日本映画大学の学生が5月10~12日まで第9回学生企画上映会「花火と爆弾」を川崎市アートセンターで開催 ― 塚本晋也監督、古居みずえ監督、大林千茱萸監督がゲストトーク

日本映画大学

日本映画大学(川崎市麻生区)は5月10日(金)~12日(日)まで、川崎市アートセンター(川崎市麻生区)で第9回学生企画上映会「花火と爆弾」を開催する。この企画は、同大の授業「上映企画ワークショップ」の一環として学生が主体となり行うもので、今回は花火と爆弾の登場する映画を上映。同じ火薬から作られながら天と地ほども違ってしまう両者を、さまざまな作品を通して比較する。10日(金)『野火 (2015年版)』上映後に塚本晋也監督(オンライン出演)、11日(土)『ガーダ パレスチナの詩』上映後は古居みずえ監督と安岡卓治教授(日本映画大学)、12日(日)『この空の花ー 長岡花火物語』上映後には大林千茱萸監督によるトークショーを予定している。入場料は一般1,100円、学生500円。チケットはご鑑賞の3日前より購入可能(窓口9時~、オンライン10時30分~)  「上映企画ワークショップI・II」は3~4年生が受講する授業で、学生企画上映会はその集大成となる取り組み。今年度は「花火と爆弾」と題して、同じ原料から作られるのに使い方次第で人を楽しませも殺めもする両者を、それぞれが登場するさまざまな映画を通して比較する。 ◆第9回 日本映画大学 学生企画上映会「花火と爆弾」 【日 程】 2024年5月10日(金)~12日(日) 【会 場】 川崎市アートセンター映像館 ( https://kac-cinema.jp ) ・神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-1 ※小田急線・新百合ヶ丘駅北口・徒歩3分 【入場料】 一般:1,100円/学生:500円 ※各種割引なし・シネマ会員ポイントあり チケットはご鑑賞の3日前より購入可能(窓口9時~、オンライン10時30分~) 【主 催】 日本映画大学上映企画ワークショップ  【共 催】川崎市アートセンター 【上映協力】 松竹/KADOKAWA/海獣シアター/新日本映画社/今村プロダクション/東京テアトル/東風/カズモ/TME/PSC(大林宣彦事務所) 【URL】 https://www.eiga.ac.jp/eigadaifes/2024/ 【上映スケジュール】 ■5月10日(金) ○15:20~ 『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』 (1974年/日本/104分/シネマスコープ/DCP) ・監督:山田洋次/脚本:山田洋次、朝間義隆 ・キャスト:渥美清、吉永小百合、高田敏江、宮口精二 ○17:30~ 『野火(1959年版)』(1959年/日本/105分/シネマスコープ/DCP) ・原作:大岡昇平/監督:市川崑/脚本:和田夏十 ・キャスト:船越英二、滝沢修 ○19:40~ 『野火(2015年版)』(2015年/日本/87分/ビスタ/DCP) ・原作:大岡昇平/監督・脚本:塚本晋也 ・キャスト:塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也 ★上映後トーク: 塚本晋也(映画監督) ※オンライン出演 ■5月11日(土) ○14:10~ 『黒い雨』 (1989年/日本/123分/ビスタ/DCP) ・原作:井伏鱒二/監督:今村昌平/脚本:石堂淑朗、今村昌平 ・キャスト:田中好子、北村和夫、市原悦子、三木のり平 ○16:40~ 『この世界の片隅に』 (2016年/日本/129分/ビスタ/DCP) ・原作:こうの史代/監督・脚本:片渕須直 ・キャスト:のん、細谷佳正、尾身美詞、小野大輔 ○19:15~  『ガーダ パレスチナの詩』(2005年/日本/106分/スタンダード/DCP) ・監督:古居みずえ/製作:安岡卓治(日本映画大学教授)、野中章弘/編集:安岡卓治、辻井潔(日本映画大学講師) ★上映後トーク: 古居みずえ(映画監督)、安岡卓治(映画プロデューサー/日本映画大学教授) ■5月12日(日) ○14:10~ ※2本立て 『線香花火』(2022年/日本/25分/ビスタ/DCP) ・監督・脚本:黒木瞳/脚本:目黒啓太 ・キャスト:陽月華、朝加真由美、小木茂光 『座頭市 あばれ凧』 (1964年/日本/82分/シネマスコープ/35mm) ・原作:子母沢寛/監督:池広一夫/脚本:犬塚稔、浅井昭三郎 ・キャスト:勝新太郎、久保菜穂子、遠藤辰雄 ○16:30~ 『この空の花―長岡花火物語』 (2012年/日本/160分/ビスタ/DCP) ・監督:大林宣彦/脚本:長谷川孝治、大林宣彦 ・キャスト:松雪泰子、髙嶋政宏、原田夏希、猪股南 ★上映後トーク: 大林千茱萸(映画作家)ほか ※調整中、司会:熊澤誓人(映画監督/日本映画大学准教授) 《企画趣旨》  この上映会は日本映画大学の3~4年生が受講する授業「上映企画ワークショップI」「同II」の仕上げになります。企画コンペで決定した今年のタイトルは「花火と爆弾」。同じ原料から作られるのに天と地ほど違ってしまう両者を、さまざまな映画のなかで較べてみようというものです。花火映画と爆弾映画の諸相から何が見えてくるのでしょうか。  どうぞお越しください。 (日本映画大学 教授・映画学部長/東京国際映画祭シニア・プログラマー 石坂健治) 《企画リーダーから観客の皆さまへ》  「花火は下から打ち上げて、空で散開して祈りの花火になるが、同じ火薬を上から落とすと爆弾になってしまう。戦争による爆弾は敵を滅ぼし、経済を生むため、世界は花火より爆弾の方が多い。しかし、人間に爆弾をつくる力も花火をつくる力も同等にあるならば、爆弾ではなく、花火をつくる方向に向かおう」これは、映画『この空の花ー 長岡花火物語』で大林宣彦監督が作品に込めた言葉である。  『花火と爆弾』。  この二つは実に多くの映画に象徴的に登場する。  いま、東欧(ロシア・ウクライナ)、中東(パレスチナ・イスラエル)で勃発している戦争、そして中国・台湾問題に端を発するアジアを巻き込んだ不穏な世界情勢の中、同じ火薬から作られながら、使い方次第で人を楽しませも殺めもする "花火と爆弾" の登場する映画を見比べることで鑑賞者に戦争の意義と人類の選択する未来を問う上映会を企画した。 (身体表現・俳優コース4年 竹内清訓) ※チームメンバー 横山唯 、劉芸知 ▼上映会に関する問い合わせ先  川崎市アートセンター  TEL: 044-955-0107 (月曜休館) ▼本件に関する問い合わせ先  日本映画大学 入試・広報部  TEL: 044-951-2511  E-mail: info@eiga.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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