「住宅用フローリングプレカット」が「ウッドデザイン賞2024」を受賞。 1年間で合計6,728時間の施工時間を短縮し、大工職人の作業効率を向上

ポラス株式会社

ポラスグループ(代表:中内 晃次郎)による、工場でフローリングをプレカットし、
施工時間短縮と産業廃棄物削減を実現する取り組み「住宅用フローリングプレカット」が、
「ウッドデザイン賞2024」〈技術・建材分野 ソーシャルデザイン部門〉を受賞しました。
ウッドデザイン賞の受賞は3年連続9回目となります。

建設業界の抱える大工職人の高年齢化や後継者不足、時間外労働の上限規制等が課題とされている中、
創業55 周年を迎えたポラスグループでは、今後も大工職人の作業効率向上の一助となる商品の開発や仕組みの構築をすすめてまいります。

■ウッドデザイン賞 について
木を使うことによって、社会課題の解決を目指す活動を「ウッドデザイン」と定義し、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。
(主催:一般社団法人日本ウッドデザイン協会/https://www.wooddesign.jp/


■住宅用フローリングプレカット について
通常、大工職人が間取りに合わせてカットするフローリングを、工場でプレカットする仕組みを構築しました。1枚ずつカットする手間が削減され、順に並べて張るだけで施工が完了します。
これによって現場での手間が軽減され、施工時間が従来約3.5日のところ約2.5日と、1日(8時間)短縮されます。
2023年度は841棟で採用され、短縮時間の合計は1年間で6,728時間(※1)となりました。
また、割付の省略やカットミス防止、プレカットによる軽量化、清掃時間短縮等の付帯効果は、施工スピードの向上に寄与します。
さらに、技能を要する工程を省略できるため、熟練の大工職人でなくても施工可能となる他、
施工者の技術に左右されずに一定の施工品質を維持することができます。
加えて、予備材や端材が現場に搬入されず、現場におけるフローリングの産廃発生量を約80%(年間108.9㎥)削減されます。これは杉の木217.8本分(※2)に相当します。

(※1)2023年度の採用実績(841棟)×1棟当たりの短縮時間(1日=8時間)で算出。
(※2)杉1本あたり0.5㎥で算出。
 

 

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