アクサダイレクト「第2回子育て世帯ドライバーの安全運転とリスク認知に関する意識調査」
子どもを乗せた運転中に69.6%がヒヤリとする体験を経験
主な対策は「時間の余裕を持つ」「事前にトイレに行く」
夏場の車内熱中症リスクを37.7%が体験、バック時の死角によるヒヤリ体験45.1%
本調査の結果から、子育て世帯の多くのドライバーは子どもと一緒のドライブでは、より丁寧で安全な運転を心がけ、子育て世帯ならではのリスクや、車内熱中症への対策に取り組んでいる様子が明らかになりました。一方、子どもが泣いてわき見運転をしてしまったり、運転に集中できなかったりといったヒヤリとする体験を69.6%が経験していること、車内で子どもが暑がったり、不調を訴えたりなど、夏場に車内熱中症のリスクを37.7%が感じた経験があることも浮き彫りになりました。
この結果を踏まえ、熱中症対策に詳しい、帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長の三宅康史先生に、子どもの車内熱中症対策についてアドバイスをいただきました。
自動車保険を提供するアクサダイレクトでは、本格的な夏のレジャーシーズンの到来を前に、さまざまなリスクの実態をお伝えすることで、子育て世帯の安全運転を支援してまいります。
【本調査の主な結果】
1. 子どもと一緒のドライブでは「より丁寧で安全な運転を心がけている」「できるだけ丁寧で安全な運転を心がけている人」は84.0%
2. 子どもと一緒のドライブ中にヒヤリとした経験のある人は69.6%。「泣いたり、ぐずったりして、わき見運転をした」が最も多く、次いで「学校やお稽古ごとなどの用事に遅れそうになるなど、急いで運転した」「子どものいたずらやわがままを注意し、イライラして運転に集中できなかった」など子育て世帯ならではのヒヤリが発生
3. ヒヤリとした後にとった対策は「時間の余裕を持つように心がけている(42.8%)」が最も多く、次いで「出発前には親も子もトイレに必ず行くようにしている」「運転中は、何事があっても運転に集中できるように一層心がけている」
4. 子どもが他人のものを壊したり、他人にケガをさせてヒヤリとした経験のある人は11.6%、そのうちの44.8%は法律上の損害賠償責任を問われたことがあり、500万円以上を負担した人も3.4%
5. 6~9月の気温が高い夏場に車内熱中症のリスクが高まることを知っている人は79.1%。「車内で子どもが暑がったとき」「子どもを車内で待たせたとき」「子どもが自分でロックをかけて車内に閉じ込められてしまったとき」など、車内熱中症のリスクを感じる場面に37.7%が遭遇
6. 子どもが車内熱中症にならないために「クーラーを適切に活用し車内温度管理をしている」「短時間であっても車内に残さない」「水分をとるようにしている」など対策を取り入れている人は85.5%
7. 自分の車の死角を知っている人は70.9%。バック時に「車の横から来た自転車または通行人に当たってしまった、ぶつかりそうになった」「車の下の方に障害物があった」など、死角が原因で45.1%がヒヤリとした場面を経験
8. お気に入りのアニメソングで子どもとの楽しいドライブへ。人気の曲は「鬼滅の刃」「それいけ!アンパンマン」「ドラえもん」
【アクサダイレクトよりコメント】
アクサダイレクトでは、2021年7月27日より業界としてはじめて※1自動車保険に『子育て応援割引』を導入※2し、子育て世帯のドライバーの安全運転への支援に力を入れております。
本調査結果を、より安全な運転と子育て世帯ならではのリスクを意識するきっかけ・気づきにしていただければと考えております。アクサダイレクトでは、子育て応援割引の導入を通して補償内容はそのままに、よりリーズナブルな自動車保険を提供し、子育て世帯のカーライフを支えていきます。
また、2022年5月10日より、自動車保険に付帯できる『日常生活賠償責任保険特約(示談交渉付)』の保険金額を増額しました。お客さまのニーズに応える商品・サービスの提供にも引き続き取り組んでまいります。
これからも、アクサグループの「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」というパーパス(存在意義)を体現してまいります。
※1:自動車保険会社19社における子育て世帯への割引制度の有無自社調べ(2021年12月時点)
※2:『子育て応援割引』は、「乳幼児童同乗割引」の愛称(ペットネーム)です。
保険始期日2021年7月27日以降の自動車保険のご契約が対象となります。
バイク保険は対象外となります。
【子育て応援割引の詳細】
https://www.axa-direct.co.jp/auto/goodprice/childcare.html
【調査詳細】
1. 子どもと一緒のドライブでは「より丁寧で安全な運転を心がけている」「できるだけ丁寧で安全な運転を心がけている人」は84.0%
子どもと一緒のドライブでは、より丁寧で安全な運転を心がけていますか
調査対象の1,000人に、子どもと一緒のドライブでの安全運転について尋ねた結果、「より丁寧で安全な運転を心がけている」が284人、「できるだけ丁寧で安全な運転を心がけている」が556人と、合計840人(全体の84.0%)が、おおむね丁寧で安全な運転を心がけていると回答しました。同じ1,000人に、日ごろから安全運転ができていると思うか尋ねたところ、「できている」が230人、「まあまあできてる」が544人と、合計774人(全体の77.4%)が日ごろから安全運転ができていると回答しました。日常的に安全運転ができているドライバーは、子どもと一緒のドライブでは、より丁寧で安全な運転を心掛けていることが明らかになりました。
2. 子どもと一緒のドライブ中にヒヤリとした経験のある人は69.6%。「泣いたり、ぐずったりして、わき見運転をした」が最も多く、次いで「学校やお稽古ごとなどの用事に遅れそうになるなど、急いで運転した」「いたずらやわがままを注意し、イライラして運転に集中できなかった」など子育て世帯ならではのヒヤリが発生
子どもを乗せた運転中にヒヤリとした体験はありますか
子どもと一緒のドライブ中、注意力が散漫になったり、危ない、しまったなどヒヤリとした経験について尋ねたところ、30.4%の方がヒヤリとした経験はないと回答した一方で、69.6%の方は「泣いたりぐずってわき見運転をした(25.7%)」「学校やお稽古ごとなどの用事に遅れそうになるなど急いで運転した(24.3%)」「いたずらやわがままを注意し、イライラして運転に集中できなかった(22.6%)」「子どものトイレが心配で運転に集中できなかったり、あせって運転した(16.0%)」などヒヤリとした場面を回答しました。子どもとのドライブに特有のヒヤリが発生していることが明らかになりました。
3. ヒヤリとした後に取った対策は「時間の余裕を持つように心がけている(42.8%)」が最も多く、次いで「出発前には親も子もトイレに必ず行くようにしている」「運転中は、何事があっても運転に集中できるように一層心がけている」
ヒヤリとした経験のあとに取られた対策はありますか
上記2で、実際にヒヤリとした経験を持つと回答した696人を対象に、ヒヤリの経験後の対策について尋ねたところ、「時間に余裕を持つように心がけている(42.8%)」が最も多く、「出発前は親も子もトイレに必ず行くようにしている(33.0%)」「運転中は、何事があっても運転に集中できるように一層心がけている(24.1%)」「シートベルトやチャイルドシートの締め忘れがないか、必ず確認している(22.1%)」「目的地に着いても急に車から飛び出さないように子どもに言い聞かせている(21.1%)」と続き、ドライブに集中できるよう様々な対策を工夫していることが分かりました。
4. 子どもが他人のものを壊したり、他人にケガをさせてヒヤリとした経験のある人は11.6%、そのうち44.8%は法律上の損害賠償責任を問われたことがあり、500万円以上を負担した人も3.4%
壊してしまったもの、ケガをさせてしまったことに、法律上の損害賠償責任を問われたことがありますか
子どもとの暮らしのなかでヒヤリとした場面を尋ねたところ、「他人の物を壊してしまった」「他人にケガをさせてしまった」と116人(全体の11.6%)が他人に損害を与えてしまうヒヤリとした経験がありました。そのうち52人(44.8%)は、法律上の損害賠償責任を問われたことがあり、100万円未満が大半でしたが、3.4%にあたる4人は500万円以上を負担した経験があることが分かりました。
当社としても、日ごろから「日常生活賠償責任保険」の特約や、受けられる補償内容についてお伝えし、適宜、ご契約の内容をご確認いただく必要を感じました。
5. 6~9月の気温が高い夏場に車内熱中症のリスクが高まることを知っている人は79.1%。「車内で子どもが暑がったとき」「子どもを車内で待たせたとき」「子どもが自分でロックをかけて車内に閉じ込められてしまったとき」など、車内熱中症のリスクを感じる場面に37.7%が遭遇
気温が高い日のドライブでは特に車内熱中症リスクが高いことをご存じですか
全国的に気温の上がる6~9月の夏場は、車内熱中症もリスクの一つとなります。気温が高い日のドライブでは車内熱中症のリスクが高いことを知っている人は79.1%、62.3%の方が子どもの車内熱中症リスクは感じたことがないと回答した一方、37.7%の方はリスクを感じた場面について、「車内で暑がった(20.6%)」「体の不調を訴えた(7.0%)」などと回答し、子どもの訴えや様子から感じとっていることが分かりました。一方「5分ほど車内で待たせた(9.2%)」「自分でロックをかけて車内に閉じ込められてしまった(5.4%)」など、子育て世帯ならではの車内熱中症リスクも発生しており、注意喚起の重要性が浮き彫りになりました。
6. 子どもが車内熱中症にならないために「クーラーを適切に活用し車内温度管理をしている」「短時間であっても車内に残さない」「水分をとるようにしている」など対策を取り入れている人は85.5%
車内熱中症対策をしていますか
子育て世帯のドライバーの85.5%は、車内熱中症にならないための対策を講じていることが分かりました。対策の内容は、「クーラーを活用した温度管理(52.2%)」が最も多く、次いで「短時間でも車内に残さないようにしている(40.5%)」「水分をとるようにしている(34.0%)」「窓にシェードを付けている(24.6%)」「直射日光の当たる場所に駐車しないようにしている(22.1%)」などで、多くのドライバーは車内の温度が上昇する場面を想定し、対策を講じている状況が分かりました。これらの熱中症対策としてカーグッズやドリンク購入など年間にかかる世帯当たりのコストは5,000円未満が最も多く(45.8%)、5,000円以上かけている世帯も24.0%に上ることが明らかになりました。
「真夏の炎天下、車内は安全ではありません」
夏の炎天下は晴れていれば、白い車であっても、少し窓を開けておいても、窓をシェードで遮っていても、普通のワンボックスならば10分で車内温度は35℃、30分で40℃を超えてきます。10分でWet Bulb Globe Temperature WBGT(いわゆる暑さ指数)は“厳重警戒”を超えて“危険”ということになります。大人でも短時間で熱中症になる環境です。昨年(2021年)のお子さんの車内熱中症死亡例は車内に置き忘れたか、意図的に閉じ込めておいた事例です。駐車中にエンジンをかけてクーラーを効かせていたら火災が発生し、中にいた子ども2人が大やけどを負ったというニュースもありました。走行中はトイレ休憩を考えて水分摂取を我慢させたり、陽の当たる座席だったりと、また違った熱中症リスクがあります。子どもにとって夏の車内は常に親が見守るべき場所なのです。
三宅康史(みやけ やすふみ)先生
帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター センター長
帝京大学医学部救急医学講座 教授
日本救急医学会専門医・指導医 、 評議員ほか、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 暑さ対策検討委員会委員などをつとめ、著書には『医療者のための熱中症対策Q&A』 (日本医事新報社)、 『現場で使う熱中症ポケットマニュアル』(中外医学社)などがある。
7. 自分の車の死角を知っている方は70.9%。バック時に「車の横から来た自転車または通行人に当たってしまった、ぶつかりそうになった」「車の下の方に障害物があった」など、死角が原因で45.1%がヒヤリとした場面を経験
ご自身の車の死角がどこにあるかご存じですか
バック時に死角が原因でヒヤリとした経験がありますか
2022年5月以降の新型車にはバックカメラなどの装備が義務付けられますが、すでに “バックカメラ”が備わっている車に乗っているのは648人と全体の64.8%に上りました。その648人に、バックカメラを利用しているか尋ねたところ、「いつも使っている」「ときどき使っている」を合わせると604人(93.2%)となり、バック時のバックカメラの利用がかなり進んでいることがうかがえます。
ご自身の車の死角を知っている方は全体の70.9%であり、54.9%の方が死角が原因でヒヤリとした経験はないと回答した一方、45.1%の方はヒヤリとした経験について、「車の横から来た自転車または通行人に当たってしまった、ぶつかりそうになった」「車の下の方に障害物があった」「車の近くに子どもがいたが見えなかった」などと回答しました。当社としても死角への認識、バックカメラの有効な活用方法についてお伝えしていく必要があることが分かりました。
8. お気に入りのアニメソングで子どもとの楽しいドライブへ。人気の曲は「鬼滅の刃」「それいけ!アンパンマン」「ドラえもん」
子どもと一緒のドライブでは安全運転や車内熱中症予防のほかに、子どもが楽しく過ごすためのドライブソングを用意している方もいらっしゃいます。ドライブ中にかけるアニメソングがあると回答した173人に、お気に入りの一曲を尋ねたところ、LiSAさんの 『紅蓮華』やAimerさんの『残響散歌』など、「鬼滅の刃」に関する曲と回答した人が41人と最も多く、次いでドリーミングさんの『アンパンマンのマーチ』など「それいけ!アンパンマン」に関する曲と回答した人が28人、『ぼく ドラえもん』など「ドラえもん」に関する曲と回答した人が10人でした。
【調査概要】
調査名 :アクサダイレクト第2回子育て世帯ドライバーの安全運転とリスク認知に関する意識調査2022
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2022年4月19~20日
調査対象:家庭で車を所有し1か月に2回以上0歳~12歳の子どもを乗せて運転する20~40代の全国のドライバー
回答者数:1,000人
アクサ損害保険(アクサダイレクト)について
アクサ損害保険株式会社は、1998年に設立され、翌年7月より営業を開始し、現在は主に自動車・バイク保険、ペット保険を販売しているアクサのメンバーカンパニーです。個人のお客さまを対象とした「アクサダイレクト総合自動車保険」は好調な売上を続け、保有契約件数は110万件を超えています。
アクサグループについて
アクサは世界50の国と地域で14万9千人の従業員を擁し、9千500万人のお客さまにサービスを提供する、保険および資産運用分野の世界的なリーディングカンパニーです。国際会計基準に基づく2021年度通期の売上は999億ユーロ、アンダーライング・アーニングスは68億ユーロ、2021年12月31日時点における運用資産総額は1兆510億ユーロにのぼります。アクサはユーロネクスト・パリのコンパートメントAに上場しており、アクサの米国預託株式はOTC QXプラットフォームで取引され、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)やFTSE4GOODなどの国際的な主要SRIインデックスの構成銘柄として採用されています。また、国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEP FI)による「持続可能な保険原則」および「責任投資原則」に署名しています。
*アクサグループの数値は2021年度時点のものです。