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金沢大学ナノ生命科学研究所(石川県金沢市/以下、NanoLSI)は11月19日、カンバーランドホテル(イギリス・ロンドン)で第2回国際シンポジウム「The 2nd NanoLSI Symposium in London - Towards Establishment of New Research Field: Nanoprobe Life Science -」を開催。イギリスをはじめ、海外の研究者ら53名が参加した。
NanoLSIは、同大が平成29年度文部科学省「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」に採択されたことを受けて設立された研究組織。ナノ計測学、生命科学、超分子化学、数理計算科学の4研究分野の融合によって、生命の基本単位である細胞の表層や内部における「未踏ナノ領域」についてナノレベルで解明し、生命の誕生、疾患、老化などのさまざまな生命現象について根本的に理解し、新学術領域「ナノプローブ生命科学」を創成することを目指している。
第2回国際シンポジウム「The 2nd NanoLSI Symposium in London - Towards Establishment of New Research Field: Nanoprobe Life Science -」は、インペリアル・カレッジ・ロンドンとの連携を強化し、イギリスおよび欧州近郊の世界トップレベルの研究者との新たな協力関係を構築することを目的に開催。世界トップレベル研究拠点(WPI)で初めての海外シンポジウムとなった。
冒頭、NanoLSIの事務部門長補佐である福森義宏金沢大学副学長がNanoLSIの設立経緯や拠点構想および今回のシンポジウムの開催目的を述べ、引き続き福間剛士所長がNanoLSIの研究と研究者受入れプログラムについて紹介した。
シンポジウムでは4つのセッションを設け、NanoLSI研究者のほか、世界的に著名な招待講演者による講演を実施。いずれのセッションでも活発な質疑応答や意見交換があり、新たな知見と刺激を受ける貴重な時間となった。
また、会場ではNanoLSI研究者の研究内容や研究成果を発表するポスターを展示。参加者はティーブレイクやランチブレイクを利用して見て回り、各研究者の研究内容について理解を深めていた。
今回のシンポジウムを通して、NanoLSIの4研究分野の強みを紹介するとともに、イギリスの研究者達との交流を深めることができ、有機的な共同研究につながる大変有意義な機会となった。
●金沢大学ナノ生命科学研究所(NanoLSI)
http://nanolsi.kanazawa-u.ac.jp/
(参考:金沢大学公式サイト内関連ページ)
・金沢大学ナノ生命科学研究所第2回国際シンポジウム「The 2nd NanoLSI Symposium in London - Towards Establishment of New Research Field: Nanoprobe Life Science -」を開催
https://www.kanazawa-u.ac.jp/rd/62693
(関連記事)
・金沢大学ナノ生命科学研究所が第1回国際シンポジウムを開催(2018.03.09)
https://www.u-presscenter.jp/2018/03/post-38975.html
・金沢大学が文部科学省「世界トップレベル研究拠点プログラム」に採択 --「ナノ生命科学研究所」を新設(2017.10.03)
https://www.u-presscenter.jp/2017/10/post-38088.html
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