【報道関係の皆様へ】近畿大学 × 東京海洋大学 × 東京農業大学 3大学による『海の豊かさを守ろう』シンポジウム 開催のご案内

学校法人東京農業大学

日 時:2023年5月20日(土)
場 所:あべのハルカス 25階 会議室 E・F(〒545-8545 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)
 

 2015年に国連で採択されたSDGsは、環境問題やエネルギー、食品ロスなど幅広く各所でディスカッションされております。海洋の分野においても真に海の豊かさを守るための生態学的学びや技術に関心が高まりつつあります。  
 そこで、東京農業大学では、近畿大学、東京海洋大学にもご協力頂き「海の豊かさ」を守っていくための最先端の研究や技術、そしてその学びの重要性について中・高校生を中心に若い世代に広く知ってもらうためにシンポジウムを開催します。海の素晴らしさを改めて考える機会になればと存じます。つきましては、マスコミ各社皆様にも是非ともご参集賜り、ご取材いただけましたら幸甚です。

【取材に関するお申し込み・お問い合わせ】
ご取材いただける場合は、お手数ですが『申込用紙』よりFAXまたはメールにて企画広報室へお申し込みください。
東京農業大学 企画広報室(〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1)
TEL:03-5477-2650 FAX:03-5477-2804 E-mail:info@nodai.ac.jp 
【お申し込み期限:2023年5月18日(木)15時まで】

シンポジウム詳細情報
日 時:2023年5月20日(土)
場 所:あべのハルカス 25階 会議室 E・F
    〒545-8545 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
主 催:東京農業大学 共 催:近畿大学・東京海洋大学 後 援:水産庁・株式会社 共同通信社・AIGLE
協 力:一般社団法人 MSCジャパン

プログラム
会場受付:12:30〜
シンポジウム:13:00〜15:00(終了予定)
※ シンポジウム終了後、登壇者へのフォトセッションや質疑応答(あわせて30分程度)を行う予定です。

【プログラム詳細】
1.最新の海洋研究の話題 ・ 3大学の海洋研究の紹介(約60分)
 

近畿大学 水産研究所 家戸 敬太郎 教授
「近大マグロの完全養殖研究と持続可能な養殖産業への貢献」

【概要】近畿大学初代総長・世耕弘一は海を「畑」と捉え「海を耕せ!」という理念を提唱し、1948年和歌山県白浜町に水産研究所を設立。当時、海水魚養殖は普及しておらず、近畿大学は1954年からハマチの網いけす養殖法の開発に着手し、長期間飼育に成功した。そして近年では養殖用種苗の国内需要の約2割に相当する約10万尾以上を生産し、天然資源の減少が問題となっているクロマグロの安定的供給および資源保護に向けた取り組みを続けている。

東京海洋大学 学術研究院 海洋生物資源学部門 團 重樹 准教授
「タコ類の生態解明と増養殖技術開発」

【概要】日本人は弥生時代からタコツボ漁を営み、タコ類を食料源として利用してきた。しかし近年、日本近海のマダコやイイダコが姿を消しつつある。なぜタコ類は減少したのか、どうすれば資源を保全し持続的に利用できるのか、早急な解明と対策が求められている。近年、我々はマダコ浮遊幼生の飼育技術を開発することに成功した。本講演では、最新の研究で明らかになったタコ類の生活史初期の生き残り戦略と、タコ類の増養殖の実現に向けた取り組みについて説明する。

東京農業大学 生物産業学部 海洋水産学科 市川 卓 准教授  
「サケを守り、地域を守る」

【概要】サケは古くから人工ふ化放流事業が行われ、その資源量は増加したが、この数年のサケ来遊数は著しく減少し、それによる地域経済の損失は甚大である。その一方で、各地で生産された養殖サーモンは安定的に供給され、天然のサケの消費を脅かす存在となっている。現代において、天然資源を守り、増やす意味について、地域とそこに住む人々を守る視点から解説を試みると共に、漁業とは、食料生産とは、食べるとは何か、問題を提起し、共に考える機会とする。

2.3大学の学生による海洋の実学の学び(約40分)
【概要】「実学」を理念とする3大学の学生から「実学」を中心とした学びを広く中・高校生を対象に発信し、海洋研究の面白さ、奥深さを伝える。中・高校生に海洋水産や海洋生物等に興味を持ってもらう契機とするとともに、数年後の自分を投影することで海洋学・水産学分野への関心を促し、次世代の水産業従事者の育成や海洋研究者の育成に繋げる。

3.特別対談  (約20分)
私たちにできる海の豊かさを守る取り組み    
ココリコ・田中 直樹 氏(MSCジャパンアンバサダー) × 中川 至純 教授 (東京農業大学)
【概要】私たちは遥か昔から海の生物を利用し、我が国独自の魚食文化が発展してきた。しかし、現在、日本の漁獲量の減少が大きな問題となっている。対談では、私たちにとって海とはどのようなものなのか? 豊かな海とは何か?海では何が起こっているのか? 私たちは豊かな海を守るために何をすべきか? これらの問いについて対話を通して分かりやすく紹介し、シンポジウム参加者の海の豊かさを守る取り組みについての理解を深めることに努めたい。
 

 
本件に関するお問合わせ先
シンポジウムに関するお問い合わせ
東京農業大学  企画広報室(〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1)
Tel:03-5477-2650  /  E-mail:info@nodai.ac.jp



 

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