産油国技術者研修等事業「第六期物理探鉱コース」を実施
産油ガス国との友好関係構築に貢献
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、2月17日(月)から4月25日(金)にかけて、産油国技術者研修等事業「第六期物理探鉱コース」を開講しました。本コースには、東南アジア、中央アジア、中東、アフリカ、中南米の20カ国から21名の技術者が参加しました。 産油国技術者研修は、産油ガス国との人的交流及び協力関係の強化を目的に、各国政府機関や国営石油ガス会社などから石油・天然ガス開発技術者等を日本に招聘し、JOMGEC技術センターを中心に1989年から継続して実施しているものです。 今回は「第六期物理探鉱コース」として約10週間、物理探鉱の基礎から最先端の三次元物理探査技術まで幅広い技術やスキル習得を目的とした研修を実施しました。研修では、日本人専門家による座学形式講義の他、地震探査データ処理のためのワークショップ等も開催しており、より実践的な内容を総合的に身につける研修となっています。当研修を受講した20カ国、21名の若手技術者からは、物理探鉱に関する技術や知識の習得と共に、国を超えた技術者同士の交流にも役立ったと高い評価を得ることができました。また、日本語教室や生け花体験、研修旅行などを通じて日本の文化や社会などを紹介することで、日本への理解を深めると共に、日本に対する親近感や信頼の醸成に寄与しています。 JOGMECは、1989年に当時の石油公団が本事業を開始して以来、これまで25年間にわたり、46カ国3,176名に及ぶ技術者を海外から招聘してきました。研修事業による産油ガス国の人材育成が明日の日本の資源安定供給に寄与するよう、今後も研修の強化・充実に努めてまいります。 ■ コース概要 □ 名称 平成25年度産油国技術者研修等事業「第六期物理探鉱コース」 □ 実施期間 2月17日(月)~4月25日(金)(10週間) □ 対象 産油ガス国の石油・天然ガス関連の政府機関、国営石油ガス会社等に属する若手石油開発技術者等 (東南アジア、中央アジア、中東、アフリカ、中南米の20カ国、21名) ■ コースの種類 □ 探鉱地質コース 地質データの評価、解釈のための各種技術の習得を目的とし、一般講義、ワークショップ(実践的講義)、地質巡検を実施する。 □ 物理探鉱コース 次元物理探査技術の活用による油ガス探査技術の習得を主たる目的とし、最新技術の講義、ワークショップ(地震探査データの処理・解釈の演習)を行う。 □ 掘削マネジメントコース 坑井掘削の計画・立案能力及び実践的技術の習得を目的とし、基礎的知識・安全管理等の講義、掘削シミュレータを用いた訓練を行う。 (IADCによるWellCap Certificate取得※) □ 油層工学コース 油層の総合評価及び油層工学全般にわたる技術の習得を目的とし、油層解析等の講義、ワークショップ(油層シミュレーション)を行う。 ※ IADC (International Association of Drilling Contractors)による掘削現場における国際的資格。日本国内では、JOGMECのみが発行を認められている。 →全文を読む http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000102.html?mid=pr_140521_02JOGMECは日本の資源・エネルギーの安定供給確保を使命とし資源に関わる様々な業務に携わっています。
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