵本東都遊』( 複製:昭和2年(1927) / 原本:享和2年(1802)、当館蔵 ) など
【問合せ先】 昭和女子大学光葉博物館 TEL:03‐3411-5099 Mail:koyohaku@swu.ac.jp
詳細は、昭和女子大学光葉博物館ウェブサイトでご確認ください。
https://museum.swu.ac.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
昭和女子大学 広報部
TEL:03-3411-6597
メール:kouhou@swu.ac.jp
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