スギ薬局がボトルスカッシュ導入を通じてペットボトルを回収し、コカ・コーラボトラーズジャパン/サントリー食品インターナショナル/アライン/協栄産業が協同したうえで「ボトルtoボトル」水平リサイクルを開始

スギホールディングス株式会社

株式会社スギ薬局(代表取締役社長 杉浦克典 以下、スギ薬局)は、コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社(代表取締役社長 最高経営責任者 カリン・ドラガン 以下、コカ・コーラ ボトラーズジャパン)、サントリー食品インターナショナル株式会社(代表取締役社長 小野真紀子 以下、サントリー)、株式会社アライン(代表取締役 遠藤正浩 以下、アライン)、協栄産業株式会社(代表取締役社長 古澤栄一 以下、協栄産業)と協同し、2023年4月より愛知県、三重県のドラッグストア「スギ薬局」6店舖で、使用済みペットボトルを回収し、ペットボトルに再生する「ボトル to ボトル」水平リサイクルを開始します。
また、店舗での回収機として、株式会社寺岡精工(代表取締役社長 山本宏輔 以下、寺岡精工)製のボトルスカッシュを導入し、使用済みペットボトルを回収します※1。
※1 ボトルスカッシュは2022 年7 月に1 店舗、2023 年2月に5 店舗導入済み
1. 実施の背景
日本では、ペットボトルの水平リサイクル実施割合は20.3%※2と低いことに加え、一度ペットボトル以外のPET製品に再生されたものを、ペットボトルに再生することは技術的に困難です。また、水平サイクルに適した良質な使用済みペットボトルを安定的に確保することが喫緊の課題となっています。
スギ薬局グループは、サステナビリティ経営推進のため、2021年度に重要課題(マテリアリティ)を設定しました。その中の一つとして「循環型社会の実現」を目指し、ペットボトル飲料を販売している企業の責任として、水平リサイクルの取り組みを強化しています。
※2 PET ボトルリサイクル推進協議会 「PET ボトルリサイクル年次報告書2022」
2. 取り組み概要
本取り組みでは、スギ薬局の6店舗に寺岡精工製の「ボトルスカッシュ」を導入し、リサイクルに適した良質な使用済みペットボトルを回収することを目指します。店頭で回収した使用済みペットボトルは、スギ薬局の物流便にて、物流センターまで運搬します。その後、圧縮加工を行う会社が減容処理を行った後、リサイクラーである協栄産業にて樹脂再生を行います。
その後、各飲料メーカー「コカ・コーラ ボトラーズジャパン/サントリー」が再生ペットボトルを使用した容器の飲料の製造を行います。なお、これら一連のペットボトル回収は、アラインのオンラインシステムによって、リサイクラーへの搬入量がリアルタイムに可視化されます。
スギ薬局グループは、2023年3月より埼玉県のドラッグストア「スギ薬局」6店舗で、ペットボトルの水平リサイクルを開始しています。今回、新規エリアとして、愛知県、三重県において、水平リサイクルを拡大します。今後、水平リサイクルの更なる推進のため、回収店舗数を順次拡大し、日本国内におけるさらなるPETボトルの循環利用への貢献を目指してまいります。

スギ薬局グループは、環境と社会の様々な課題に真摯に向き合い、企業活動を通して、健康で元気な人を増やし、活力ある社会を実現するため、ステークホルダーの皆様と協働し、「地域社会」の持続可能な発展に貢献する企業を目指します。
3. ボトルスカッシュについて
寺岡精工製の「ボトルスカッシュ」は、投入された飲料用ペットボトルを独自の「プレ裁断圧縮方式」で約1/3に減容し、リサイクルに適切なペットボトル素材を選別する自動回収機です。
また、ペットボトルを圧縮することにより、従来の3倍の量を輸送でき、物流効率の上昇に寄与することが出来ます。その結果、CO2排出量の削減に繋がり、地球環境へ貢献することが出来ます。また、ボトルの投入口をお子様でも入れることができる高さ(約120cm)に設計。スギ薬局のマスコットキャラクター「スーギー」と「スーニャ」のデザインラッピングを回収機に施し、誰もが親しみやすく参加できる「リサイクルの入り口」としての役割を担い、資源循環を推進します。
4. 導入店舗
愛知県岡崎市:上地店、上地1 丁目店、美合店、羽根北店
三重県松阪市:嬉野東店、松阪中央店

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