プレスリリースの配信タイミング調査 4月1日は他の土曜日の7倍以上の配信量を記録
調査は、2023/4/1~2023/4/30に各プラットフォームの運営サイトに掲載されたプレスリリースを対象に、独自に収集した3万7,556件を集計。最もプレスリリース配信が多かったタイミングは「火曜日の10時台」(1,520件)で、次いで「木曜日の11時台」(1,496件)、「木曜日の10時台」(1,411件)となりました。
「水曜日の10時台」が最も多かった3月の集計(※2)とは異なる結果となりましたが、木曜日の11時台、10時台が多かったのは引き続きの傾向として表れていました。
また、土日は基本的に配信量が減りますが、4月1日は土曜日だったにも関わらず多くのプレスリリースが発表され、4月の他の土曜日の平均(約152件)に対して7倍を上回る配信量(1,105件)を記録しました。新年度の始まりということもあり、曜日よりもタイミングを優先した配信が多かったことが伺えます。
※1:PR TIMES、共同通信PRワイヤー、@Press、PRオートメーション、ドリームニュース、ValurPressを対象としています
※2:【参考】
プレスリリースの配信タイミング調査(3月)https://digitalpr.jp/r/70063
プレスリリースの配信タイミング調査(2月)https://digitalpr.jp/r/68744
■曜日・時間帯別では火曜日の10時台が最多
曜日・時間帯の詳細を見ると、「火曜日の10時台」(1,520件)が最も多く、次いで「木曜日の11時台」(1,496件)、「木曜日の10時台」(1,411件)と続きます。平日の10時台、11時台が総じて多く、午後は少し緩やかになりますが15時台までは多くのプレスリリースが配信されていました。
■曜日別では木曜日が最多
曜日別では「木曜日」が7,599件(20.23%)で最も多く、次いで「金曜日」7,408件(19.73%)、「火曜日」6,914件(18.41%)となり、3月と同様に木曜、金曜の配信が多い傾向となりました。
■時間帯別では10時台
時間帯別では「10時台」が6,994件(18.62%)で最も多く、次いで「11時台」6,430件(17.12%)、「12時台」3,466件(9.23%)となりました。また、最も配信が少なかったのは3時台で、曜日を通しても19件という結果でした。2時台25件、1時台32件、5時台35件と、深夜から早朝にかけての時間帯は配信が少なくなっています。
■理想の配信タイミングは
プレスリリースは記者の方々がニュースを収集する時間帯に合わせて配信するのが望ましく、一般的に記者がニュースを集める時間帯が午前中と考えられるため、午前中に配信することが多くなります。
一方で、近年はプレスリリース自体がコンテンツとして消費者に届けられているため、ターゲットが消費者であれば、朝夕の通勤・通学やお昼休みの時間帯に配信することも有効と考えられます。また、プレスリリースの流通量自体が非常に多く、情報が埋もれてしまうことを懸念するのであれば、敢えて配信量の少ない時間に流すことも有効な選択肢となるかもしれません。
プレスリリースは、ターゲットによっても最適な配信時間帯は異なりますので、自社のターゲットに合わせて最適な時間帯を選択することが重要となります。