【新刊情報/梓書院】かつて神風特別攻撃隊が出撃したこの土地で、次の世代へ平和を伝えていくこと――『掩体壕を残すまちから 宇佐海軍航空隊を訪ねて』4月30日(日)発売
かつて航空隊があった大分県宇佐市では、戦争遺構の保存に積極的に取り組んでいる。今も掩体壕を残すこのまちで、歴史に取り組み続ける著者が綴る、さまざまな出会いの記録。
大分県宇佐市の地域づくり団体「豊の国宇佐市塾」の塾生代表である平田崇英が、梓書院(本社・福岡)より出版する『掩体壕を残すまちから 宇佐海軍航空隊を訪ねて』は、戦争とは何か、歴史を語り継ぐとはどういうことかを深く考える一冊です。戦時中、宇佐市には宇佐海軍航空隊があり、ここから神風特別航空隊など多くの航空機が出撃していました。その歴史を伝えるため、宇佐市は今も掩体壕(空襲で敵機から飛行機を守るための格納庫)をはじめとする戦争遺構の保存に積極的に取り組んでいます。航空隊の歴史に取り組み続け、多くの人と出会った著者のこれらの記録が、平和を考えるきっかけになってくれればと願っています。
宇佐海軍航空隊の歴史を伝える
練習航空隊として開隊された宇佐海軍航空隊は、真珠湾攻撃の搭乗員の養成を担うなど、「艦爆、艦攻のメッカ」として知られていました。しかし、時代とともに航空隊は特攻基地へと変わっていきます。神風特別攻撃隊が出撃して154人もの人が亡くなったこと、また度重なる空襲で多くの人が亡くなったことを、どう語り継いでいくか。航空隊の歴史を通して、平和の大切さやいのちの尊さを考えます。
掩体壕などの戦争遺構の保存
戦争を知らない世代が戦争を語り継いでいくためには、どうすればよいのか。宇佐市では掩体壕をはじめとして、多くの戦争遺跡の保存に積極的に取り組んでいます。戦争の歴史も風化が進み、体験者がいなくなる中、語り部としてこれら戦争遺跡を保存することはますます重要になってくるでしょう。地域の人や子供たちとともに、戦争を次の世代へと語り継いでいく取り組みを続けています。
□商品概要
・書籍タイトル:『掩体壕を残すまちから 宇佐海軍航空隊を訪ねて』
・著者:平田崇英(ひらた そうえい)
・形態:四六判(128×188mm)、ソフトカバー、320ページ
・定価:1,430円(本体1,300円+消費税10%)
・発売日:2023年4月30日(日)
・販売先:全国書店、amazon等
・販売元:株式会社梓書院
□読者・報道機関からのお問合せ先
・株式会社梓書院 担当:前田
・tel : 092-643-7075(9時~18時 土・日・祝日を除く)
・ホームページ:http://www.azusashoin.com
□梓書院とは
昭和47年(1972年)に福岡県で創業、令和4(2022)年に50周年を迎えた出版社です。創業より作り上げてきた書籍点数は1600冊を超えるまでとなり、これからも地元福岡はもとより九州に根ざした書籍作りを通して、より豊かな文化の向上に寄与していきたいと考えています。
・所在地:〒812-0044 福岡県福岡市博多区千代3-2-1麻生ハウス3F
・代表取締役社長:田村志朗
・事業内容:図書出版(実用・一般書/郷土史・古代史/小説・エッセイ/詩・句・写真集/自分史etc)、マンガ制作(郷土の偉人・歴史マンガシリーズ制作出版/PRマンガ制作/社史マンガ制作etc)、各種企画制作(社史・記念誌制作/広報誌制作/電子ブック制作)等