長野大学学長に小林淳一氏が就任 -- 大学改革の実績と民間企業での経験を活かし、地域の力になる大学へ

公立大学法人 長野大学

長野大学(長野県上田市)では2023年4月1日付で、新学長に前秋田県立大学理事長兼学長の小林淳一氏が就任した。小林氏は大学ガバナンス改革を推進してきた経験と実績があるだけでなく、民間企業での勤務経験も豊富で幅広い視野と国際感覚を備えており、バランスの取れた大学改革が期待される。また、東北大学大学院工学研究科出身の小林氏は、長野大学が目指す理工系学部の新設にも意欲を示している。任期は2027年3月31日までの4年間。  小林淳一氏は、東北大学大学院卒業後(株)日立製作所に入社。ガスタービン、新幹線車両、半導体製造装置等の研究開発をはじめ、研究企画、ソリューションビジネス等に携わった。  秋田県立大学では、木質系材料(スギ、稲わら)を原料としたバイオリファイナリーをテーマに研究。タンデムリングミル粉砕機(NEDO新エネルギーベンチャー技術革新事業)や、木質飼料ペレット(秋田県重点分野研究プロジェクト)、バイオエタノール製造(環境研究総合推進費補助金研究事業)等の研究を行ってきた。さらに同大の理事長兼学長としては、内閣府の「地方創生推進交付金(Society5.0タイプ)」、国立研究開発法人科学技術振興機構「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の採択に注力した。  こうした経験・実績から、長野大学学長への就任が決定した。  小林氏は、データ駆動型社会および地域共生型社会を見据え、現状の社会科学系学部に加え理工系学部など新たな学問領域の設置に意欲を示している。社会学系教員と理工系教員のコラボレーションにより新たな研究領域を作り上げ、地域の社会、福祉、文化、環境、産業に新たな価値を創造する研究拠点としての長野大学を目指す。  また全学教育改革としては、すべての学生が数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)の能力を身に付けることを目標としている。  そのほか、大学のある上田市を中心とした地域の安全・安心で魅力あるまちづくりも目指していくとしている。   ◆小林淳一氏 経歴  上田市出身。1948年9月23日生まれ。 1967年3月 長野県 上田高等学校卒業 1971年3月 東北大学 工学部 機械工学科卒業 1973年3月 東北大学 大学院工学研究科 機械工学専攻 修士課程修了 1976年3月 東北大学 大学院工学研究科 機械工学専攻 博士課程修了、工学博士  論文名:導電形MHD流路の特性に関する理論的研究 1976年10月(株)日立製作所入社 機械研究所(日立グループのメカの責任研究所)に勤務  専門:機械工学・流体力学 1994年2月 同上 機械研究所 第1部長 2005年4月 同上 研究開発本部 ソリューションセンター長 2007年4月 公立大学法人秋田県立大学 システム科学技術学部 教授 2011年4月 同上 理事兼副学長(教育担当) 2017年4月 同上 理事長兼学長 2023年4月 公立大学法人長野大学学長就任 ▼本件に関する問い合わせ先 長野大学 学務グループ広報入試担当 TEL:0268-39-0020 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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