新日鉄住金グループ  鉄道関連事業の統合再編(基本合意)について

新日鐵住金株式会社

~鉄道エンジニアリング事業および製鋼所製造プロセス事業~

新日鐵住金株式会社(代表取締役社長:進藤孝生 以下、「新日鉄住金」)の連結子会社である日鉄住金テクノロジー株式会社(代表取締役社長:中村良昭 以下、「NSST」)および日鉄住金関西工業株式会社(代表取締役社長:久保亮 以下、「NSKI」)は、鉄道エンジニアリング事業の統合再編に向けて、また、同時にNSKI および株式会社カントク(代表取締役社長:青柳和也 以下、「カントク」)は、製鋼所製造プロセス会社としての統合再編に向けて、それぞれ2015年4月1日をめどに検討を進めることに合意いたしましたので、お知らせいたします。 I.鉄道エンジニアリング事業の統合再編 1.本統合再編の背景および目的 昨今、国内では、鉄道の安全確保に対する社会の強い要請を背景に、従来のメンテナンス管理を見直す動きが加速し、メンテナンス分野における様々なニーズが高まっています。海外においては、新たな鉄道網の整備計画が進展し、鉄道車両品の高機能化や信頼性向上に加えて、運行開始後のメンテナンス支援やリスク管理等を統合した製品・サービスの提供が求められています。 今回のNSSTとNSKIの鉄道関連事業の統合再編は、新日鉄住金交通産機品事業部と統合新会社が一体となって、鉄道車両製品から鉄道メンテナンス装置に至るまで一貫して供給することにより、鉄道の安全・安定輸送に貢献することを目的に行うものです。 2.本統合再編の要旨 (1)概要:NSST鉄道産機事業部の鉄道関連事業(材料試験関係事業を除く)とNSKIのプラント事業(鉄道メンテナンス装置他製造)を統合し、鉄道エンジニアリング会社として再編 (2)再編期日:2015年4月1日(予定) 3.鉄道エンジニアリング会社の概要 (1)事業内容:鉄道エンジニアリング (鉄道メンテナンス装置、メンテナンス支援システムの設計・製造・販売)及び車両試験等 (2)事業所:大阪、東京 4.統合の効果 統合新会社である鉄道エンジニアリング会社は、新日鉄住金と鉄道関連事業戦略を共有し、これまで培ってきた鉄道メンテナンスに関する経験に加え、新日鉄住金グループの幅広い知見を生かすことにより、鉄道車両周辺のメンテナンスを主体とした技術レベルの向上とお客様ニーズへの対応力強化を図り、事業の拡充、発展を推進してまいります。 ・製品設計からメンテナンス支援までもパッケージにした製品開発 ・安全管理・乗り心地向上を支援するデータ解析ソフトウェアの開発(台車各部の振動監視、故障予兆の検知等) ・車両品とレールとのシナジーを追求した製品・ソフトウェアの提案(台車と軌道の状態確認計測装置、モニタリングデータの解析等) II.製鋼所製造プロセス会社の統合再編 1.本統合再編の背景および目的 新日鉄住金交通産機品事業部製鋼所におけるNSKIの機械加工および鍛造用金型製造事業と、カントクの鍛鋼ロール製造事業を一体運営することにより、技術・技能を担保し製鋼所と緊密に連携して、製造実力の向上と製品競争力の一層の強化を推進してまいります。 2.本統合再編の要旨 (1)概要:NSKIの機械加工および鍛造用金型製造事業とカントクの鍛鋼ロール製造事業を統合し、製鋼所製造プロセス会社として再編 (2)再編期日:2015年4月1日(予定) 3.製鋼所製造プロセス会社の概要 (1)事業内容:機械加工、鍛造用金型製造、鍛鋼ロールの製造(加工・熱処理・検査等) (2)事業所:大阪、和歌山 (お問い合わせ先) 新日鉄住金(株) 総務部広報センター TEL:03-6867-2977 日鉄住金テクノロジー(株) 総務部 TEL:03-6870-6970 日鉄住金関西工業(株) 業務部 TEL:06-6466-6294 (株)カントク 業務部 TEL:073-451-3014 以上

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