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文部科学省が1月14日に発表した「令和3年度科学研究費助成事業の配分について」(※1)において学習院大学は採択率ランキングで私立大学1位(全研究機関で2位)となりました。
「科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究費」であり、ピアレビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです」(※2)。したがって、科学研究費助成事業に採択されるということは厳しい審査を通過した独創的・先駆的な研究であるということを意味します。学習院大学は全国の平均採択率27.9%を大きく超える49.2%の採択率を達成しました。これは学習院大学の研究者のこれまでの研究の成果や研究計画が研究者でもある審査員に高く評価された結果です。
学習院大学は充実した研究環境のもとで目先の評価に惑わされることなく、実質を重んじて成果を上げることにより、これまでもネイチャーインデックス2018で2012-2017年の6年間において日本で最も良質な論文の割合が高い大学であると評価されてきました(※3)。これは、今回の結果のみならず、平成28年度以降、学習院大学が全国平均を上回る科研費採択率を維持していることにも反映されています。研究種目別では、「若手研究」において80.0%(本学調査)となり、「若手研究」の全国平均採択率、40.2%を大きく上回りました。これは、本学における若手研究者の研究環境が充実していることが採択率という結果につながったものです。また、研究者の研究活動活性化のため、研究支援を行うURA(University Research Administrator)を平成29年度より配属するなど、研究支援体制の強化に努めてきたことも成果につながっています。
学習院大学は理想的な研究環境の整備に注力すると同時に新たな試みにも挑戦してきました。「超高齢化社会への新たなチャレンジ」として「文理連携型<生命社会学>」を提唱し、従来の学問領域を超えた学際的な研究に、文部科学省私立大学研究ブランディング事業の助成を受けて全学的に取り組みました。令和3年度からは科学研究費補助金の助成を受けた研究をさらに発展させていくための科研費成果展開事業といった研究環境の維持・向上に繋がるような様々な取組を展開しています。さらに産学連携による新たな宇宙プロジェクトが進行中であり、研究を進めるとともに研究成果の社会貢献や実践的教育など既存の研究の枠内にとどまらない新たな試みにも積極的にチャレンジしていきます。
※1 「令和3年度科学研究費助成事業の配分について」
文部科学省HP:
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1422129_00002.htm
※2 日本学術振興会HPより
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/01_seido/01_shumoku/index.html
※3 Nature Indexプレスリリース
http://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8692
▼本件に関する問い合わせ先
学長室広報センター
川崎
TEL:03-5992-1008
FAX:03-5992-9246
メール:koho-off@gakushuin.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/