ソニー不動産株式会社（以下「ソニー不動産」）は、本年6月1日に社名を変更します。
新社名は、「SREホールディングス株式会社」（以下「SREホールディングス」）となりますためお知らせいたします。※1

■社名変更について

ソニー不動産は、2014年4月に設立以来不動産事業を中心に事業活動を行ってきましたが、2015年にソニー不動産とヤフー株式会社との共同事業「おうちダイレクト」を展開することでITプラットフォーム事業にも進出しました。また「不動産価格推定エンジン」を中心にAI技術を自社の事業活動に積極的に活用してきました。そして昨年2018年からはソニー不動産が培ってきたAI技術の活用先を自社の不動産事業に限定せず、様々な業界の他の事業者に積極的に提供していくことを目的として子会社SRE AI Partners株式会社（以下「SRE AI Partners」）を設立し、AIソリューション事業も本格的に開始しています。

このような背景のもと、設立5周年となるタイミングで、ソニー不動産は創業時からの不動産事業にITプラットフォーム事業およびAIソリューション事業を加えた、三つの事業で構成する新しい成長ステージへと経営の舵を切ることとしました。これにより社名も不動産事業の枠にとどまらない「SREホールディングス」という名称に変更することとしました。

■新本社の移転について

当社は事業の成長・多様化と共に今回社名変更を行いましたが、これに先立ち本社を創業の地である銀座から青山に移動し、新しいコンセプトとデザインに基づく新本社のオフィスを4月25日より開設していますので、併せてお知らせいたします。

新本社住所：　東京都港区北青山三丁目１番２号　

　
新本社のエントランスとワークスペース

■今後の事業について

当社はAIとコンサルティングを組み合わせたAIソリューション事業を推進していますが、ディープラーニング（深層学習）技術※2に基づく高度なAI技術を駆使して、AIaaS型月額課金モデルであるAIソリューションクラウド事業と、データ診断コンサルティングを通じてAIエンジニアが不在の企業においてもAI予測モデルの生成を可能とするAIソリューションコンサルティング事業を提供しています。当社は、今後も子会社「SRE AI Partners」と共に多角的にAIソリューションサービスを提供して、不動産業界にとどまらず、AIを様々な業界の事業と結び付け、その可能性を追求して参ります。

また、個人の不動産所有者が物件を売り出せるサービスとして開始した「おうちダイレクト」において、昨年より不動産仲介業務の川上から川下までのプロセス（査定・媒介・販売・契約）をAIやITによって一気通貫で支援していますが、この法人向けプラットフォームサービスをより多くの企業に対して提供していけるよう、プラットフォームのオープン化を更に進めて参ります。

不動産事業についても、創業時から継続してきた流通事業と新たに手掛けているアセットソリューション事業を着実に発展させて参ります。そして、私たちはソニーグループメンバーとしての信頼性を維持しながら、ソニーグループやヤフーグループのエンジニアリングチーム・企画チームと連携し、AIソリューションサービス及びITプラットフォームサービスも更なる拡大を図り、今後の中長期的な高成長ビジョンを実現して参ります。

※1　当社は「SREホールディングス」という社名に変更しますが、今後も従前通りソニーグループとしてその信頼性を維持し発展していくことを目指しており、「私たちはソニーグループです」というフレーズを、社名やブランドロゴに使用して参ります。

※2　ディープラーニング（深層学習）技術は、機械学習技術（人が持つ学習能力をコンピュータで実現ようとする技術）の一つであり、人間の脳の構造を模した計算モデルを用いる点に特徴があります。