名城大学人間学部伊藤俊一教授(日本中世史)の著書『荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで』(中公新書)が「新書大賞2022」の3位に選ばれました。
荘園とは、公家や寺社、武家など支配層の私有農園のこと。本書を読むと、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代の土地所有構造もよく分かります。
本学人間学部の伊藤俊一(いとう・としかず)教授(日本中世史専攻)の著書『荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで』(中公新書)が「新書大賞2022」の3位に選ばれました。
中央公論新社が主催する「新書大賞」は、1年間に刊行されたすべての新書から、最も優れた新書を選びます。第15回を数える「新書大賞2022」では、2020年12月~2021年11月に刊行された新書を対象に、有識者、書店員、各社新書編集部員、新聞記者など105人が投票。その結果、硬派の本としてはベストセラーと言える売れ行きで話題になっている『荘園』が3位に選出されました。
荘園とは、公家や寺社、武家など支配層の私有農園のこと。本書を読むと、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代の土地所有構造もよく分かります。
◆伊藤教授の略歴
1958年、名古屋市生まれ。63歳。愛知県立旭丘高校卒業。1982年、京都大学文学部史学科国史学専攻卒業、1990年、同大学院文学研究科国史学専攻博士課程修了。博士(文学)。
1992年、名城大学教職課程部講師、1995年、同部助教授、2002年、同部教授、2003年、人間学部教授。2006~2009年、人間学部長。著書に『室町期荘園制の研究』、共著に『気候変動から読みなおす日本史4 気候変動と中世社会』ほか。
◆本学サイトの紹介記事
https://www.meijo-u.ac.jp/sp/sodate/20220124_26904.html
◆伊藤教授のコメント
たくさんの人に読んでいただいているだけでなく、今回、出版のプロの方々に評価してもらってうれしい。荘園の歴史を再構成した本書を手に取り、荘園に興味をもってもらえるとありがたい。
◆新書大賞のサイト
https://chuokoron.jp/shinsho_award/
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