学校法人追手門学院(大阪市中央区、理事長:川原俊明)はこのたび、運営する追手門学院大学の特設サイト「OTEMON VIEW」に「遠い夢ではない!?アバター技術最前線」と題した記事を掲載した。大手電機メーカーの研究者として新技術の社会実装に関わり、現在は追手門学院大学心理学部でアバター技術の確立に向けて研究する丸野進教授が、アバター技術の最前線について解説。人間らしいコミュニケーションの再現に必要な4つの研究アプローチのうち、「非言語コミュニケーションの探究と実現」に関わる部分を紹介する。
「アバター」とは「化身」を意味する言葉。自分の分身を通して得た情報を、あたかも自分が体験したのと同じように得ることができる技術は、特にゲームの世界で先行的に導入されている。
しかし、ゲームで用いられるアバター技術はAR(拡張現実)とも呼ばれる視界の再現であって、視覚はもとより触覚や聴覚などの感覚までを再現しているわけではなく、現状は「自分がその場に実体感を伴って存在する」という感覚には至っていない。それを再現するためには、人間の感覚の根源に迫る心理学における認知科学の知見が必要となる。
仮想世界に自分の分身である「アバター」を解き放ち、あたかも自分が体験しているかのような「没入感」や「実体感」を得ることができれば、その場にいながらにして世界中の人たちとスムーズなコミュニケーションが可能となり、新たな知見の共有や共同研究が進むことが期待される。
今回の記事では、大手電機メーカーの研究者として新技術の社会実装に関わり、現在は追手門学院大学心理学部でアバター技術の確立に向けて研究する丸野進教授が、アバター技術の最前線について解説する。記事の主なポイントは下記の通り。
【ポイント】
■アバター技術が目指すものとは
○今、ここにいない人と握手ができる?
○仮想空間でその場にいる実体感、没入感と感覚を得る
■アバター技術の現在地と必要な感覚のメカニズム
○課題は「実体感の再現」と「仮想とリアルの時差」
○求められる認知科学の知見
○人間の感覚を学術的に明らかにする
■アバター研究の未来
○仮想空間上で真にコラボレーションが出来る環境
○スムーズで臨場感あるオンライン授業や共同研究も
○海外旅行やアクティビティへの適用
※記事本文は下記URLを参照。
https://newsmedia.otemon.ac.jp/2131/
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