日本、スリランカ、ベトナムの学生が協働で課題解決に挑む。石川県の水産加工品のさらなる飛躍を目指して。--金沢工業大学、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、さくらサイエンスプログラム推進本部

金沢工業大学

金沢工業大学では、10月8日(日)~ 10月15日(日)、スリランカ日本情報科学大学、ホーチミン市工科大学(ベトナム)、ホーチミン市経済金融大学(ベトナム)から選抜された優秀な大学生8名、教員2名、計10名を招へいし、金沢工業大学の学生とともに「石川県の水産加工品」の製造・販売・消費に関連した課題の発見・解決をテーマとする国際協働プログラムを実施します。スリランカとベトナムは日本と同様に豊かな漁場に恵まれ、魚食の文化を有する国です。 プログラムでは、まずカニカマ等を製造・販売する水産加工企業、株式会社スギヨの北陸工場(石川県七尾市)を訪問します。同工場の関係者による講演から、企業における研究開発と製品化、付加価値の創出などを学び、高度な機械技術・衛生管理技術を用いた製造過程を見学します。また、水産加工品の販売現場を知るため、同社の直売店や地元スーパーマーケットを訪れ、関係者へのインタビューなどの調査活動を行います。さらに、「国際化の進む工場における文化摩擦」、「国内での販売促進」「海外における知名度の向上」など、製造現場が抱える課題を共有し、専門分野の異なる学生たちがグループワークを通じて解決のための方策を考えます。そして、実際に手に触れられる・感じられるプロトタイプ(試作品)の設計・試作を、夢考房(学生のものづくりを支援する施設)にて行います。また、国際交流会館のキッチンを用い、各国の食文化に合うメニュー開発なども計画されています。 10月13日の成果発表会では、グループごとにまとめた課題解決策を、対面・オンライン中継を併用し、スギヨのほか、スリランカやベトナムの大学関係者とも共有し、意見を交換しながら、さらにアイデアを深めていきます。本プログラムが、石川県の水産加工品を国際的に飛躍させる第一歩となることが大いに期待できます。 本プログラムは、科学技術振興機構(JST)主催の「国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)」*に採択されたものです。 *「国際青少年サイエンス 交流事業(さくらサイエンスプログラム)」科学技術分野における日本と海外の青少年の国際交流を推進する、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の事業です。一般公募プログラムでは大学等の日本の機関が作成する科学技術体験、共同研究、科学技術研修に関する青少年の国際交流計画の実施経費を JST が支援します。 https://ssp.jst.go.jp/ 【実施内容】 ●スギヨ工場訪問(講義、見学) ●販売現場視察とインタビュー(スギヨ直売店、スーパーマーケット) ●水産加工品の課題考察(グループワーク) ●パッケージなどの製作(夢考房)●成果発表会 【実施場所】 金沢工業大学扇が丘キャンパス、スギヨ北陸工場(石川県七尾市)他 【研修日程概要】 10月8日(日)  午後:スリランカの学生ら入国(成田空港) 10月9日(月)  午前:ベトナムの学生ら入国(成田空港)  午後:金沢着、オリエンテーション(金沢工業大学扇が丘キャンパス) 10月10日(火)  <フィールドワーク>  午前:スギヨ北陸工場見学、講演、関係者インタビュー他(石川県七尾市)  午後:スギヨ直売店、地元スーパー見学、関係者インタビュー他(同上) 10月11日(水)  午前:フィールドワークによる情報を共有(金沢工業大学扇が丘キャンパス)     プロジェクトゴールの設定、問題の意義、解決による波及効果の検討  午後:プロジェクトゴール達成に向けた製品・サービスのアイデア創出(同上)     デザイン思考を用いた問題発見、解決案の評価 10月12日(木)  午前:ファブリケーションラボ(夢考房)見学(金沢工業大学扇が丘キャンパス)  午後:プロトタイプの設計・製作、資料作成(同上)  10月13日(金)  午前:成果発表会準備(金沢工業大学扇が丘キャンパス)  午後:成果発表会、意見交換会(同上) 10月14日(土)  午前:東京へ移動  午後:国立科学博物館見学 (東京・上野) 10月15日(日)  午前:日本文化体験 (東京・浅草周辺)  午後:離日 ▼本件に関する問い合わせ先 金沢工業大学 広報課 住所:石川県野々市市扇が丘7-1 TEL:076-246-4784 FAX:076-248-7318 メール:koho@kanazawa-it.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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