札幌大学では7月31日(月)に、今年度2回目となる学生と学長との懇談会「ようこそ、学長室へ!」を開催した。この懇談会は、FD活動の一環として学生の大学への満足度や抱えている要望等を把握し、現状を改善することで学生生活の向上に繋げることを目的に行っている。
今回、大森義行学長と懇談したのは、沖縄大学からの特別科目等履修生である當山千夏さんと、昨年札幌大学から鹿児島国際大学へ派遣された金田尚輝さんの2名。西村曜子FD・SD委員長がファシリテーターとして進行し、学修や学生生活についての率直な意見が交わされた。
當山さんは高校時代から県外で学びたいという想いを抱いており、科目等履修制度を活用して札幌での学びを選択した。地域マーケティングを学ぶゼミに所属し、ゼミ仲間とともにテーマの議論や計画作成に取り組み、大学祭の模擬店出店に成功し、売り切れるほどの成果を上げた。将来的には沖縄の観光業に携わる仕事に就く意向を示した。
一方、鹿児島国際大学で農業を学び1年間修学した金田さんは、現在も鹿児島で牛の飼育とサツマイモ、人参の栽培に従事し、全国各地で活動している。将来は畜産と園芸の架け橋となるコーディネーターとしての道を志望している。学長は金田さんの具体的な目標を評価し、その実現に向けて励ました。
懇談は和やかな雰囲気の中で進行し、當山さんと金田さんは学長からの問いかけに対し、修学中に感じたことや思うことを率直に共有した。学長は「アクティブな学生のためにさらなる支援を充実させたい。来年は沖縄への学生派遣を検討している」と述べ、将来の展望に向けた意欲的な取り組みを示した。
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