【芝浦工業大学】空気調和に関する世界最大の国際学会にて『新菱神城ビル』が世界最優秀賞を受賞

芝浦工業大学

新菱冷熱工業株式会社、株式会社三菱地所設計、学校法人芝浦工業大学秋元孝之研究室の3者が設計・施工・検証に携わった『新菱神城ビル』(東京都千代田区)が、空気調和に関する世界最大の国際学会である米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE) が主催する「2023 ASHRAE Technology Awards」の新築オフィスビル部門(Commercial Buildings(new))にて世界最優秀賞(First Place)を受賞したことをお知らせします(受賞発表日:2023年2月4日 米国・アトランタ)。  2020年6月に竣工した中規模オフィスビル『新菱神城ビル』(以下、当ビル)は、全館で新開発したダクトレス空調を採用し「+1フロア」の増床を実現しました。このダクトレス空調は、従来の方式をベースとしつつも省エネルギー性能を大幅に改善しました。当ビルではこのほかにも新開発の設備技術を多数導入し、その多くは上記3者の共同研究による長年の実証実験などにより、より高水準の技術として確立したものです。こうした研究/開発プロセスも、関連学術団体から高い評価を頂いています。 ■ 3段階の審査を経て世界最優秀賞を受賞  「ASHRAE Technology Awards」は地域規模に応じて3段階の審査が行われ、当ビルは2022年7月の日本支部選考にて、最優秀技術賞を受賞し、その後、同年8月にはRegion XIII(アジア)地域選考でも最優秀技術賞を受賞しました。そして今回、世界15地域から選抜された建築環境技術作品を対象とした最終選考にて「世界最優秀賞」を受賞したことで、本建築における省エネルギー化などの建築環境技術が世界最高水準にあることが示されました。  また、当ビルでは運用開始後も詳細な性能検証を基に、一層の省エネルギー化を目指すべく表計算ソフト(Excel)と連携した熱源制御の開発に取り組むなど、導入技術の応用開発を継続して実施しています。このプロジェクトで実証されたさまざまな技術は、設計・施工に広く展開・応用し、今後も脱炭素社会の実現に向けて発信してまいります。 ※米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE/American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers):  132カ国・5万人以上の会員を擁する、空気調和に関する世界最大の国際的学会。1894年創設、本部:米国アトランタ。「ASHRAE Technology Awards」(1999年~、毎年開催)は、省エネ・快適性やユーザの健康などを兼ね備えた、革新的な環境建築に対する世界最大規模の技術賞です。審査には実運用データによる裏付けが要求され、建築・設備関係者からも高い信頼を集めています。   https://www.ashrae.org/ ▼本件に関する問い合わせ先 広報連携推進部 企画広報課 TEL:03-5859-7070 FAX:03-5859-7071 メール:koho@ow.shibaura-it.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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