日本製鉄 容器用鋼板で国内初の『FSSC22000』認証を取得

日本製鉄株式会社

~食品安全に関する認証の取得を通じて、世界の食品産業に一層の貢献~

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)九州製鉄所は、飲料缶や食缶の素材である容器用鋼板(ブリキ、TFS、キャンライト等)で、食品安全に関する国際的な基準である「FSSC22000」*1 の認証を、鉄鋼業として日本で初めて取得しました。

 

近年、全世界的な「食の安全」に関する危機意識の高まりを背景に、包装容器含めた食品産業連鎖(フードチェーン)に対して、厳格な衛生管理を求める声が強くなっています。FSSC22000 は非営利団体「GFSI」*2 により食品安全の認証スキームとして承認された国際規格であり、「消費者に安全な食品を提供する事を目的とした食品安全マネジメントシステムの確立」を要求事項として定めています。
日本製鉄は、こうした動きが世界的に加速し、客観的な評価の必要性が高まるとの認識から、フードチェーンの一翼を担う立場として製造・製品管理レベルの向上に取り組み、この度、当該規格を取得するに至りました。今後は容器用鋼板の他の製造拠点においても当該規格の早期取得を目指します。

今後も、世界のお客様が求める厳格な衛生管理レベルにお応えするとともに、より環境負荷を軽減できる高付加価値製品の提供を通じて、世界の食品産業に更なる貢献をしていきます。

 
(認証式)
            右:DNV 代表取締役社長 前田 直樹
            左:日本製鉄 ブリキ・電磁鋼板営業部長 三好 忠滿

*1 FSSC:Food Safety System Certification の略称、「食品安全システム認証」
*2 GFSI:Global Food Safety Initiative の略称、「国際食品安全イニシアチブ」
     食品安全の専門家が集まり、世界規模で食品安全を改善する活動に取り組んでいる非営利団体

【参考1】認証取得範囲
 ①登録組織及び認証範囲
  九州製鉄所八幡地区ブリキ工場
  食品容器用表面処理鋼板の製造
  カテゴリーⅠ
 ②登録日
  2022 年11 月15 日 (有効期限:2025 年11 月14 日)

【参考2】認証機関
 DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(兵庫県神戸市 代表取締役社長 前田直樹)
 全世界で認証サービスを提供する民間のFSSC22000 審査登録機関。
 FSSC22000 審査は2011 年から実施しており、豊富な経験を有します。

【参考3】日本製鉄が提供するブリキ製品につきましては、以下のURL をご参照ください。
 ブリキ製品における「エコリーフ」環境ラベルの取得について
 ~容器用素材として、国内で初取得~(2020 年10 月26 日付公表)
  https://www.nipponsteel.com/news/20201026_100.html
 容器用素材としての “鉄” および “鉄” 製容器の環境優位性をお伝えする特設ページを開設
 (2021 年11 月18 日付公表)
  https://www.nipponsteel.com/csr/steelcan/
 地球を持続させる行動の証「エコリーフマーク」が様々なスチール容器に導入
 (2022 年8 月1 日付公表)
  https://www.nipponsteel.com/news/20220801_100.html
 各種製品カタログ
  https://www.nipponsteel.com/product/sheet/catalog/
以 上

(プレスリリースに関するお問い合わせ先)
 総務部広報センター TEL:03-6867-2146
(製品・事業に関するお問い合わせ先)
 ブリキ・電磁鋼板営業部ブリキ技術室 TEL:03-6867-6558


 

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