アクサ、グリーン投資の一環として「アクサ札幌中島公園プロジェクト」発表 ~IHGホテルズ&リゾーツの「インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ」ブランドを誘致~
アクサ生命保険株式会社(東京都港区:代表取締役社長兼CEO安渕聖司)は、アクサグループの戦略計画におけるグリーン投資の一環で、アクサ・リアル・エステート・インベストメント・マネジャーズ株式会社(東京都港区:代表取締役社長 早藤 嘉彦)をアセットマネージャーとして、札幌中島公園の再開発プロジェクトへの投資を決定し、本日「アクサ札幌中島公園プロジェクト」の概要を発表しました。本プロジェクトは、札幌市が構想する新たなMICE※¹施設の整備事業として注目される中島公園エリアでの再開発事業です。高い環境性能を備え、LEED Gold認証※2 を取得予定で、DBJ Green Building※3の認証においても最高ランクに値するビルとなる予定です。5月よりテナント誘致が始まり、2025年6月の竣工予定です。環境に配慮した高い性能を備えるこのビルには、グローバルホスピタリティ企業「IHGホテルズ&リゾーツ」のフラッグシップであるラグジュアリーホテルブランド「インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ」を誘致します。また、竣工と同時に、アクサ生命は、現在の札幌本社のオフィスを新築されたビルに移転します。
2025年6月竣工(イメージ図)
アクサは、グループの経営戦略「Driving Progress 2023」および「サステナビリティ戦略」の評価指標である「AXA for Progress Index」をグローバルで策定し、2023年までに260億ユーロのグリーン投資を目指しています。日本では、アクサ生命が資産運用に際して、低炭素ビジネスモデルに移行する企業やプロジェクトを後押しし、移行のための資金調達をサポートする目的で、物流などを中心とした不動産への投資を行っています。
北海道は「ゼロカーボン北海道」を、札幌市は「環境首都SAPP‿ RO」を掲げ、それぞれ脱炭素や再生可能エネルギーへの移行に向けた政策を推進しています。札幌市は、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントである「MICE」を、本市の成長をけん引する分野のひとつとして位置づけています。アクサは「ゼロカーボン北海道」を掲げる北海道、MICE誘致強化を掲げる札幌市の政策に、グリーン投資を通じて貢献するものです。
誘致が決まった「インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ」は、「IHGホテルズ&リゾーツ」のホテルとしては北海道内で5軒目、「インターコンチネンタル」ブランドとしては北海道初、国内で11軒目のホテルとなります。これにより、外資系としては初のラグジュアリーホテルが札幌市に誕生します。
<IHGホテルズ&リゾーツの企業ロゴ>
<インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツのブランドロゴ>
本プロジェクトでは、コロナ後の新たな働き方を模索する生活者のワーク・ライフや減災の点から、免震構造、非常用発電設備や燃料等を備え、インフラが寸断された状態でも14日間運営できるオフィスを目指し、安心・安全・快適な環境をオフィスワーカーに提供します。また、非常時におけるBCP(事業継続計画)の一環として、地域の非常用拠点としての利用も視野に入れています。自然豊かで、歴史ある中島公園付近に立地し、オフィスワーカーには“ウェルネスオフィス”を、その家族や地域の住民、国内外の観光客には、自由に利用できるオープンスペースや、展望テラスなどの各種アメニティによるウェルビーイングの充実を基本コンセプトとしたコミュニティスペースをご提供します。
アクサ生命は、北海道において1934年に企業福利の向上を目指し、団体保険制度の事業を開始し、90年間にわたり地域の福利向上をサポートしてきました。2014年には「札幌本社」を設立し、お客さまをお守りする事業継続体制の強化に取り組んでいます。北海道庁や札幌市とは、連携協定に基づいて、健康経営※4やライフマネジメント(R)※5に基づく金融経済教育、国際的な若手人材を育成する「ほっかいどう未来チャレンジ」への寄付など、健康で幸せな地域社会づくりで協働し、地域福利の向上を目指す取り組みを拡大しています。当社は札幌市において、これまでにホテル1棟、マンション2棟の不動産投資を行いました。また、旭川市にインターネットを主な販路とした生損保事業を営む当社のグループ企業2社がコンタクトセンターを構えており、北海道はアクサの経営戦略上重要な地域となっています。本プロジェクトにより、「ゼロカーボン北海道」が掲げる脱炭素、札幌市の環境首都SAPP‿ ROや中島公園駅周辺のまちづくりの一助となる民間開発案件として、さらに地域の安全・安心を支える地域強靭化に資するBCP拠点として、アクサのパーパスを体現し、市民の皆さまから愛されるランドマーク施設を目指していきます。
アクサは、今後も「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」というパーパスのもと、地域のステークホルダーの皆さまと連携し、より良い未来づくりに向けて、地球環境を守り、地域社会の持続的発展を支える取り組みを推進していきます。
※1:企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のこと。多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。
※2:LEEDは、非営利団体USGBC(U.S. Green Building Council)が開発、運用し、GBCI(Green Business Certification Inc.)が認証の審査を行っている、ビルト・エンバイロメント(建築や都市の環境)の環境性能評価システムです。LEED認証を受けるためには、グリーンビルディングとして備えるべきいくつかの必須条件(Prerequisite)を満たし、選択項目のポイント(Credit Points) を選んで取得することが必要です。取得したポイントによって認証のレベルが決められ、ゴールドは最高位のプラチナの次に高いレベルとなります。
※3:DBJ Green Building認証とは、環境・社会への配慮がなされた不動産を支援するために、2011年4月に日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度です。対象物件の環境性能に加えて、防災やコミュニティへの配慮等を含む様々なステークホルダーへの対応を含めた総合的な評価に基づき、社会・経済に求められる不動産を評価・認証しています。
※4 :「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
※5:ライフマネジメント(R)はアクサ生命保険株式会社の登録商標です。
参考資料
アクサ生命について
アクサ生命はアクサのメンバーカンパニーとして1994年に設立されました。アクサが世界で培ってきた知識と経験を活かし、277万のお客さまから522万件のご契約をお引き受けしています。1934年の日本団体生命創業以来築いてきた全国511の商工会議所、民間企業、官公庁とのパートナーシップを通じて、死亡保障や医療・がん保障、年金、資産形成などの幅広い商品、企業福利の増進やライフマネジメント(R)(人生を経営する)*に関するアドバイスをお届けしています。2021年度には、2,346億円の保険金や年金、給付金等をお支払いしています。 *ライフマネジメント(R)はアクサ生命保険株式会社の登録商標です。
アクサグループについて
アクサは世界50の国と地域で14万9千人の従業員を擁し、9千500万人のお客さまにサービスを提供する、保険および資産運用分野の世界的なリーディングカンパニーです。国際会計基準に基づく2021年度通期の売上は999億ユーロ、アンダーライング・アーニングスは68億ユーロ、2021年12月31日時点における運用資産総額は1兆510億ユーロにのぼります。アクサはユーロネクスト・パリのコンパートメントAに上場しており、アクサの米国預託株式はOTC QXプラットフォームで取引され、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)やFTSE4GOODなどの国際的な主要SRIインデックスの構成銘柄として採用されています。また、国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEP FI)による「持続可能な保険原則」および「責任投資原則」に署名しています。
*アクサグループの数値は2021年度時点のものです。