2019年9月の注目イベント 米中対立の行方と米追加利下げに注目
■米中貿易協議は先行き不透明感が強まっています。8月下旬、中国が750億米ドル相当の米国製品へ5~10%の追加関税を課すと発表した一方で、米国はこれまでの追加関税や今後課す予定の追加関税の税率をさらに5%高めることなどを発表しました。貿易協議の再開など今後の進展が期待されます。
■米国で17-18日に行われる連邦公開市場委員会(FOMC)が注目されます。8月下旬、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はジャクソンホール会議の講演で追加利下げを示唆しており、弊社では米中対立の状況悪化などを受けてFRBが7月に続き9、10、12月に各0.25%の利下げを実施すると予想します。
■欧州では10月末に期限の迫った英国の欧州連合(EU)離脱問題が注目されます。EUとの交渉が進展するのか、ジョンソン英首相に対する内閣不信任案が提出されるのか、など状況は流動的です。イタリアの政治、財政不安も懸念材料です。そのような中、欧州中央銀行(ECB)は9月に利下げを行うと見られます。
■日本は、日米貿易交渉で基本合意し、9月の国連総会時に予定される日米首脳会談で署名する運びとなりました。各国で金融緩和が進む中、9月金融政策決定会合での日銀の次の一手が注目されます。
▼三井住友DSアセットマネジメント マーケットレポートはこちらから
https://www.smd-am.co.jp/market/
重要な注意事項
・当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
・当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
・当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
・当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
・当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
・当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
・当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会