オートグリッド、日本法人を設立 柔軟性エネルギー管理ソリューション導入を検討する公益事業および電力小売業者へサービス提供
東京オフィスから急速に拡大する日本市場の顧客への直接販売およびサポートを提供
カリフォルニア州レッドウッド・シティ発 – エネルギー業界向けの柔軟性管理ソフトウェアのリーダーであるAutoGrid Systems(以下、オートグリッド社)は本日、完全子会社のオートグリッドシステムズジャパン株式会社(以下、オートグリッドジャパン)を設立したと発表しました。オートグリッドジャパンは、国内への直接販売および技術サポートによって、急速に拡大している日本市場の顧客にサービスを提供します。オートグリッド社の最高経営責任者(CEO)であるアミット・ナラヤン(Amit Narayan)は、「オートグリッドは、急速な規制緩和と新たなエネルギー技術の採用を積極的に取り組んでいる日本を、世界で最も重要な戦略地域の1つに位置づけています。日本政府は、2030年までに再生可能エネルギーによる発電の倍増を義務付けています。日本での当社の存在意義は、お客様がデマンドレスポンス(DR)と分散型エネルギー資源(DER)の集約および給電、マーケティングを行うことで、より多くの再生可能エネルギーを統合するAutoGrid Flex®の仮想発電所(VPP)機能によって、エネルギーの有効活用を実現させることにあります」と述べています。
オートグリッドジャパン代表取締役兼アジアパシフィック地域の戦略および成長の責任を担うフレデリック・ピュー(Frederick Pugh)は、国内の電力業界が再生可能エネルギー分野に新技術の導入支援を推進するとともに、人工知能(AI)を活用したDER管理、新しいビジネスモデルの構築に取り組んでいます。英語・日本語のバイリンガルであるピューは、Oracle、Dell EMC、TIBCOなどの多国籍企業におけるリーダーシップ経験を蓄積し、オートグリッドに参画しています。
「日本は世界で最もダイナミックなエネルギー市場の1つです。エネルギー小売業界の競争、規制緩和、再生可能エネルギー、さらに太陽光発電とエネルギー貯蔵の普及が加速していることで、当社の製品が解決できる大きな技術的およびマーケティング上の課題とともに、巨大なチャンスが生まれています」とピューは、述べています。
オートグリッドジャパンの設立は、本年6月の株式会社エナリス(以下、エナリス)との提携発表に続き、オートグリッド社の日本市場への投資をさらに加速させるものです。オートグリッド社のソフトウェアは、日本のエネルギーエージェントサービスおよび電力卸取引事業者であるエナリスが、資産規模で世界最大のストレージVPPの確立を実現するためにサポートを行います。また、 2018年9月には、政府および企業顧客向けにネットワークおよびソフトウェア製品を提供する大手サプライヤのマクニカネットワークス株式会社と提携し、自社のエネルギーインターネットアプリケーションの国内販売を発表しました。これらに先立ち、エネルギー貯蔵およびVPP分野において三菱商事株式会社とのプロジェクトも発表しています。
エナリスの代表取締役社長である小林昌弘氏は、「太陽光と貯蔵のコストが下がり続け新しい容量市場が開かれるにつれ、DERとDRのリソースが日々の業務の重要な要素になりつつあります。AutoGrid Flexは、自社のDERおよびDRリソースとお客様のリソースをリアルタイムで完全に活用できる実績があり、AI主導の包括的な分散型エネルギー管理ソリューションを提供してくれます」と述べています。
オートグリッド社について:
オートグリッド社(AutoGrid Systems, Inc.)は、よりスマートな分散型エネルギーの世界を実現するソフトウェアアプリケーションを構築しています。 当社の提供する一連の柔軟性管理アプリケーションにより、エネルギーサービス供給事業者はネットワーク化された分散型エネルギー源(DER)をリアルタイムかつ大規模に管理することによって、クリーンかつ適正価格で信頼性の高いエネルギーを提供できます。オートグリッド社は5,000メガワット以上のDERと契約し、シュナイダーエレクトリック、CLPホールディングス、CPSエナジー、ナショナルグリッド、ネクストエラエナジー、シェル、トータル、スウェルエナジー、エクセルエナジーなど、世界中の50を超える大手エネルギーサービス供給事業者と提携しています。
詳しくはこちらをご覧ください。https://www.auto-grid.jp/
【お問い合せ先】
オートグリッドシステムズジャパン株式会社 広報代理(旭エージェンシー内)
担当:松本/西田
autogrid@asahi-ag.co.jp
03-5574-7890