日本製鉄 電磁鋼板およびニッケルめっき鋼板でSuMPO環境ラベルプログラム「エコリーフ宣言」の認証を取得
エコリーフ宣言は、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて、資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでの製品のライフサイクル全体を考えた環境情報を定量的に開示するEPD(*2)認証制度の一つです。この制度により、お客様は電磁鋼板およびニッケルめっき鋼板のライフサイクルでの環境負荷を客観的に評価することが可能となります。
スーパーニッケルは、脱炭素社会の実現に向けて重要性を増す蓄電池(二次電池)のほか、乾電池(一次電池)や文房具等のコンシューマー商品、自動車等の分野で使用される薄板製品です。日本製鉄が提供するスーパーニッケルの特徴である優れた加工性、厳格な介在物管理、めっき密着性、豊富な素材メニューを基に、スーパーニッケルをご使用されたお客様の製品の長寿命化、生産性向上、高強度化等が図られ、これによりCO2 削減、環境負荷低減に貢献しています。
なお、電磁鋼板およびニッケルめっき鋼板は、自動車の電動化における重要部品である電動車用モーターと蓄電池(二次電地)に不可欠な製品です。日本製鉄は、電磁鋼板およびニッケルめっき鋼板の両品種を一貫生産する世界唯一の高炉メーカーであり、脱炭素に向けた動きが急ピッチで進む中、最適な素材を提供することを通じ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献しています。
日本製鉄では、エコリーフ宣言を2019 年12 月にH 形鋼で初めて取得して以降、現在では各品種・製品計41 件で取得しており、鉄鋼製品の大半をカバーしています。今回、国内においては、電磁鋼板およびニッケルめっき鋼板ともに、日本製鉄が初めてエコリーフ宣言の認証を取得しました。世界でカーボンニュートラルに向けた動きが加速しているなか、お客様から使用する素材までも含めた評価を受ける分野が増えています。
日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求するとともに、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した、リサイクル性に極めて優れ、環境に優しいサステナブルな素材である鉄鋼製品の環境性能開示に今後も積極的に取り組んでいきます。
(参考)認証取得した電磁鋼板およびニッケルめっき鋼板
無方向性電磁鋼板(Non-Oriented Electrical Steel Sheets)[JA-AW-22021E]
方向性電磁鋼板(Grain-Oriented Electrical Steel Sheets)[JA-AW-22020E]
電磁冷延鋼板(Cold-Rolled Steel Sheets and Coils(SUYP, LSS, SPCCE))[JA-AW-22019E]
電磁熱延鋼板(Hot-Rolled Steel Sheets and Coils(DT, PCYH))[JA-AW-22018E]
なお、上述の製品について、瀬戸内製鉄所広畑地区に関するLCI データは、ダストリサイクル還元鉄製
造-冷鉄源溶解法のものを使用
ニッケルめっき鋼板 スーパーニッケル(Nickel plated steel sheet SUPERNICKEL™)[JA-AW-22017E]
*1:電磁鋼板およびスーパーニッケルの概要、パンフレットにつきましては、以下のURLよりご参照ください。
電磁鋼板の概要
https://www.nipponsteel.com/product/features/05.html
パンフレット
https://www.nipponsteel.com/product/catalog_download/pdf/D004je.pdf
https://www.nipponsteel.com/product/catalog_download/pdf/D005je.pdf
スーパーニッケルの概要
https://www.nipponsteel.com/product/sheet/list/13.html
パンフレット
https://www.nipponsteel.com/product/catalog_download/pdf/C001.pdf
*2:SuMPO環境ラベルプログラム エコリーフ宣言
国際規格ISO14025に準拠した「タイプⅢ環境宣言」で、いわゆるEPD(Environmental Product Declaration)の1つ。EPDは、宣言された製品の資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルに至るまでの定量的な環境情報を示しており、エコリーフ宣言は(一社)サステナブル経営推進機構が管理運営しています。
*3:社会におけるCO2 排出量削減に寄与する高機能製品・ソリューション技術を総称するブランド
「NSCarbolex™ Solution」の立ち上げについて(2022 年11 月1 日公表)
https://www.nipponsteel.com/news/20221101_050.html
以 上
(お問い合わせ先)
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総務部広報センター 03-6867-2146
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ブリキ・電磁鋼板営業部ブリキ・電磁鋼板企画室 03-6867-5922
ブリキ・電磁鋼板営業部電磁鋼板技術室 03-6867-6619
ブリキ・電磁鋼板営業部ブリキ技術室 03-6867-6558