北翔大学とコープさっぽろ、NPOが協働して取り組む「地域まるごと元気アッププログラム」 -- 高齢者対象の運動教室、認知症予防と体力維持、参加者同士の交流も

北翔大学

北翔大学(北海道江別市)では、コープさっぽろおよび特定非営利活動法人(NPO)ソーシャルビジネス推進センターと連携して「地域まるごと元気アッププログラム(略称:まる元)」 を展開。市町村からの委託を受け、高齢者を対象に、認知症予防や体力維持を目的として運動教室を開催している。これまでに、道内の29市町村で実施しており、参加者は延べ3,100名に上る。  「まる元」の運動教室は2010年にスタートした。ソーシャルビジネス推進センターが事業のコーディネートを担い、コープさっぽろは健康運動指導士の雇用やNPOへの派遣、広報活動を展開。北翔大学は、運動プログラムの立案や体力測定のデータ分析、健康運動指導士の育成などを行っており、三者の連携と役割分担によって常に新しいサービスの提供や人材の確保、継続的な事業の運営が行われている。  開催地域では年1回、高齢者を対象とした体力測定会を行い、普段の生活に必要な動作6項目をチェック。同時に運動教室への参加を呼びかけ、地域での介護予防の取り組みを推進している。  教室のプログラムは毎週1回60分、基本的に年間48回行われる。「安心」「安全」「科学的」をキーワードに、ひとりひとりの体力に合わせて無理のない運動を行う。  体力測定の結果にもとづいて体力別(地域によっては地区別)にクラス分けし、やる気の出る運動を健康運動指導士が提案。高齢者が参加しやすいよう、「簡単な動作」「座ったまま行える」などの配慮がされており、楽しみながら体操や運動を継続できる。  また、教室の参加者を対象に3カ月に1回体力測定を実施。測定結果を同大が分析し、プログラムの作成や指導に役立てている。  運動教室の参加群と非参加群の体力測定会データを比較すると、1年間にわたって運動を継続した参加群は、多くの項目において大幅に数値が向上。運動教室の効果が表れている。  なお、測定結果は参加者にも提供され、体力の弱い部分、改善された部分を把握することで運動への意欲へとつなげている。  さらに教室に参加することで参加者同士の交流も生まれており、人とのつながりができることにより、気持ちも明るくなるといった効果が見られている。  参加者からは「元気に楽しく活動しています」「運動ができる喜びを感じます」といった感想が寄せられており、今後も活動が広がっていくことが期待される。 ●地域まるごと元気アッププログラム  https://www.maru-gen.com/ (北翔大学公式サイト内関連ページ) ・トップページ> 社会連携・生涯学習>地域まるごと元気アッププログラム  https://www.hokusho-u.ac.jp/lifelonglearning/akabiraprogram/ ▼本件に関する問い合わせ先 北翔大学 総務部 住所:〒069-8511 北海道江別市文京台23番地 TEL:011-386-8011(代表) FAX:011-387-1542 メール:research@hokusho-u.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ