6月20日(火)19時~ 世界の医療団オンラインイベント開催のご案内 「世界難民の日によせて ーシリアの現場からー」

世界の医療団

6月20日は「世界難民の日(World Refugee Day)」。世界の医療団はこの日によせて、オンラインイベントを開催します。
今回のテーマはシリア難民です。シリアで教育、医療、そしてジャーナリストとして関わった3名にそれぞれの立場からお話をいただきます。

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によると、紛争や迫害、人権侵害、自然災害などにより、住み慣れた土地を離れなければならなくなった人の数は全世界で1億人を超え、過去最多となりました。
シリアは世界で難民が最も多く、その数は680万人です。隣国のトルコは世界で最も多い370万人の難民を受け入れています。
シリアの難民の原因となっているのが、「アラブの春」に端を発し、2011年から始まったシリア内戦。内戦は多くの犠牲者と避難民を生みました。街は破壊され、医療施設や医療従事者が攻撃の対象となり、子どもたちは教育の機会を奪われました。
今年2月6日に発生したトルコ・シリア地震では、その被災者のなかに、シリアの内戦から逃れるために難民となり、トルコで暮らしていた人々も多数いました。彼らは内戦で故郷を失い、今回の地震で再び住む場所を奪われるなど、幾重にも重なる困難に直面しています。

本イベントでは、シリアで子どもたちに教育を届けるPiece of Syriaの中野貴行氏、シリアについて取材を続けている日本経済新聞の渡辺夏奈氏をゲストにお迎えします。世界の医療団の海外事業プロジェクト・コーディネーターである中嶋とともに、教育、医療、そしてジャーナリズムという異なる視点から、シリア難民が置かれている環境や取り巻く課題について、現場のエピソードなども交えながらお話をいただきます。
内戦下における人道支援団体の活動は困難を極め、シリア国内で活動を続けている団体は多くありません。現場の声が一度に聴ける貴重な機会です。ぜひ「世界難民の日」をきっかけに、シリア難民について私たちと考え、思いを寄せてみませんか?皆さまのご参加をお待ちしています。

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「世界難民の日によせて ーシリアの現場からー」

【開催概要】
■日 時:2023年6月20日(火)19時00分-20時45分*18時50分より入室できます
■参加費:無料
■ツール:Zoom
■お申込:参加を希望される方は、こちらよりご登録ください。
     https://www.mdm.or.jp/news/26187/
     *定員に達し次第、締め切らせていただきます。
■主 催:認定NPO法人 世界の医療団
     (特定非営利活動法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポン)

【プログラム(予定)】
■19:00-19:05 ご挨拶
■19:05-19:35 世界の難民の現況・課題について これらへの世界の医療団の取り組み
         世界の医療団 日本 中嶋 秀昭
■19:35-19:50 シリアの現況・課題について Piece of Syriaの取り組み
         Piece of Syria 中野 貴行氏
■19:50-20:20 クロストーク ―それぞれの現場を語り、そこから見えてくる課題とは
         Piece of Syria 中野 貴行氏 × 日本経済新聞 渡辺 夏奈氏 × 世界の医療団 日本 中嶋 秀昭
■20:20-20:40 質疑応答
■20:40-20:45 私たちにできること・クロージング

【登壇者プロフィール】
中野 貴行氏 / NPO法人Piece of Syria 代表理事
大阪生まれ。2008-10年、青年海外協力隊としてシリア北部で活動。2015年より中東・欧州でシリアの人たちや支援団体にインタビュー。2016年にPiece of Syriaを立ち上げて、シリア国内の国内避難民、トルコのシリア難民向けの教育支援を行う。日本国内では、講演・写真展で課題ではなく魅力を伝えることを大切に、「シリアの今と昔」のエピソードを通じた平和教育事業を行なう。「シリアをまた行きたい国にする」ことが目標。2020年より、ケニアに在住し、専門家として働く妻の主夫を兼業。



渡辺 夏奈氏 / 日本経済新聞社 国際報道センター記者
日本経済新聞社入社後、記者として証券部、大阪編集局、社会部などで勤務。株式市場や企業、地方創生、外国人共生など幅広いテーマで取材経験を積む。2023年4月から国際報道センター記者。東京を拠点に中東・アフリカ地域を担当。シリアやトルコなど、各地で活動するNPOや国際機関に取材している。日本人に馴染みのない国や地域のニュースを分かりやすく、身近に感じてもらえるよう伝えるのがモットー。東京外国語大学外国語学部トルコ語学科卒。



中嶋 秀昭 / 世界の医療団 日本 海外事業プロジェクト・コーディネーター
日経新聞記者、フェアトレード企業勤務等を経て、NGO職員・JICA専門家として内戦下のネパール、スリランカ北部や、ミャンマー、インドネシア(アチェ)、リベリア、南スーダン、パキスタン、リビア等計12ヶ国に出張・駐在し、主に(母子)保健関連の支援事業を監理。2020年、世界の医療団日本に入職、ロヒンギャ難民・ホストコミュニティ支援事業監理とウクライナ紛争対応医療緊急支援事業、シリア震災対応医療支援事業への側面支援に従事している。



【お申し込み】
参加を希望される方は、こちらよりご登録ください。
https://www.mdm.or.jp/news/26187/
 

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