柏の葉で新たな診療モデル創出を目指し「(仮称)柏の葉ホテル計画」着工
~がんの「治療」と「研究」を支える病院連携宿泊施設を2022年夏に開業予定~
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信、以下「三井不動産」)と国立研究開発法人国立がん研究センター(所在:東京都中央区、理事長 中釜斉、以下「NCC」)は、このたび(12月16日)、国立がん研究センター東病院(所在:千葉県柏市柏の葉6丁目、病院長 大津敦、以下「NCC東病院」)の敷地内において、「(仮称)柏の葉ホテル計画」の新築工事を着工したことを、お知らせします。本計画は、三井不動産がNCC東病院の土地の一部を賃借し、ホテル(計146室(予定))を建築します。竣工後は、株式会社三井不動産ホテルマネジメント(本社:東京都中央区、代表取締役社長 雀部優、以下「三井不動産ホテルマネジメント」)が運営を行います。開業は、2022年夏を予定しています。
完成予想イメージ ※今後、変更となる場合がございます。
本計画は、つくばエクスプレス線「柏の葉キャンパス駅」からバスで約6分の、NCC東病院の敷地内に位置します。国内有数のがん専門病院であるNCC東病院には、毎年国内外からのべ30万人弱のがん患者さんが来院しています。一定期間の通院が必要になる場合や遠隔地からの入院あるいは通院など、来訪者のニーズに応え利便性を向上させるため、NCC東病院の敷地内に病院と隣接する形で本施設の建築を決定しました。
三井不動産とNCCが共同し、客室や共用エリアの設計をはじめ、がん患者さんやご家族を支える具体的なサービス・機能等について、現在検討を進めています。また、病院との連携による新たな診療モデルの創出を目指し、5GやITなどの通信環境を整備し、遠隔診療やセンシングデバイス等の導入による新たなヘルスケアサービスの開発も検討しています。
※当件に関しては2020年6月22日付で下記リリースを配信しています。
参考リリース:「国立がん研究センターと三井不動産 柏の葉スマートシティにおいて 国立がん研究センター東病院と連携した宿泊施設計画の合意」(URL)
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2020/0622/
本計画の概要
【所在地】千葉県柏市柏の葉6丁目5番2
【敷地面積(一団地面積)】11,914.00m2(3,603.99坪) (内、ホテル部分 3,972.43m2(1,201.66坪))
【構造規模】鉄骨造、地上7階
【延床面積】8,329.89m2(2,519.79坪)
【客室数】146室(予定)
【設計・施工】東急建設株式会社
【開 業】2022年 夏 (予定)
■施設紹介
【左】1階フロントイメージ
【右】客室(スイート・キッチン付き)イメージ
■地鎮祭実施
12月15日(火)に、建設予定地にて地鎮祭を実施しました。三井不動産からは北原副社長執行役員、山下柏の葉街づくり推進部長他が、NCCからは中釜理事長、大津東病院長他が出席しました。
■三井不動産株式会社
(【WEB】柏の葉スマートシティ https://www.kashiwanoha-smartcity.com/)
街づくりを通じて社会課題の解決に挑戦し、新たな価値を創っていく総合デベロッパー。柏の葉スマートシティにおいては、AI/IoTなど新技術の導入によるデータ駆動型のスマート・コンパクトシティの形成を目指しており、国土交通省「Society5.0」の実現に向けたスマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトに選定されました。今後、健康・医療に係る医療機関サービスのスマート化に取り組んでいきます。また、三井不動産グループは、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進することで、日本政府が提唱する「Society5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。
■株式会社三井不動産ホテルマネジメント https://corp.gardenhotels.co.jp/
三井不動産ホテルマネジメントは、現在、アッパーミドルクラスの宿泊主体型ホテルである「三井ガーデンホテルズ」33ホテル(8,774室)、ハイクラスの宿泊主体型ホテルである「ザ セレスティンホテルズ」を3ホテル(504室)、“次世代型”新ホテルブランド『sequence(シークエンス)』を3ホテル(567室)、合計39ホテル・9,845室運営しています。今後も「記憶に残るホテル」「感性豊かなお客様の五感を満たすホテル」という理念・コンセプトのもと、ホスピタリティ溢れるサービスを提供してまいります。
■国立研究開発法人国立がん研究センター東病院 https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/
国立がん研究センター東病院は、1992年に設立され、年間9,000人を 超える新患の方が訪れる国内トップクラスのがん専門病院です。世界最高レベルのがん医療の提供と新しいがん医療の創出をミッションに掲げ、国の「臨床研究中核病院」、「がんゲノム医療中核病院」などに選定されています。併設する先端医療開発センター(NCC-EPOC)とともに、国際的なネットワークを基盤とした研究開発の拠点として、先進的ながん治療薬・医療機器開発やゲノム医療をはじめとした最先端の個別化治療を推進し、多数の実績を上げています。