おうちで『こわい』を楽しもう~“コロナ禍”に負けない!学生企画
「広島こわい映画祭」をオンライン開催,2月4~7日
1 昨年12月開催予定を延期、全国公募57作品から16作品を上映
県立広島大学(広島市南区宇品東1-1-71)の矢澤利弘教授の研究室では,学生たちが企画・運営する「広島こわい映画祭」を,オンラインにより2月4日,5日,6日,7日の夜間4日間に渡って開催します。この映画祭は人間社会の闇に潜む多岐に渡った「こわい」を考える文化を根付かせ,地域を元気にしようとの試みで,今回3回目の開催,ビジネスモデルを学ぶ教育の一環でもあります。
当初は昨年12月に広島市内の映画館で開催予定でしたが,新型コロナウィルスの感染拡大により延期し,オンライン開催に変更しました。より多くの映像作家に上映の機会を提供しようと30分以内の短編作品を全国から募集。57作品が集まり,上映する16作品を学生たちが選びました。この映画祭を登竜門として,多くの新進映像作家が羽ばたいていくことを期待しています。
2 グランプリと審査員特別賞を選出,審査員に光武蔵人監督
オンラインにおける新たな試みとして,米ロサンゼルス在住の映画監督である光武蔵人氏を審査員に迎え,上映作品の中からグランプリと審査員特別賞を選出します。光武氏は日米両国で映画やテレビ番組などの映像制作で活躍しており,脚本も手掛けた「女体銃ガン・ウーマン/GUN WOMAN」(2013)は,ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞を受賞,日本映画監督協会の新人賞にもノミネートされた実績を持っています。ほか出品作の監督たちによるトークショーも盛りこむなど,より充実した内容となりました。鑑賞は1日ごと,4日間通し,どちらも可能です。
3 「『こわい』のその先に・・・」“コロナ禍”で生まれた作品も
キャッチフレーズは「『こわい』のその先に・・・」。公募は昨年の春から夏にかけて行いました。ちょうど“コロナ禍”が深刻化していった時期にも当たります。上映作品の中には,“コロナ禍”により仕事がなくなった若者や,オンライン飲み会に端を発した物語,巣ごもり中の屋内でのみ撮影された作品など,時代を反映したテーマが多く含まれています。
4 スケジュールとチケット販売
日時: 2月4日(木)19時45分~22時
2月6日(土)19時半~22時
2月7日(日)20時~22時
料金: 4日間通し券1800円,1日券500円
販売サイト:http://hirokowa-online.peatix.com
主催: 広島こわい映画祭事務局(矢澤研究室内)
問い合わせ:hirokowa.movie2@gmail.com
HP: http://hirokowa.kill.jp/
■上映時間
映画監督、脚本家、俳優として日米両国で幅広く活躍。米カリフォルニア芸術大学映画学科大学院卒業,映画監督の岡本喜八氏に師事し「モンスターズ」(2004)でデビュー。ホラー映画「マニアック・ドライバー」(2021)の公開を控える。東京都出身。
■「釣りキチ三平の夢」トークショー(6日19時半)
昨年11月に急逝したマンガ家,矢口高雄氏の同名の評伝(世界文化社、画像左下)を出版した本学広報課長,藤澤志穂子氏による解説。元産経新聞記者で、秋田支局長時代から矢口氏の晩年に5年間,密着取材した。横手市増田まんが美術館の原画保存の取り組みなど,秘話多数。