再生可能材料を利用したグリーンケミカル事業参入に向け日本触媒グループとChandra Asri社が共同調査を開始基本合意書を締結

株式会社日本触媒

 株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:野田和宏、以下「日本触媒」)は、PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(本社:インドネシア バンテン、社長:吉本進一郎、以下「NSI」)、PT Chandra Asri Petrochemical Tbk(本社:インドネシア ジャカルタ、社長:Erwin Ciputra、以下「Chandra Asri」)と、グリーンケミカル※事業への参入に向けた共同調査を行うための基本合意書を締結しました。

 当合意書に基づき、日本触媒とその関連会社であるNSI、Chandra Asriは、再生可能エネルギーを使用したバイオナフサやバイオオレフィンなど様々なバイオ素材を生産し、サステナブルなアクリル酸やアクリル酸エステル、高吸水性樹脂(SAP)などを生み出す可能性を探ります。本検討ではチレゴン市のNSI及びChandra Asriの既存プラントにおける設備・強み・技術を最大限に活用しながら、バイオ原料の生産とサプライチェーン全体における環境負荷低減の可能性を評価します。

 この取り組みはChandra Asriが2022年に開始した重要プログラムである「包括的なESG活動」を一歩進めるものになります。「包括的なESG活動」プログラムでは、Chandra Asriが世界的なESG評価機関であるサステナリティクス社の格付けにおいて、業界内の上位1パーセントを維持する事を目指しています。一方、日本触媒においても、グループ長期ビジョン「TechnoAmenity for the future」における「環境対応への変革」ならびに2050年に向けたGHG排出削減ロードマップにおける「バイオマス原料の利用」に合致しています。

 また、この取り組みは製品のライフサイクルを通じてCO2排出量を削減させることができ、インドネシア共和国の長期計画である「低炭素および気候レジリエンスに向けたインドネシア長期戦略 2050」に向け炭素排出量の低下に貢献します。

グリーンケミカル
再生可能資源である植物・農産物やその副産物、廃棄物などを原料として得られる環境負荷の低い化学製品で、従来の化石燃料を原料とする化学品を代替していく化学全般の総称。

NSI(Nippon Shokubai Indonesia)について
Nippon Shokubai Indonesiaはインドネシアにおけるアクリル酸、アクリル酸エステル及び高吸水性樹脂を生産する唯一のメーカーであると共に、日本触媒グループにおけるバンテン州チレゴンの拠点となっています。Nippon Shokubai Indonesiaが生産する高吸水性樹脂は主に紙おむつの原料として使用されています。

Chandra Asriについて
オレフィン及びポリオレフィンを生産するインドネシア最大の総合石油会社です。30年以上の歴史と2000人以上の専任スタッフに支えられ、インドネシア国内の石油化学ハブであるチレゴン及びセランにおいて、最新の技術による操業を行っています。
https://www.chandra-asri.com

日本触媒について:
1941年の創業以来、自社開発の触媒技術を核に事業を拡大。酸化エチレンやアクリル酸、自動車用・工業用触媒などを世の中に送り出し、現在では紙おむつに使われる高吸水性樹脂で世界1位のシェアを誇っています(当社調べ)。日本触媒は「テクノロジー(技術)」を通じて「アメニティ(豊かさ)」を提供する、という企業理念「TechnoAmenity」のもと、グローバルに活動する化学会社です。
https://www.shokubai.co.jp
 

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