「マイナビ 2022年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」を発表
対面式のインターンシップは交通費と時間の捻出に不満を感じる学生も
《TOPICS》
◆2020年12月に「WEBのみ(対面なし)」のインターンシップに参加したと回答した学生は7割以上。北海道では9割を超える【図5、6】
◆WEB形式のインターンシップは、オンライン化による不便さよりも気軽に参加できる便利さを感じる学生が多い。通信環境などによる不満を感じた学生は1割程度に留まる。
調査概要
2020年12月にインターンシップへ参加した学生に、参加したすべてのインターンシップに関してどのような形式であったか聞いたところ、「WEBのみ(対面なし)」のインターンシップに参加したと回答した学生は全国平均で72.7%だった。特に北海道は全国で唯一9割を超えた。【図5、6】
開催形式別に、参加したインターンシップについて満足した点を聞いたところ、「事業内容・企業情報が理解できた」と回答した学生は、対面形式よりもWEB形式の方が多かった。
WEB開催ならではの満足点を見てみると、「自宅からなど、リラックスできる環境で参加できた」と回答した学生は3割を超え、「移動時間がないので授業やバイトの合間にも参加しやすかった」「遠方の企業のインターンシップにも参加しやすかった」と回答した学生も2割以上に上った。一方、不満点について、通信環境やWEB会議ツールの操作性を挙げる学生はそれぞれ1割程度に留まった。大学等でオンライン授業が実施されていたことにより、オンライン環境が整っており、WEB化による不便さよりもメリットを感じる学生が多いことが分かる。
対面形式のインターンシップに対する満足点は、「企業の社風や雰囲気が理解できたかどうか」において、「理解できた」と回答した学生が57.7%でWEB形式に比べて11.8pt多かった。また、「理解できなかった」と回答した学生は8.3%で、WEB形式に比べて11.7pt少ない。対面開催ならではの不満点を見てみると「企業への訪問にかかる交通費が負担だった」「授業やバイトとの時間調整が難しかった」「コロナウイルス感染の不安があった」という回答が上位3つを占めていることが特徴的であった。対面形式の方が社風や雰囲気の理解が伝わりやすいが、WEB開催という新たなスタイルが導入されたことで、交通費と時間の捻出の負担を不満に感じる学生がいることが分かる。【図7、8、9、10】
【図5】今月インターンシップに参加した学生 参加した開催形式(複数回答)
【図6】「WEBのみ(対面なし)」のインターンシップに参加した学生の割合(地域別)
【図7】WEB開催のインターンシップについて満足した点(上位抜粋)
【図8】WEB開催のインターンシップについて不満だった点(上位抜粋)
【図9】対面開催のインターンシップについて満足した点(上位抜粋)
【図10】対面開催のインターンシップについて不満だった点(上位抜粋)
【調査概要】「マイナビ 2022年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」
○調査期間/2020年12月20日(日)~12月31日(木)
○調査方法/マイナビ2022の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2022年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生 ※調査時点
○有効回答数/3,093名
(文系男子:539名、理系男子:528名、文系女子: 1,381名、理系女子:645名)
※調査結果の詳細は会社HPのニュースリリース(https://www.mynavi.jp/news/)からご確認いただけます
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