持続可能な開発戦略を導入したHDバンク、利益は8兆1650億ベトナムドン、不良債権比率はわずか1.59%に
バーゼルII基準に基づく自己資本比率(CAR)は13.9%に達しました。ベトナム国家銀行の第11号通達(Circular 11)に規定される消費者融資を含む連結ベースでの不良債権比率はわずか1.59%で、業界最低水準となりました。
HDバンクの営業利益の合計は前年同期比32.9%増の16兆450億ベトナムドン(6億3660万米ドル)となりました。自己資本利益率(ROE)は26.1%、総資産利益率(ROA)は2.1%となり、いずれも前年度より増加しました。
本年は当行の株主に対し最大30%の配当金が支払われる予定です。HDバンクは、現金で10%(一株あたり1000ドン)の配当金の支払いを完了しており、株式での20%の配当の実施は第3四半期を予定しています。
HDバンクの総資産は624兆ベトナムドン(247億米ドル)を上回り、前年同期比29%増となりました。資金動員の総額は552兆ベトナムドン(219億米ドル)を超過し、うちデジタルバンキングにおける預金は、前年同期の5倍となる40兆ベトナムドン(16億米ドル)近くとなっています。
HDバンクはベトナムの銀行として初めて、国際基準に従って作成した2024年サステナビリティ報告書を公開しました。この報告書では、2050年までにネットゼロ銀行となる目標の達成に向け、持続可能な発展の原則を導入することを明確に掲げています。
また、当行は権威あるFortune誌のランキングで東南アジアの大企業トップ500に名を連ねており、国際資本市場における確固とした地位を維持しています。
本年度上半期の非常に好調な業績、そして先進的な取り組みの戦略的な実施は、当行の2024年の成長の維持、促進のための堅固な基盤になるものと確信しています。