1回路2接点の検出スイッチSSCZを新たに開発

アルプスアルパイン株式会社

小型検出スイッチのラインナップを拡充

アルプスアルパイン株式会社(TOKYO:6770、社長:栗山 年弘、本社:東京(以下、アルプスアルパイン)は、自動車のドア等の開閉検出を行うスイッチシリーズにおいて新たなラインナップとなる小型検出スイッチSSCZを開発いたしました。
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自動車の電子化が進む中、使用される電子部品への要求は小型・軽量化に加えて、より高精度であることや、故障・誤作動・誤操作への対応として、周辺回路の断線などの異常をいち早く検出することなど、安全へのニーズが高まっています。

小型検出スイッチを必要とするドアロックモジュールにおいても、故障検知機能や、キーロック/アンロックの精度向上、取付の改善要求があり、これらに対応するために、アルプスアルパインが発売中のSSCWをベースに改良を加え、この度小型検出スイッチSSCZを開発しました。

近年、自動車は安全装備の拡充が進み、車速反応ロックなど、自動ロック対応車が増えてきています。自動ロックシステムでは、状況に合わせECUが自動でロック/アンロックの状態とする仕様であるためドアロックの状態検出が必要となっています。

既存製品のSSCW(1回路1接点)は主に車両ドアのロック検出に使用されていますが、今回開発したSSCZは1回路2接点を採用しているため、ロック/アンロック2つの状態を検出することが可能となります。さらに両面摺動接点を採用することで、衝撃や振動が加わる環境下でも高い接触信頼性を確保しています。また内部構造の変更により、従来品の3倍となる30万回の動作寿命を実現しています。

 アルプスアルパインでは、20年以上に渡り車載用検出スイッチを製造・販売しています。現在、主な使用用途となっているドアの開閉検知のほかにも、昨今ではEVの充電器接続検知や、スマートルームミラーのオンオフ検知などへの需要も高まっており、徐々に採用用途を広げていく予定です。
今後もアルプスアルパインは、お客様や市場のニーズを捉えた最適な製品開発に尽力し、事業を通して社会課題の解決への貢献を目指していきます。

【製品写真】
















【主な特徴】
・1回路2接点SW :単極双投スイッチ 
・半田レスでの取付可 :コネクタ端子により端子挿入のみで回路を接続
・30万回寿命 :応力振幅しない構造への変更により長寿命化を実現
・既存のSSCW(1回路1接点SW)と取り付けコンパチ :共通の取付筐体を設計いただく事で、1回路1接点、1回路2接点をグレード違い等の用途に対応可能

【主な用途】
・サイドドア、スライドドア、バックドア等の開閉検出

【販売計画】

【主な仕様】 
以上

 

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