長野大学(長野県上田市)は上田市と連携して2019年度より「信州上田学事業」を推進している。本事業では、学生が地域の企業・行政・住民と協働して地域の課題解決に主体的に取り組む。
長野大学地域経営学部・企業情報学部の森俊也教授のゼミ生は、株式会社フジランド(東京都千代田区)と協働で道の駅「美ヶ原高原」(長野県上田市)の魅力創出に向けた事業を展開している。
2024年度から、毎年森ゼミの4年生から有志「森とゆかいな仲間たち」が集まり取り組みを進めてきた。2025年度までに、施策「Veil」(購買の場)を実装、施策「A tempo」(パーソナルスペース)が原案となった、駐車場の一部を活用した車中泊専用の有料区画の実証実験が開始された。3年目の2026年度は、これまでに提案した施策の実装に向けて、またジビエの利活用についても再検討する。
森教授のゼミ生「森とゆかいな仲間たち」は、道の駅「美ヶ原高原」および美ヶ原高原美術館を運営する株式会社フジランドと協働で、道の駅「美ヶ原高原」の魅力創出に向けた事業を行っている。
道の駅「美ヶ原高原」は標高1,938mと、「道の駅」としては日本一高い位置に所在。また、美ヶ原高原美術館が隣接しているほか、広大な屋外展示場には約250点の現代彫刻が常設展示されている。
高地にあるため営業期間が限られていることや、多方面からのアクセスがしにくいことなど、高原の道の駅ならではの課題もある。
雄大な自然環境や既存の資源を活かしながら、同社と協働してサステイナブルな地域社会の実現(社会課題の解決)に向けて新たな事業を検討・実装してきた。
森とゆかいな仲間たち(森ゼミ生)は、タスクに追われる現代人に、「むだ」を適度に取り入れてもらうことによって、道の駅「美ヶ原高原」での滞在で心の豊かさを感じてもらうことをコンセプトに取り組みを進めてきた。
道の駅「美ヶ原高原」を中心に、美ヶ原高原を魅力あふれる拠点として構築していくことを目標として、事業に取り組んでいる。
●1.2024年度(初代森とゆかいな仲間たち)の取り組み
道の駅・美ヶ原高原の魅力創出に向けて、2024年度は関係者との意味確認、意見交換、フィールド調査、アンケート調査および事業検討を実施。
最終報告会では、具体的な事業として(1)広場とブックカーの「Lofti」、(2)ミニチュアラリーの「Atta!!」、(3)パーソナルスペースの「A Tempo」、(4)滞在拠点の「U Base」および(5)雑貨屋の「Veil」の展開 をはじめとした、7つの事業について提案した。
・5月28日 フジランド責任者との懇談会の様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/308
・7月5日の現地視察および意見交換会の様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/316
・8月21日のフジランド責任者様への検討状況の進捗発表会の様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/320
・9月16日の現地視察および現地アンケート・ヒアリングの様子
https://www.nagano.ac.jp/community_collaboration/activity_study/detail/39
・11月8日のフジランドの関係者様および長野県の関係者様への中間発表会の様子
https://www.nagano.ac.jp/community_collaboration/activity_study/detail/63
・12月20日のフジランドの関係者様と森ゼミ生との意見交換・情報交換の様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/417
・2025年1月14日・15日の「彫刻の森美術館」(箱根)の視察調査の様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/434
・2025年2月21日の最終発表会の様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/490
●2.2025年度(二代目森とゆかいな仲間たち)の取り組み
2025年度は、事業の具体化よびその実施を中心に進めた。道の駅売店内に「Veil」(購買の場)の設置、7月には、「A tempo」(パーソナルスペース)が原案となった、駐車場の一部を活用した車中泊専用の有料区画の実証実験が開始された。
○○探しラリーの事業「Atta!」の具体化としての「歩く絵本」の提案や、美術館を巡りながら自分の感性で選択を重ねていく体験型プログラム「Dotti??」を提案した。
イラストレーターのキン・シオタニ氏とコラボし、より創造的な提案を展開した。
・2025年5月27日のキックオフ会議の様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/500
・2025年6月17日の事業実施に向けた打ち合わせの様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/521
・2025年7月18日の新事業(Veil)実施に向けた最終準備の様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/572
・2025年9月19日の進捗発表会の様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/610
・2025年11月4日、イラストレーターのキン・シオタニ氏との打ち合わせ様子
https://www.nagano.ac.jp/faculty/business/activity/detail/667
●3.道の駅・美ヶ原高原魅力創出プロジェクトの成果
森とゆかいな仲間たちと、株式会社フジランドなどの関係者との協働的取り組みにより、ありたい姿、コンセプトの策定、コンセプトを踏まえた事業創出へとつなげることができた。
・美ヶ原高原の価値を再発見し、体験として提案するコンセプトの提案
・道の駅「美ヶ原高原」の魅力向上に向けた施策の実装
・コンセプトに基づく事業の考案・展開
また、本事業は、道の駅の運営企業と長野大学の学生が継続的に連携する地域協働の取り組みとして、地域活性化のモデルケースとなっている。
【PDF①】二代目森とゆかいな仲間たち「道の駅美ケ原高原魅力創出プロジェクト」成果報告(最終)
https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:d8908a43-b43b-5159-8ec2-b44e0c3edb20
【PDF②】施策の具体化に向けた検討資料_道の駅美ヶ原高原魅力創出プロジェクト
https://www.nagano.ac.jp/upload/faculty/content/20260602moriPDF2.pdf
【PDF③】新事業・新施策「アートに導かれるおみくじ」
https://www.nagano.ac.jp/upload/faculty/content/20260602moriPDF3.pdf
2026年度は、森とゆかいな仲間たち(三代目)がありたい姿やコンセプトをもとに、事業のさらなる実装・拡充、また、新たな事業の開発に取り組む予定である。
【企業イノベーションプロジェクトに関連するページ】
・森ゼミナールWebサイト
https://sites.google.com/nagano.ac.jp/Mori-Seminar
・夢ナビ(森教授の講義動画)
https://douga.yumenavi.info/Lecture/PublishDetail/2021000830?back=
・教員紹介
https://www.nagano.ac.jp/faculty/staff/detail/34
○道の駅 美ヶ原高原
・場所:長野県上田市武石上本入美ヶ原高原
・2026年営業期間:4月25日(土)~11月15日(日)
・営業時間: 9:00〜17:00
・URL:
https://m-utsukushigahara.jp/
○美ヶ原高原美術館
・場所:長野県上田市武石上本入美ヶ原高原
・2026年度開館期間 4月25日(土)~11月3日(火・祝)
・開館時間:9:00 ~ 17:00(入場は16:30まで)
・URL:
https://www.utsukushi-oam.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
地域連携・研究グループ地域づくり総合センター
メール:renkei@nagano.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/