「他ではやらないことをやる」をモットーに、日々、新しい技法を探す西田さん。わずか０．０１ミリグラム単位で染料を調整し、オリジナルの技法で染色します。「イッセイミヤケ」や「ヨウジヤマモト」をはじめ、誰もが知るハイブランドの高い要求に応える“西田流”の染色技法を紹介します。

  　「アート・ユニ」の運営から企画、営業、染色まですべての作業を行う西田さん。工房で働くのは西田さんを含めて５人で、一番新しい職人は大学に通いながら弟子入りをした越本大達さんです。昨年の春、正式に工房の一員になりました。西田さんにとって初めての弟子で、歳の差はなんと５０歳。「３年以内にすべてをマスターすること」と師匠に言い渡された越本さんの修行にも密着します。

  　そんな越本さんが四条烏丸にオープンする綿菓子店ののれん作りに挑むことに。越本さんの奮闘と、弟子っ子の初挑戦を見守る西田さんに迫ります！