ネットワンシステムズ、所沢市の基幹系システム・情報系システムほぼ全てを対象にする共通仮想基盤を、地方公共団体に特化した事前検証済みパッケージで構築

ネットワンシステムズ株式会社

~物理サーバを約9割削減し、運用管理コスト・設置スペース・消費電力を削減~

 ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:吉野 孝行、以下 ネットワンシステムズ)は、所沢市の50以上の基幹系システムおよび情報系システムほぼ全てを対象にする共通仮想基盤を、地方公共団体に特化した事前検証済みパッケージで構築しました。この基盤は本年7月から本稼働を開始しています。  所沢市は従来、物理環境で基幹系システムと情報系システムを稼働させていました。今後これらの業務システムは、今回構築した共通仮想基盤へと約5年にわたって順次移行します。これによって、従来の物理サーバ100台以上を新規ブレードサーバ12台へと置き換えることで物理サーバを約9割削減し、運用管理コスト・設置スペース・消費電力を削減します。 ■ 共通仮想基盤を構築した背景と目的  所沢市は従来、目的やOSの異なる物理サーバが100台以上稼動していたことで、運用管理が煩雑になるとともに、設置スペースの減少や消費電力が増大するという課題を持っていました。  そこで、これらの課題を解決するため、共通仮想基盤を新規構築し、基幹系システムと情報系システムを移行することにしました。この共通仮想基盤への主な要件は「運用管理の効率化」、「安定稼働」、「高性能・省電力」でした。 ■ 共通仮想基盤の内容  この要望に対してネットワンシステムズは、EMC「VSPEX」をベースにした事前検証済みの仮想環境を提案しました。先進的な仮想技術を組み合わせて用いることで、物理サーバと仮想サーバ双方が簡単に一括管理可能で、障害発生時も迅速に業務システムが復旧される構成を実現しています。さらに、地方公共団体のシステム規模に応じてパッケージ化しているため、設計・検証の時間を大きく短縮し、1.5ヵ月という短期間での構築を実現しました。  また、業務システムの移行にあたっては、ネットワンシステムズが共通仮想基盤の利用ガイドラインを用意することで、所沢市が業務システムを調達する際の負荷を軽減しています。 ■ 共通仮想基盤への移行前と移行後の比較 ※移行前と移行後の比較につきましては以下のURLをご参照ください。 http://www.netone.co.jp/news/release/20131206_01.html ■ 事前検証済みパッケージの今回の製品構成  今回の構成内容は、EMC「VSPEX」のリファレンスアーキテクチャをベースにして、ネットワンシステムズが過去多くの導入実績と設計・構築・運用のノウハウを持つVMware・Cisco・EMC各社の製品を主に選択してカスタマイズしています。  - 仮想化ソフト:VMware vSphere  - 仮想環境管理ソフト:VMware vCenter Operations Manager  - サーバ:Cisco UCS Bシリーズ ブレードサーバ  - 共有ストレージ:EMC VNX  - 重複排除バックアップ:EMC Data Domain  - セキュリティ対策ソフト:Trend Micro Deep Security ■ お客様のコメント  共通仮想基盤の構築にあたり、所沢市 IT推進課様から次のコメントを頂いております。  「今回の共通仮想基盤の構築によって、今後さらにシステム導入費用の削減、運用管理の効率化を図っていきます。将来的にはクラウドサービスや仮想デスクトップの活用も検討したいと考えています。」 <ネットワンシステムズ株式会社について> ネットワンシステムズ株式会社は、お客様の情報インフラを最適化することで戦略的な情報活用を促進し、ご導入頂くお客様の先のお客様への貢献も見据えて支援する企業です。そのために、常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、実際に自社内で実践することで利活用のノウハウも併せてお届けしています。 (設立:1988年2月、売上高:1,548億69百万円〔2013年3月期連結〕)  詳細は www.netone.co.jp をご覧ください。 ※記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です。 <本件に関する報道関係各位からのお問い合わせ先> ネットワンシステムズ株式会社 広報・IR室:西田武史 Tel:03-6256-0616 / E-mail:media@netone.co.jp

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