新日鉄、第4回「ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞を受賞

新日本製鉄株式会社

「劣質製鉄ダストのリサイクルプロセスの開発」で第3回に続き連続受賞。NSSCの「次世代ステンレス(FWシリーズ)の開発」とダブル受賞。「原油タンカー用高耐食性鋼板NSGP-1の開発と実船適用」でも特別賞受賞。

当社は、第4回「ものづくり日本大賞」において、「劣質製鉄ダストを原料として鉄鋼生産を行うリサイクルプロセスの開発」で、最高賞である「内閣総理大臣賞」(製造・生産プロセス部門)を受賞しました。内閣総理大臣賞は、第3回での「環境適合燃料タンク用鋼板エココート-Sの開発」に続き、連続での受賞となります。 また、新日鐵住金ステンレス(株)も「レアメタルを画期的に削減した次世代ステンレス(FWシリーズ)の開発」で内閣総理大臣賞(製品・技術開発部門)を受賞し、新日鉄グループとしてダブル受賞となりました。 さらに、当社は「原油タンカー用高耐食性鋼板NSGP-1の開発と実船適用」で「特別賞」(製品・技術開発部門)を受賞しました。 「ものづくり日本大賞」は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきた「ものづくり」を、着実に継承し、さらに発展させていくため、経済産業省、文部科学省、厚生労働省および国土交通省の4省連携により、2005年8月に創設され、2年に一度実施されている表彰制度です。毎回、700件程の応募があり、その中で特に優秀と認められるものに内閣総理大臣賞等が与えられます。この名誉ある表彰において、新日鉄グループのものづくり力が高く評価されました。 <当社受賞案件の概要> 「劣質製鉄ダストを原料として鉄鋼生産を行うリサイクルプロセスの開発」-内閣総理大臣賞 受賞- 従来、リサイクルが困難であった亜鉛やアルカリを多く含む劣質な製鉄ダストから、回転炉床式還元炉(RHF:Rotary Hearth Furnace)を用いて、亜鉛原料を分離回収し、高炉で使用可能な高強度な還元鉄を製造する技術を開発し、世界最大(30万トン/年)の高生産性プロセスを稼働させています。 廃棄処分されていた製鉄ダストを再資源化することで、鉄鉱石・石炭・亜鉛鉱石の省資源化を実現するとともに、還元鉄の高炉での使用により省エネルギー・省CO2を同時に実現している点が評価されました。 「原油タンカー用高耐食性鋼板NSGP-1の開発と実船適用」-特別賞 受賞- 原油タンカーのタンク底板に使用される鋼板の耐食性を、レアメタルを大量に添加することなく大幅に向上させ、無塗装で底板に適用できる高耐食性鋼板NSGP-1を開発し、日本郵船(株)の原油タンカーに世界で初めて実船適用しました。 NSGP-1の適用により、1)底板腐食貫通による原油漏洩リスクの解消、2)塗装施工に伴う有機物質使用量の削減、3)保守・補修負荷の低減、などの効果があり、地球環境と人に優しい鋼板である点が評価されました。 ※「NSGP」および「エココート」は当社の登録商標です。 (お問い合わせ先) 総務部広報センター TEL:03-6867-2135 以 上

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