酪農学園大学が全国で初めて、キッチンカーで「乳和食」を調理する授業を実施 -- 北海道乳業協会とホシザキ北海道株式会社が協力

酪農学園大学

酪農学園大学(北海道江別市)食と健康学類は7月12日、キッチンカーで「乳和食」を調理する授業を実施した。これは「フードコーディネート論(宮崎早花講師)」の授業内で行われたもので、4年生75名が受講。一般社団法人北海道乳業協会(札幌市中央区)と、業務用厨房機器販売のホシザキ北海道株式会社(札幌市白石区)の協力を得て実現した。なお、キッチンカーを使って乳和食を調理する取り組みは全国初。学生にとっては、キッチンカーを利用した調理実例を学ぶまたとない機会となった。  「乳和食」とは、和食に牛乳やヨーグルトなどの乳製品を使用することで、日本人に不足しがちなカルシウムを補うとともに、乳製品の旨味を活かした減塩効果が期待できる調理法。  一般社団法人北海道乳業協会は郷土料理の乳和食レシピの開発やセミナーなどを通し、乳和食の普及活動をおこなっている。また、宮崎早花講師(食物利用学研究室)も学内セミナーなどで乳和食の普及活動を行っていることから、このたびホシザキ北海道株式会社のキッチンカーを使った授業を企画した。  キッチンカーは、同社のスチームコンベクションオーブン(スチコン)「クックエブリオ」が搭載されているものを使用。スチコンとは、熱風とスチームを使うことで「焼く」「蒸す」「煮る」「炊く」「炒める」ができる多機能調理器で、クックエブリオが搭載されたキッチンカーは全国に9台しかない。  授業では、酪農学園大学の健土健民牛乳を使った「乳清ごはん」「さばのミルクみそ煮」「ミルク卯の花」「南瓜のミルクそぼろ煮」の4種類のメニューを調理した。北海道乳業協会の乳和食推進活動リーダーで管理栄養士の登坂ゆい氏がガスコンロを使った家庭での調理法を実演し、同じメニューを、ホシザキ北海道の松田紫氏がキッチンカーに搭載されているスチコンで調理した。   学生たちはそれを実際に見て試食することで、乳和食への理解を深めると共に、調理の見せ方や移動式での食の提供を6次産業にどのように繋げていくかなど、「食企画の実践」について学んだ。  受講した学生たちからは「乳和食は食べやすく、思ったより乳製品の味がしないと感じた」「デモンストレーションが見ていて楽しかった」「スチコンは、簡単な調理法で手早くいろいろな種類の料理ができることに驚いた」などの感想があった。  授業を担当した宮崎早花講師は、「スチコンを利用した調理実演を学ぶ良い機会になったと思います。乳和食の普及活動は行っておりますが、キッチンカーを活用したスタイルは初めての試みです。本学の学生には全員『乳和食』を知ってもらい、周囲の方にどんどん広めてほしいです」と話した。 ●一般社団法人北海道乳業協会  http://h-nyukyou.jp/ ●ホシザキ北海道株式会社  http://www.hoshizaki.co.jp/h01/ ▼本件に関する問い合わせ先 酪農学園大学入試広報センター広報課 TEL:011-388-4158 メール:koho@rakuno.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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