【オリックス・レンテック】小型熱真空試験装置のレンタル開始

オリックス株式会社

宇宙環境を再現、加速する小型衛星開発を支援

オリックス・レンテック株式会社(本社:東京都品川区、社長:細川 展久)は、本日より、小型熱真空試験装置一式※1のレンタルサービスを開始しますのでお知らせします。

熱真空試験装置は、人工衛星など宇宙で使用する部品の耐久性や機能・性能を測定するため、真空状態をつくり、急激な温度差を生じさせることで、宇宙環境を再現する装置です。

従来の装置では、液体窒素を用いて温度調節を行うため、窒素貯蔵タンクを設置するなど大規模な設備が必要でした。このたび、当社がレンタルする装置は、液体窒素の代わりに不凍液を使用することで小型化され、スムーズな移動が可能です。最短5日間からレンタルでご利用いただけるため、多額の初期費用を掛けることなく、小型の人工衛星用電子部品などの測定試験を行うことができます。
右:小型真空試験装置
左:高性能温度制御装置

人工衛星は、携帯電話のGPS機能やカーナビ、気象予報など、さまざまな場面で利用されています。民間企業の参入などに伴い、2021年に世界で打ち上げられた人工衛星の数は10年間で約14倍※2になるなど、宇宙産業は今後ますます拡大する傾向にあります。

オリックス・レンテックは、JAXA筑波宇宙センターと連携して環境試験設備の運営や利用拡大を図るなど※3、宇宙分野における企業の研究開発を支援しています。今後も企業の製品開発などのサポートを通じて、日本の技術力、産業競争力の向上に貢献してまいります。

※1 真空状態をつくる小型真空試験装置、温度コントロールを行う高性能温度制御装置
※2 2022年7月22日宇宙開発を巡る産業の動向について(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20220722hitokoto.html
※3 2020年6月12日付けプレスリリース:「環境試験設備等の運営・利用拡大事業」の開始について

https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/200612_ORIXG.html

■小型熱真空試験装置一式について
小型真空試験装置内の空気をポンプで吸引して真空状態にし、高性能温度制御装置から不凍液を流すことで温度制御を行います。

内蔵のコントロールパネルを操作することで、真空制御から温度制御まで容易に行うことができます。
 




(1)小型真空試験装置
5日間レンタル料:840,000円(税抜)
※ フランジはレンタル装置に含まれておりません。

(2)高性能温度制御装置
5日間レンタル料:592,900円(税抜)

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