木と共生する暮らしを提案する〈KIGOCOCHI〉を始動

三菱地所ホーム株式会社

『三菱地所のリフォーム』みなとみらいにショールームをオープン

三菱地所ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:細谷 惣一郎、以下「三菱地所ホーム」)は、木を活かすことで住まいの居心地のよさを追求した、空間木質化の新商品〈KIGOCOCHI(キゴコチ)〉の販売を2023年10月14日(土)に開始します。第一弾として、三菱地所グループのリフォーム事業ブランド『三菱地所のリフォーム』において、木の可能性を追求したマンション木質リフォーム商品を提案したショールームを横浜市みなとみらいにオープンします。長年にわたり木造住宅をつくり続けてきた三菱地所ホームが提案する、木と共生する暮らしの世界観をご体感ください。

 
【みなとみらいのショールーム内 〈KIGOCOCHI〉ショールーム】
1.〈KIGOCOCHI〉とは

〈KIGOCOCHI〉は、「KI=木」から得られる「IGOCOCHI=居心地」のよさを追求することから名付けています。「木」の可能性を見出すことにより、住まいの居心地のよさを徹底的に追求した、三菱地所ホームによる空間の木質化の提案です。表面的に木を使用するだけではなく、家の中に木の塊(コア)を機能的にレイアウトし、人間が木に囲まれたり、大木に寄りかかったりするときに得られる居心地のよさを再現することで、居住者向けに「木と共生する暮らし」を提案します。


2.〈KIGOCOCHI〉の特長

(1)住まいに必要な機能となる木の塊「コア」
「水回り」「キッチン・家具・スタディスペース」「玄関・寝室」で構成される3つの「コア」を配置することにより、狭い廊下と閉じた個室といった都市部の住宅空間の従来の間取りにとらわれず、柔軟で回遊性の高い空間を実現し、さまざまなレイアウト提案を可能にします。

(2)国産ヒノキ材の活用
インテリアや家具市場において、ウッドラミネートなどの表面材としての木材が普及する中、〈KIGOCOCHI〉は国産ヒノキ材を使用し、木で居心地のよさを追求します。木を表層的な素材として扱うだけでなく、改めて木が持つ本来の生命力に着目し、本物の木ならではの魅力をデザインします。

(3)経年変化も楽しめる本物の自然に囲まれた空間
住まいに必要な機能をまとめた「コア」を木で包み、家の中に大木のような存在を創り出し、木に寄り添うような居心地のよい空間を設計することで、自然の気配を感じることができる空間が誕生します。使い込むほどに美しさを深める木は、10年後、20年後と、徐々にその表情が変わり、時を経るごとに愛着が深まる空間へと変化します。

 

 


3.3つの「コア」

(1)水回りのコア
ユニットバス・脱衣所・サウナといった水回りが集まったコア。脱衣所の床は素足が触れて気持ち良い名栗加工*の木材に。また、コアの外側にはアルコーブ*の中にソファベンチを設けることで「木の洞穴」に籠るような心地よさを再現しました。
*名栗加工:角材や板に独特の削り跡を残す日本古来からの加工技術
*アルコーブ:廊下や居室にあるくぼみ

(2)玄関・寝室のコア
玄関は「木のトンネル」状とすることで、扉を開けた瞬間から木の心地よさに包まれます。ベッドルームは小上がりとなり、下部は収納スペースとして活用できます。就寝前は縁側のように腰掛け、読書や会話をする心落ち着ける居場所に。
 
(3)キッチン・家具・スタディスペースのコア
3方向からアクセスできるキッチン、パントリー、洗濯といった家事スペースのコア。あたかも樹木から伸びる枝木のようにコアから庇が伸び、その真下にダイニングスペースが生まれます。また、書斎にもなるデスクも内包しています。

 
4.居心地をこだわり抜いたマテリアルとディテール

主要部で採用されている国産材のヒノキは、見た目の美しさのみならず耐久性に優れ、湿度にも強い特性をもつ樹種として重用される一方で、内装材として使用する際の廃棄ロスは課題でした。そこで〈KIGOCOCHI〉は、構造用部材として使用されるヒノキ合板を内装の仕上材として活用。表面にあたる部分をヒノキ本来の美しい色や木目を維持するために厳選し、節の多い部分は隠れた層に活用するなどで大幅に廃棄ロスを減らしました。また、ドアノブや引手、脱衣所の床など、人が直接触れるポイントに木を積極的に配置。暮らしの随所で木が感じられ、使い込むほどに愛着が増していきます。
 


■壁・天井(コア)
国産ヒノキ合板で仕上げています。規格サイズである3×6判を効率的にレイアウトし、経済的に割り付けられます。コアの開き戸は外側に枠を設けないことで壁面と一体化し、より木の塊としての表現を大切にしました。自然由来の塗料は、木の特徴をそのまま活かす「クリア」と「マホガニー」の2種から選ぶことができます。

■照明
木の温もりを感じ、より落ち着ける場所とするためのライティングを追求しました。木の素材を引き立たせる居心地のよい照明計画は中村達基(BRANCH LIGHTING DESIGN)が手がけます。

■植栽
インドアでも季節の移ろいを感じるグリーン。〈KIGOCOCHI〉では窓辺の植栽計画のほか、テラスで育てる植物の提案を行います。

■カスタマイズウォール
コア壁面を有孔パネルとすることで、自由自在にフックや棚板をレイアウトできます。

■サウナ
水回りのコアには、サウナをビルトインすることが可能(オプション仕様)。木の香りや素材感に包まれた、サウナのある日常を実現します。


5.マンションリフォームにおけるレイアウト例

■ マンションの間取りに「木」で自由を
暮らしに必要な主要機能を木の塊「コア」で効果的に配置。それらをタイプ別にレイアウトするというシンプルな発想から生まれた基本思想で、従来のマンションの間取りにとらわれることのない、より機能的でコンテンポラリーな暮らしを実現します。
 

【TYPE-A】
間取りの外側にコアを配置し、住居の主要機能を分散させたレイアウトタイプ。部屋にも通路にも属さない書斎や洗面、ソファベンチなど、コアとコアの間に生まれる空間を有効活用し、暮らしの中に新たな居心地を加えます。
 
【TYPE-B】
間取りの中心部にコアを集約し、住居の主要機能を1か所に集中させるレイアウトタイプ。コアの周囲が広々として回遊性が高まり、多様で楽しい動線を生み出します。空間の外周に採光窓の多い間取りに適したレイアウトです。
 
【TYPE-C】
フルリノベーションだけではなく、木のコアを部分的に導入するプランにも対応可能です。キッチンや水回りの部分検討や、戸建てやオフィスなどのマンション以外でも導入できます。


6.ショールーム概要

・名称:『三菱地所のリフォーム』 リフォームショールーム
・オープン予定日:2023年10月14日(土)
・所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
・TEL:0120-429-115
・営業時間:10:00~18:00
・定休日:水曜日、日曜日(祝日を除く)
・アクセス:JR京浜東北・根岸線、横浜市営地下鉄(ブルーライン)「桜木町」駅より徒歩約9分
みなとみらい線「みなとみらい」駅より徒歩約4分

※駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。
※「横浜ランドマークプラザ・タワー」内からは入れません。「けやき通り」よりお越しください。
・URL:https://www.mec-reform.com/showroom/
 

■総合スマートホームサービス『HOMETACT』
HOMETACT(ホームタクト)とは、三菱地所株式会社が総合デベロッパーとしての知見を活かし自社開発した総合スマートホームサービスです。メーカーの垣根を超えたIoT機器の自由な連携を可能にするスマートライフを叶えます。
今般、〈KIGOCOCHI〉のショールームにHOMETACTを実装することで、居心地の良さを実現し、ストレスフリーで先進的なライフスタイルを提案いたします。



7.「木と出会う」場の創造 ~木のコミュニティ&ハブ『KIDZUKI』~

KIDZUKIには、木で「気づき」、木で「築く」新たな価値という意味が込められています。長年にわたり木造住宅をつくり続けてきた三菱地所ホームがハブとなって、より木のことを深く知り、さらなる魅力を見出すための取り組みがKIDZUKIです。メディアやプロジェクト、イベント等の活動を通じて、木に関するアイデアや仲間がここに集い、木を媒介とした課題解決や事業領域の創造でより良い社会を目指します。 〈KIGOCOCHI〉は、こうしたKIDZUKIの取り組みを通じて出会ったトラフ建築設計事務所、木の生活を考え愛媛県で木材業を営む共栄木材株式会社の協力のもと誕生しました。

【KIDZUKI公式サイト】 https://kidzuki.jp/
【KIDZUKIインスタグラム】 https://www.instagram.com/kidzuki_official/

 
8.関係者プロフィール

・空間設計:トラフ建築設計事務所
・照明計画:BRANCH LIGHTING DESIGN 中村達基
・アートディレクション:佐々木拓/金井あき(KANAISASAKI)
・ディレクション:トラフ建築設計事務所、Polar Inc.

空間設計:株式会社トラフ建築設計事務所
鈴野浩一(すずの こういち)と禿真哉(かむろ しんや)により2004年に設立。建築の設計をはじめ、インテリア、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など活動は多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」、「NIKE 1LOVE」、「港北の住宅」、「空気の器」、「ガリバーテーブル」、「Big T」など。「光の織機(Canon Milano Salone 2011)」は、会期中の最も優れた展示としてエリータデザインアワード最優秀賞に選ばれた。2015年「空気の器」が、モントリオール美術館において、永久コレクションに認定。
【公式サイト】 http://torafu.com/about


 

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