GitHub Universe 2021をオンライン開催

ギットハブ・ジャパン合同会社


オープンソースプロジェクトおよびビジネスユースを含む、ソフトウェアの開発プラットフォームを提供するGitHub, Inc.(本社:米国サンフランシスコ)は、10月27日(米国現地時間 | 日本時間 10月28日00:00AM))より、2日間にわたる開発者のための年次イベント「GitHub Universe 2021」のオンライン開催を開始しました。

昨年のGitHub Universe以降、エンジニアやオープンソースコミュニティ、企業における開発環境など、さまざまなユーザーのために、20,000を超えるGitHubの機能改善をリリースしてきました。

今年のUniverseでは、GitHubがどのようにエンジニアのエクスペリエンスを変革し、エンジニアが「優れたソフトウェアを開発する」という重要事項に専念できるよう支援しているかについて、ライブ配信(https://www.githubuniverse.com/?false=120820&reg_type_id=120820 )とオンデマンド配信(https://www.githubuniverse.com/?false=120820&reg_type_id=120820 )でご覧いただけます。


ハイライト

日々のユーザーエクスペリエンスの向上
  • GitHub Issueの新しいUXをパブリックベータ版に展開(https://www.githubuniverse.com/2021/session/693867/how-to-an-interactive-qa-on-the-new-github-issues ):IssueとPull Requestをフィルタリング、並べ替え、グループ化できるプロジェクトテーブルとプロジェクトボードを使って、ワークフローを追跡できます。作業しているプロジェクトの公開と非公開を切り替えることができます。 
  • GitHub Discussionsのラベルと自動リリースノート:ラベルはディスカッションを並べ替える時に役立ちます。自動リリースノートにはコントリビュータへの謝意を記載することができます。
  • GitHub ActionsによるCI/CDの向上(https://www.githubuniverse.com/2021/session/693857/amazing-github-actions-cloud-provisioning-report-automation-and-more ):OpenID Connectを使用した安全なデプロイメント、デプロイメント環境での承認の簡素化、再利用可能なワークフローの向上、セルフホストランナー向けの新しい自動拡張機能を実装しました。 
  • コマンドパレット:IDEのキーボードショートカットのように、コマンドパレットを使ったコマンドを実行したり、Organization、リポジトリ、Issue、Pull Requestなど、GitHub UI内のあらゆる要素に移動できます。
  • Pull Requestのマージのキュー:ほかの変更が到達する時に自分のPull Requestを更新しなくても、ブランチに影響を及ぼすことなく、複数のPull Requestを効率的にマージできます。ぜひ、プライベートベータ版に申し込んでください。(https://github.com/login?return_to=https%3A%2F%2Fgithub.com%2Ffeatures%2Fmerge-queue%2Fsignup )

クラウド化する開発環境のサポート
  • GitHub Codespacesの向上:新しいdevcontainer機能の構成、ポート転送のアクセス制御の拡大、GitHub CLIおよびREST APIを使えるようになりました。(なお、GitHub CodespacesはTeamプランとGitHub Enterprise Cloudでのみ利用できます。)
  • NeovimおよびJetBrains向けのGitHub Copilot:Neovimと、最新バージョンのJetBrains IntelliJ IDEAおよびPyCharmで、GitHub Copilotを利用できるようになりました。

すべてのステップでセキュリティを強化 
  • Code ScanningがRubyに対応:CodeQL分析で、Rubyのコードに含まれる潜在的な脆弱性を検知できるようになりました。(ベータ版での提供)
  • リポジトリのカスタム権限:GitHub Enterprise Cloudのご利用の方は、リポジトリアクセスに関するカスタム権限を作成できるようになりました。これにより、ユーザーごとに適切な権限を正確に提供できます。(ベータ版での提供)


エンジニアのUXを変革

GitHub Issueの新しいUXをパブリックベータ版で提供
生まれ変わったGitHub Issue(https://github.com/features/issues/ )を体験していただくために、GitHub.comの全ユーザーにベータ版を提供開始します。新しいGitHub Issueには、プロジェクトボードやダイナミックテーブルなどの機能があります。これらの機能を使ってIssueやPull Requestのフィルタリング、並べ替え、グループ化を行うことができます。他にも以下の機能を提供します。詳細は、日本語ブログ(https://github.blog/jp/2021-10-28-universe/ )でご確認ください。


GitHub Discussionsでコミュニティを活性化
GitHubでは昨年、エンジニアやオープンソースコミュニティのメンバーがGitHub上でアイデアの収集や、コラボレーションとコミュニケーションをより効率的に行えるようサポートするツールとして、GitHub Discussions(https://github.blog/2021-08-17-github-discussions-out-of-beta/ )のベータ版をリリースしました。

さらに、本日から、次の機能をお試しいただけます。
  • GitHub Actionsの統合サポート:DiscussionとDiscussionCommentのwebhookイベントで、GitHub Actionsのワークフローをトリガーできます。
  • ラベル:独自のラベルを使用して、ディスカッションの分類やフィルタリングが可能です。
  • GitHub MobileがDiscussionsに対応:GitHub MobileがDiscussionsに対応しました。

さらに、今後数か月の間に以下の2つの新機能をリリースする予定です。  
  • Polls (アンケート):機能や興味のあること、ロードマップ計画など、あらゆることに対する関心の程度を測るアンケートを作成できます。 
  • コミュニティのインサイトダッシュボード:Issue、ディスカッション、Pull Requestなどの傾向を新しいダッシュボードで監視できます。 

リポジトリでまだGitHub Discussionsを有効化していない場合は、ドキュメント(https://docs.github.com/ja/repositories/managing-your-repositorys-settings-and-features/enabling-features-for-your-repository/enabling-or-disabling-github-discussions-for-a-repository )とクイックスタートガイド(https://docs.github.com/ja/discussions/quickstart )をご覧ください。

GitHub Codespacesを使用したクラウド開発環境
GitHub Codespacesを使うことで、ブラウザーから、またはVisual Studio Codeを使用して直接、開発環境を短時間で構築できるようになります。GitHubは今年の初めに、すべてのエンジニアリングチームをGitHub Codespacesに移行し(https://github.blog/jp/2021-08-30-githubs-engineering-team-moved-codespaces/ )、全社的にGitHub Codespacesをデフォルトの開発環境にしました。GitHub Codespacesに移行する前は、社内で新しい開発環境を一から作成するのに最大45分かかっていましたが、GitHub Codespacesを使うと、構成済みの新しい開発環境をわずか10秒で作成できました。つまり、GitHubの開発により多くの時間を費やし、開発環境のトラブルシューティングや待機に要する時間を短縮できるということです。詳細は、日本語ブログ(https://github.blog/jp/2021-10-28-universe/ )でご確認ください。

現在、GitHub CodespacesはTeamプランとGitHub Enterpriseでご利用いただけます。GitHub Codespacesによってソフトウェアの開発がどのように変わるかについては、Universeでオンデマンドセッションをご覧ください。 

GitHub CopilotがNeovimおよびJetbrainsをサポート
GitHub Copilot(https://copilot.github.com/ )は、コメントをコードに変換したり、APIドキュメントによって面倒な作業の時間を減らしたり、テストの作成をサポートします。 

現在、NeovimとJetBrains IDEも対象となるようにエディターのサポート範囲を拡大していて、特に最新バージョンのIntelliJ IDEAとPyCharmに重点を置いています。Javaのマルチライン入力補完もサポートし、今後数か月の間に、他の言語もサポートする予定です。

GitHubでは、テクニカルプレビューを試していただけるエンジニアを引き続き募集しています。ぜひGitHub Copilot(https://copilot.github.com/ )のウェイティングリストにご登録ください。

CI/CDの向上と自動化のためのGitHub Actionsのアップデート
この1年間、GitHub Actionsのアップデートを数多くリリースしました。例えば、環境、GitHub Mobileサポートを使用したデプロイメントに対する必須の承認者、デプロイメント時のブランチ保護、環境シークレット、ワークフローの再実行、ランナー管理エクスペリエンスの向上、GitHub Actionsに対するGitHub CLIのサポートなどです。また、GitHub Marketplaceで公開されている、オープンソースコミュニティやパートナーが提供するGitHub Actionsは10,000件を超えました。こうしたアップデートにより、GitHub Actionsを最良のCI/CDにして、優れた自動化エクスペリエンスを実現できます。詳細は、日本語ブログ(https://github.blog/jp/2021-10-28-universe/ )でご確認ください。

GitHub Actionsに対する最新の機能改善(https://github.blog/changelog/label/actions/ )や、10,000を超えるActionsを参考(https://github.com/marketplace?type=actions )にして、ワークフローの自動化に役立ててください。

新しいコマンドパレットでGitHubのナビゲーションをシンプル化

新しいコマンドパレットのパブリックベータ版では、GitHubをよりシームレスに移動でき、単一のショートカットで始まるコマンド(macOSのcommand k、WindowsとLinuxのcontrol k)の新しいホストを使って、GitHub上の任意の場所からワークフローを最適化できます。同様に、任意の場所から任意のプロジェクト、リポジトリ、Pull Request、またはIssueに迅速に移動し、コマンドを実行できます。 

新しいコマンドパレットを試して、感想をお寄せください(https://github.community/c/command-palette/71 )。

Code ScanningがRubyに対応。さらに、GitHub Enterprise Cloudのアクセス制御を向上
非常に短いスクリプトからモノレポにいたるまで、GitHubではより優れたセキュリティツールを提供できるよう取り組んでいます。安全なコードを簡単に作成してリリースするための追加能を、Universeでリリースします。

Code ScanningがRubyに対応 
Rubyは、オープンソースコミュニティ内で10番目*に人気のある言語です。多くのオープンソースメンテナーや企業がコード内の潜在的な脆弱性を検出できるよう、GitHub Code Scanningを強化し、CodeQLエンジンにRubyのサポート(ベータ版)を追加しました。

GitHubのCodeQLアナリスト(https://codeql.github.com/ )が、コードに含まれるセキュリティ問題と、脆弱な場所に向かうデータフローを特定します。Rubyを使用した安全なサービスとツールの作成をサポートするために、CodeQLのベータ版(https://github.com/github/roadmap/issues/136 )では、SQLインジェクション、正規表現によるサービス妨害(ReDoS)、複数のクロスサイトスクリプティングの攻撃ベクトル、コマンドラインインジェクションなど、最も一般的なセキュリティ問題の多くを特定します。 

Ruby向けのCodeQLは、GitHub.com(https://github.com/ )のCode Scanning機能、CodeQL CLI(https://github.com/github/codeql-cli-binaries/releases )、およびVS Code向けのCodeQL拡張機能(https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=GitHub.vscode-codeql )で、今日からデフォルトで提供されます。 また、GitHub Enterprise Server 3.4にも含まれる予定です。C/C++、C#、Java、JavaScript/TypeScript、Python、Goと並び、RubyがCodeQL言語サポート対象(https://codeql.github.com/docs/codeql-overview/supported-languages-and-frameworks/ )のリストに追加されています。  

コードスキャン機能で新しいRuby分析を使い始めるには、既存のワークフローファイルを更新するだけです。(https://docs.github.com/ja/code-security/code-scanning/automatically-scanning-your-code-for-vulnerabilities-and-errors/configuring-code-scanning#changing-the-languages-that-are-analyzed )または、コードスキャン機能を初めて使う場合は、リポジトリの[Security]タブで分析ワークフロー(https://docs.github.com/ja/code-security/code-scanning/automatically-scanning-your-code-for-vulnerabilities-and-errors/about-code-scanning-with-codeql )を設定してください。 

GitHub Enterprise Cloudのアップデート
GitHub Enterprise Cloudは、企業ユーザー向けの完全なクラウドDevOpsプラットフォームです。GitHubは、今日の環境において企業が直面している、進化する需要に対応できる機能の開発を継続的に取り組んでいます。その取り組みの中で大部分を占めるのが、セキュリティ機能や権限機能のリリースです。  

GitHub Enterprise Cloudに対して最近実施したセキュリティアップデートのうち、2つをご紹介します。
 
GitHub Enterprise Cloud(https://docs.github.com/ja/get-started/onboarding/getting-started-with-github-enterprise-cloud )の詳細をご確認ください。

GitHub Blog
英語
https://github.blog/2021-10-27-everything-new-from-universe-2021/
日本語
https://github.blog/jp/2021-10-28-universe/


GitHubに関する情報は、こちらからもご覧いただけます。
Blog: (英語)  https://github.blog    (日本語)  https://github.blog/jp
Twitter: (英語)  @github( https://twitter.com/github )   
(日本語)  @GitHubJapan( https://twitter.com/githubjapan )

【GitHub について】https://github.co.jp
GitHub(ギットハブ)は世界で7,300万人にのぼる開発者および400万以上の組織に利用されるソフトウェア開発プラットフォームです。プログラミング環境にオープンな会話と協調を重んじるコミュニケーションによって、コラボレーションを促進する開発環境を提供しています。これらの開発を実現するワークフローで必要となるコードレビュー、プロジェクトおよびチームマネージメント、ソーシャルコーディング、ドキュメント管理などに、これまで以上の効率性と透明性をもたらし、より高速かつ品質の高いソフトウェア開発を支援しています。
GitHubは多様なユースケースに適した開発プラットフォームを用意しており、オープンソースジェクトから企業における機密性の高いソフトウェア開発までに対応できます。無料で利用できるパブリックリポジトリは、オープンソースプロジェクトにて多く利用されています。プライベートリポジトリが利用できる有償サービスとして GitHub Enterprise や GitHub One などのプランも提供しています。2008年に米国サンフランシスコで創業したGitHub, Inc.は、初の海外支社として、2015年に日本支社を開設しました。

【製品/サービスに関するお問い合わせ先】
ギットハブ・ジャパン営業およびサポート窓口 
Email: jp-sales@github.com
 
 

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