緑豊かな京都市八瀬にある古民家を改装した工房で
京都の料理人から愛される器を作る宙吹きガラス作家の佐藤聡さん
高温で溶かしたガラスに息を吹き込み様々な器を作る宙吹きガラス
“ゆらぎ”のあるカタチと“繊細”なデザインが佐藤さんの作品の魅力!
レースガラスを使った上品な器が代表作のひとつ
料理を引き立てる名脇役として京都の料理人から愛される佐藤さんの器
この夏の新作をディナーイベントで発表します
いったい、どんなガラスの器が完成するのでしょうか?
緑豊かな京都市八瀬にある古民家を改装した工房で、宙吹きガラスの器を作るガラス作家の佐藤聡さん。宙吹きガラスとは、高温で溶かしたガラスに息を吹き込み、様々な器やオブジェを作る伝統的な技法です。作品の数々は京都の祇園にある佐藤さんのお店「PONTE」で楽しむことができます。
手作業ならではの“ゆらぎ”のあるカタチと、控えめながらも個性のある“繊細”なデザインが佐藤さんの作品の魅力。代表作のひとつはレースガラスの技法を使った器で、ガラスの中にレースの模様を閉じ込めたような繊細さは溜息もの。イタリアのヴェネツィアで生み出された技法ですが、佐藤さんは京都ならではの感覚を取り入れ、和洋ともに合う上品な器に仕上げています。そんな佐藤さんの器は、料理を引き立てる名脇役として、京都の名だたる料理人から愛されています。
長野県で過ごした少年時代、冬になると現れる氷やつららの美しさに心魅かれ、ガラスの透明感やきらめきに興味を持つようになった佐藤さん。その後もガラスへの憧れは消えず、勤めていた会社を退職し、専門学校やドイツの工房で練磨。2000年に山科の自宅にガラス工房を構え、2014年、祇園にショップをオープンしました。料理人からの難しいオーダーにも応えたことから、彼らの評価を得るようになりました。
この夏は新作に挑む佐藤さん。目指すのは、「溶けたガラスの様子をそのまま留めた器」です。新作のお披露目は、木工、陶芸などの作家やイタリアンシェフと共に開催する“器と料理を楽しむディナーイベント”。佐藤さんの新作は料理とどんなコラボを見せてくれるのでしょうか?
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