世界初のミックスド・ドメイン・オシロスコープが名誉ある業界賞で認知される
報道発表資料抄訳
2012年2月21日
[2012年2月12日 米国オレゴン州ビーバートン発]
テクトロニクスは、MDO4000シリーズ・ミックスド・ドメイン・オシロスコープが、EE Times誌およびEDN誌の2012年UBM Electronics計測器システム/ボード部門でACE賞の最終候補に選ばれたことを発表しました。この賞は、エレクトロニクスの世界を変えるような優れた技術、製品を作り出した個人、企業に対して贈られます。
最優秀製品を選ぶための投票は、2012年2月24日まで行われています。投票は、オンラインで実施されています。受賞者は、3月27日、サンノゼ、フェアモントで開催されるDESIGN WestのUBM Electronics展示会で発表されます。
テクトロニクス、オシロスコープ事業部のジェネラル・マネージャであるロイ・シーゲル(Roy Siegel)は、次のように述べています。「EE Times/EDN誌のACE賞において、高い評価をいただいていることをうれしく思います。テクトロニクスのMDO4000シリーズは、1台でアナログ、デジタル、RFの信号を時間相関を保って取込み、時間と共に変化するRFスペクトラムを観測することのできる、世界初のオシロスコープです。この革新的な機能により、設計エンジニアは複雑な問題もすばやく、効率的に解決できます」
MDO4000シリーズは、オシロスコープとスペクトラム・アナライザの機能を1台で実現する計測器です。これにより、新たにスペクトラム・アナライザを導入したり、使い方を習得し直すこともなく、使い慣れたオシロスコープで周波数ドメインの観測ができます。一般的なスペクトラム・アナライザでは対応できない、時間相関のとれたアナログ/デジタル/RF信号を標準装備のアナログ4チャンネル、デジタル 16チャンネル、RF 1チャンネルを用いて取込むことができます。複数の計測器を使用した場合、異なるドメイン間で信号の正確な相関をとることはほとんど不可能ですが、 MDO4000シリーズでは時間ドメイン、周波数ドメインの両方のドメインで完全に時間相関をとって観測できます。各ドメイン間で時間相関がとれるため、 正確なタイミング測定で設計上のコマンド/コントロール・イベントによるRFスペクトラムの変化の遅延やレイテンシがわかります。例えば、VCO/PLL がオンになったときのスペクトラム観測や、周波数ホッピングするRF信号のトランジション特性測定も簡単に行え、今までエンジニアが時間のかかった作業を 簡単に測定することが可能になり、大幅な時間短縮を可能にします。
EE Times誌の編集者で構成される審査委員会は、部門ごとに5候補まで絞り込みました。受賞者は、最終候補の中から以下の独立委員によって決定されます。Robin B. Gray, Jr.氏(Electronic Components Industry Association)、Gordon Bell氏(Microsoft Research、Senior Researcher)、Jeff Bier氏(Berkeley Design Technology, Inc. (BDTI)代表取締役、Embedded Vision Alliance、創始者)、Larry Boucher氏(Alacritech、代表取締役、CEO)、William Dally氏(スタンフォード大学、コンピュータ・サイエンス部、学部長)、Erach Desai氏(DESAIsive、相談役)、John East氏(Actel Corporation、CEO)、Gene A. Frantz氏(Texas Instruments, Inc.、プリンシパル・フェロー)、Lucio Lanza氏(Lanzatech Ventures、マネージング・ディレクタ)、John Mashey氏(Dennis Monticelli、相談役、テックバイザ、National Semiconductor、チーフ・テクノロジスト、フェロー)、Martin Reynolds氏(Dataquest)、George M. Scalise氏(Semiconductor Industry Association、代表取締役)、Naveed Sherwani氏(Open Sillicon、代表取締役、CEO)、Nick Tredennick氏(Gilder Technology Report、編集者)。審査は、2011年11月1日から2012年1月6日まで行われました。
受賞プログラムの詳細については、ウェブ・サイト(
http://ubm-ace.com)をご覧ください。
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