精神疾患の方への就労支援を考える交流会を開催

株式会社LITALICO

医療機関と福祉機関双方の視点から、効果的な就労支援を議論
8月2日(土)14時~ パルテノン多摩にて

「障害のない社会をつくる」のビジョンの下、障がい者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を全国展開する株式会社LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥、旧社名:株式会社ウイングル)は、8月2日(土)、東京都多摩市のパルテノン多摩にて、多摩地域において障害福祉サービスの就労支援に従事している方を対象に、精神疾患の方への就労支援を考える交流会「多摩地域関係機関交流会」を実施いたします。 LITALICOは、2005年12月の設立以来、日本における社会問題としての「障がい者雇用」分野に着目し、一法人としては全国最多となる全国44拠点(2014年7月時点)で、障がい者のための就労支援事業所「ウイングル」を展開しています。就労支援事業所とは、障害者総合支援法において定められた福祉サービス事業のひとつです。一般企業等への就労を目指す障がいのある方に対し、就労に必要な知識や能力の向上を図る訓練のほか、履歴書作成や面接など、就職活動対策をおこないます。LITALICOが運営する就労支援事業所「ウイングル」では、就職までの支援だけでなく、職場定着支援まで一貫したサービスを提供しています。 就労を目指す障がい者の方に最も望ましい就労支援を行うためには、医療機関が把握している症状面のアセスメント*情報と、福祉機関が把握している職業上のアセスメント情報を照合することが不可欠です。しかし、エリアの面積に対して就労支援事業所の施設数が多い関東地区では、医療機関と福祉機関の緊密な連携がまだまだ不足しています。今後、医療と福祉の両面から、就労を目指す障がいのある方一人ひとりの得意分野や苦手分野、できることやできないことを明確にしていくことが求められています。特に精神疾患では、2018年4月から障害者手帳を持つ精神障がい者の雇用が義務づけられています。それにもかかわらず、障がい者雇用の内訳では、身体障がい者が約76%、知的障がい者が約20%であるのに対し、精神障がい者は約4%と大きく差が開いています。(*本人の状態像を把握すること) 今回の「多摩地域関係機関交流会」は、このような現状を背景に、医療と福祉の両面から、精神疾患の方への就労支援を考える交流会です。医療分野からは保健師・精神専門看護師として多摩市の「たまこくデイケア」で支援を行っている中野真樹子氏、福祉分野からは当社が運営する就労支援事業所「ウイングル」の運営に携わる金納健次郎が登壇し、医療・福祉双方の視点から就労支援の取り組みと課題を考えます。講演後には、今後、精神疾患の方の就労を支えるために、医療機関と福祉機関がそれぞれどのような役割を果たしていくべきかを探るワークショップを実施します。 LITALICOは、この研修会を通して、医療分野、福祉分野の連携を促し、障がいのある方の多様な個性が輝ける社会に貢献して参ります。 【「多摩地域関係機関交流会」概要】 ・ 日時: 2014年8月2日(土) 15:00~17:00(受付開始14:30~) ・ 会場: パルテノン多摩 第一会議室(東京都多摩市落合2-35) ・ 講師: 中野 真樹子 氏 (医療法人たまこく たまこくデイケア/保健師・精神専門看護師)       金納 健次郎 (就労支援事業所 ウイングル/精神保健福祉士・第1号職場適応援助者) ・ 対象: 障がい福祉サービスの就労支援従事者 ・ 参加費: 無料 ・ お問い合わせ・お申し込み方法:  下記URLまたはFAXかメールでお申し込みいただけます。  FAX、メールの場合は、下記(1)~(5)の記載をお願いいたします。  ((1)代表者名、(2)事業所名、(3)連絡先、(4)参加者名、(5)当日のパンフレットの設置希望の有無)   URL:http://www.wingle.jp/seminar/?p=4535   FAX:092-534-5781  MAIL:info_hachioji@wingle.co.jp ・プログラム: <講座>(15:00~16:00)  -医療機関における就労支援の取り組みと課題  -福祉機関における就労支援の取り組みと課題  -医療機関と福祉機関の情報共有に関する課題  -企業が必要としているアセスメント情報  -ストレングスモデルに基づく就労支援  -医療機関と福祉機関の情報共有に関する課題 <ワークショップ>(16:00~17:00)  -医療機関と福祉機関の果たす役割を明確にしよう  -本人の就労を支えるために ・主催:ウイングル八王子センター ・講師プロフィール 中野 真樹子 氏(医療法人たまこく たまこくデイケア/保健師・精神専門看護師) 2011年、心療内科精神科診療および思春期青年期のメンタルヘルス相談に力をいれている「多摩国分寺こころのクリニック」に「たまこくデイケア」を併設し、保健師・精神専門看護師として従事。一般企業や大手医療機関での実務経験を活かし、認知行動療法などのプログラムを専門として提供している。 金納 健次郎(就労支援事業所 ウイングル /精神保健福祉士・第1号職場適応援助者) 大学卒業後、営業を経験した後、精神保健福祉士の資格を取得。一人ひとりの障がいのある方に向き合いつつ、“障がいのある方が自分らしく働き、地域で生活できるための支える仕組み作り”をテーマに、全国団体で研修会の企画運営、宮崎県での支援力の向上、顔の繋がりのあるネットワークを作るなど人材育成に取り組んでいる。 ・ご参考:障害福祉サービスについて 障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスは大きく分類すると生活支援・就労支援に分かれます。そのうち就労支援は、就労継続支援A・B型(福祉作業所)と就労移行支援に分かれます。就労移行支援は平成18年の自立支援法改正による新サービスで、一般企業等への就労を希望する人に、一定期間、就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行うとされています。また、障害福祉サービスは、自治体の障害福祉課等で発行される福祉サービス受給者証によりサービス利用が可能となり、医師の診断等があれば障害者手帳がなくとも利用できるケースがあります。 【LITALICOについて】 LITALICO(旧社名:株式会社ウイングル)は、2005年12月設立以来、日本における社会問題としての「障がい者雇用」分野に着目し、一法人としては全国最多となる全国44拠点(2014年7月時点)で事業所を展開しています。企業向けの障がい者雇用支援から始まった事業は、現在では障がい者向け職業訓練事業、そして障がい者の家族向け事業や教育事業など、その領域を広げています。学習教室「Leaf」を首都圏30箇所(2014年7月時点)で開校しているほか、2014年4月に、IT・ものづくり教室「Qremo」を東京・渋谷にオープンしました。詳細はhttp://litalico.co.jp/ をご覧ください。
本件に関するお問合わせ先
株式会社LITALICO
三谷・井上
TEL:03-5704-7355 

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